タグ・ホイヤー(TAG Heuer) 人気モデル”カレラ”の魅力とは
2018/06/30高級時計のエントリーブランドとして有名なタグ・ホイヤー(TAG Heuer)ですが、
その中でも特に人気モデルはカレラといっても過言ではないでしょう。
1963年頃に誕生したカレラですが、ここまでの人気が出たのは比較的に最近の事だったりするのです。
今回は人気モデルのカレラの魅力についてお話していきます。
人気モデル”カレラ”の歴史
タグ・ホイヤー(TAG Heuer)は、1960年の設立当初から「クロノグラフ機構」に力を入れていたブランドです。
今日の「クロノグラフ機構」にも用いられている振動ピニオンはタグ・ホイヤー(TAG Heuer)を一躍有名ブランドにしました。
その技術力をもとに、伝説のカーレース「ラ・カレラ・パンアメリカーナ・メキシコ」にインスピレーションを受けて製造されたクロノグラフ搭載腕時計が”カレラ”です。
その後も1980年頃までさまざまなカレラが作られましたが、これ以降はタグ・ホイヤー(TAG Heuer)は「フォーミュラ1」や「アクアレーサー」に力を入れていた為にカレラはやや陰りをみせます。
しかし1990年代にレトロブームが起こります。
そこでタグ・ホイヤー(TAG Heuer)は1996年に初代モデルのデザインを受け継いだカレラを復刻し、カレラが再注目されるようになります。
2004年には「カレラ クロノグラフ タキメーター」が発表されます。
こちらはスタイリッシュなデザインと広告モデルに人気絶頂だったブラットピットを採用し、認知度とイメージを大きく向上させることによって更なる人気の確保に至りました。
現在もその人気を維持しつつ新たな挑戦を続けています。
”カレラ”の魅力
タグ・ホイヤー(TAG Heuer)は高級時計のエントリーブランドとして有名ですが、カレラはその中でも筆頭モデルといっても過言ではありません。
高級時計のエントリーブランドと言えば「ロレックス(ROLEX)」「オメガ(OMEGA)」あたりが一般的な知名度が高く有名ですが、近年タグ・ホイヤー(TAG Heuer)も台頭してきました。
今まではロレックス(ROLEX)は予算オーバーという方はオメガ(OMEGA)を選ぶ傾向にありました。その中でクロノグラフが好きな方はスピードマスターの一択でしたが、2004年に販売された「カレラ クロノグラフ タキメーター」の登場で選択肢が増える事になります。
スピードマスターと同じくスポーティながらも高級感のあるデザインながらも、購入価格が数万円安いことが魅力的で高級時計のエントリーモデルとしての確固たる地位を築きました。
カレラとタグ・ホイヤー(TAG Heuer)の今後
カレラは生誕55周年を迎える今年のバーゼルワールドで新しく5種類のモデルを発表しました。
この5種類はこれまでのカレラとこれからのカレラを象徴しているかもしれませんね。
これからもタグ・ホイヤー(TAG Heuer)はカレラ等の定番人気モデルの発展を続けていくのはもちろん、新たな挑戦をしていくことになります。
それはスマートウォッチ分野への参入です。
2015年にタグ・ホイヤー(TAG Heuer)初のスマートウォッチを発表してから毎年新作を発表しており、今年も「コネクティッドモジューラー41」を発表しました。
年々サイズが小さくなっており、技術の進歩が見られます。
今後はスマートウォッチ分野にも力を入れていき、既存のモデルも更なる発展を迎えていくであろうタグ・ホイヤー(TAG Heuer)から目が離せませんね。