オメガ(OMEGA)スピードマスターの歴史やその魅力

2016/10/29

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オメガの時計の中でも、主流モデルの一つである「スピードマスター」は、世界中の時計愛好家に認められている人気の高いモデルです。
そこで今回は、オメガのスピードマスターの歴史を辿りつつ、その魅力について迫ってみたいと思います。

シーマスターを改良して誕生

スピードマスターが誕生したのは1957年、当初はオメガの潜水時計の1つ「シーマスター・クロノグラフ」を改良し、ドライビング用の時計として誕生したと言われています。
そして1960年代に入ると、宇宙飛行士用の時計を探していたNASAが宇宙環境の中で耐えうるかどうかの試験を行います。
高圧や真空、無重力状態、またマイナス18℃から93℃までと幅広い温度変化、さらにこういった中での衝撃に耐えられるものかどうかなど、宇宙空間を想定して繰り返し行われた試験の結果、10種以上集められたクロノグラフのうち、オメガのスピードマスターのみが試験をクリアしました。
ここからスピードマスターと宇宙との関わりがスタートします。

宇宙での活躍は続く

厳しい試験をクリアし、その実力が認められたスピードマスターは、1965年からNASAの宇宙飛行士用の公式装備品として採用されます。
1969年には、アポロ11号のクルーたちがスピードマスターを着用して地球を出発し、月面着陸に成功します。

翌1970年には、月へ向かうアポロ13号で酸素タンクが爆発する事故が起き、大気圏へ突入するため、14秒間逆噴射をしなければならなくなりました。
1秒も間違えられないという厳しい状況でしたが、正確に時間を測れるスピードマスターのおかげで無事にミッションをクリアし、クルーも地球へ生還することができました。
映画にもなったこのエピソードから、スピードマスターは別名「ムーンウォッチ」と呼ばれています。
その後スピードマスターは、ロシアの宇宙局でも宇宙飛行機の装備品として採用され、現在でも宇宙空間で働く人々を支えるアイテムとなっています。

タフさだけが魅力じゃない

スピードマスターの魅力といえば「タフさ」だと思う方が多いかもしれません。
もちろんそれも大きな魅力の一つですが、モノトーンがベースの力強いデザインのモデルから、シンプルで美しいスタイリッシュなモデルまで、さまざまなタイプが揃っていることも魅力だと言えます。
現在では、サイズが小さめの「Reduced」や、ホワイトゴールドのケースが美しい光沢を放つ「ムーンフェイス」など多用なモデルがあり、一般の人々にも広く愛される時計となっています。

宇宙で活躍するだけでなく、多くの人々に愛用されているオメガのスピードマスターを、一度は持ってみたいと思う方も多いのではないでしょうか。
過去にはF1ドライバーの記念限定モデル「レジェンド」など、レアなモデルが発売されており、そういったモデルが欲しいと思う方もいるかもしれません。
限定モデルを手に入れるのは容易ではありませんが、中古市場なら手に入る可能性もあります。
ぜひ中古市場をチェックしてみてください。

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