タグホイヤー(TAG heuer)の歴史について

2018/06/30

タグホイヤー時計画像
高級時計の中では比較的リーズナブルな価格であり、個性の光るデザインから
高級時計初心者へのお勧めとしてタグホイヤーが紹介されております。
現在、タグホイヤーのCEOであるジャンクロード・ビバーも「それ(初心者向けとして購入されること)がウチの強みでもある」と話しています。
今回はそんなタグホイヤーの歴史についてお伝えしていきます。

時計とスポーツレースをこよなく愛した一族

 1860年に創業と実に100年以上もの歴史を持つタグホイヤー。創業者はエドワード・ホイヤー。まだ若干二十歳の青年が会社を立ち上げ、現在でも高級時計ブランドとして残っているのは誰よりも時計とスポーツに深く愛情を注いできた結果なのではないでしょうか。
 そのまず第一歩は1882年にクロノグラフの特許を取得し、クロノグラフが導入された懐中時計でした。そして1916年、世界初となる1/100秒の計測が実現されたマイクログラフが発表されました。これをきっかけにタグホイヤーは1920年~1928年のオリンピック公式時計として担当することになり世間から大きく注目されることになりました。
タグホイヤー時計画像

4代目、ジャック・ホイヤー

 創業者であるエドワード・ホイヤーと同じくスポーツレースに熱狂的だったのが4代目の
ジャック・ホイヤーであり、不動の人気作「カレラ」「モナコ」の生みの親であります。
1950年から1954年にかけて行われた自動車レース「カレラ・パンアメリカーナ・メキシコ」がカレラの原点であり、ジャック・ホイヤーがカレラ製作に取り掛かったきっかけでありました。このレースに感銘を受けた彼は、その深い想いを形にし1964年に発表されたカレラはトップレーサーたちの心を掴み大ヒット作となりました。
 その僅か数年後となる1969年にはこれまた世界初となる”角型防水時計自動巻きクロノグラフ”「モナコ」が誕生。こちらは映画「栄光のル・マン」に主演のスティーブ・マックィーンが身につけたことで人々の憧れとなり現在まで続く人気モデルとなりました。
タグホイヤー時計画像

タグホイヤーがスパイ組織と締結!?

 皆さんは映画「キングスマン ゴールデンサークル」をご存知でしょうか。今年、2018年1月に日本で公開されたイギリスのアクション映画なのですが
実は出演する役者さん方がタグホイヤーの時計を身につけています。主役のエグジーの左手首にはスマートウォッチ「コネクテッドウォッチ・モジュラー45 キングスマン限定モデル」が巻かれており、イギリススパイ映画には欠かせない”英国紳士”の魅力を引き立てます。お好みに合わせて文字盤の変更が可能であり、キングスマン限定モデルでは10時10分になりますとキングスマンのロゴマークが浮かび上がります。バックルとケース裏にもしっかりとロゴマークが刻印、そして気品溢れるブラウンのレザーベルト。現在、中古市場でも滅多に見られない限定モデル。一度は手に取ってみたいものであります。
 その他にも、主人公の属するキングスマンと同盟関係にある”ステイツマン”の一員テキーラの腕には「モナコ キャリバー11 CAW211P.FC6356」、同じくステイツマンの一員ジンジャーは「モナコ キングスマン限定 WAW131C.FC6419」を身につけており、映画の大ヒットと共にタグホイヤーの今後に渡る大きな繁栄に繋がったのではないでしょうか。
タグホイヤーワインディングマシーン画像

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