オメガ デヴィルの歴史やその魅力

2016/11/12

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オメガの中でもひと際エレガントな雰囲気を放っている「デヴィル」。
発売から50年以上、世界中で愛されるオメガのアイテムの一つですが、シーマスターやスピードマスターと比べるとあまり多くのエピソードが語られていない、少し謎めいた面を持つアイテムでもあります。
そこで、このデヴィルが、これまでどのような歴史がある時計なのかを探りつつ、その魅力に迫りたいと思います。

シーマスターのモデルとしてデビュー

デヴィルは1960年にデビュー。発表当初はシーマスターの中の一つのモデルとして誕生しましたので、名前も「シーマスター デヴィル」でした。
しかし、この最初のモデルには、文字盤にも「シーマスター」としか刻まれていないほど、デヴィルという名は陰に隠れた存在のようになっています。
この頃には、後に一つのラインとして独立するという片鱗も見られなかったようです。

デヴィルとして独立ラインへ

それから数年のうちに、文字盤には「シーマスター デヴィル」と刻まれるようになります。
これは一説によると、アメリカの代理店からの要望だったと言われています。
そして発売から7年後である1967年には、シーマスターから完全に独立。シーマスターよりもよりシンプルでエレガントなデザインをコンセプトとして、「デヴィル」というラインが誕生します。

その後も、ローマ数字を文字盤に配置した1992年登場の「クラシック」や、歯先の摩擦を最小限に抑えることで、オーバーホールのサイクルが5年以上となった1999年登場の「コーアクシャル」など、技術的に進化させながらもそのデザイン性は継承されています。
そしてデヴィルは、世界ではもちろん日本でも、愛好者が多くいるオメガのラインの一つとなっています。

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都会に似合う時計

デヴィルは、潜水時計であるシーマスターにモノコック構造を採用することで、それまでのラインとは違って、薄型でスマートなモデルを誕生させました。
フランス語で都会や街を意味する「デヴィル(de ville)」という名が付けられたのは、もしかしたら街中により似合うようなデザインのモデルということを、表現したのかもしれません。
それを象徴してかこれまでのモデルには、裏蓋に都会の景色のようなレリーフが施されているモデルもあります。

デヴィルの魅力とは

それでは、こういった歴史などを見た上で、デヴィルの魅力を改めて考えてみたいと思います。
デヴィルの魅力は何といってもやはりそのデザイン性。時代ごとに機能性は進化し、時折個性的なデザインのものが登場する場合もありますが、ベーシックなシンプルさとエレガントな雰囲気は基本的に共通しています。
また、身に着けた人をより洗練された雰囲気に、そして素敵に演出してくれるデヴィルは、フォーマルな場で活用できるのも魅力です。

オメガのデヴィルは、普遍的に使えるデザインということもあってか、中古市場でも非常に人気の高い時計です。
高値で取引される場合もあるようですから、家で眠っているものがあれば、買取してもらうのもおすすめです。
ただし、それはいい状態を保っていてのこと。いざという時にできるだけいい価格で買い取ってもらえるよう、家で眠っているものも、日頃使っているものも、お手入れだけは欠かさないようにしてください。

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