ブライトリング(BREITLING)の歴史

2018/07/29

パイロットウォッチの名門、ブライトリング。ブランドのロゴ、裏蓋に翼のマークが入っているのは皆さんも見たことがあるのではないでしょうか。F1ドライバーから演奏者など幅広い層から人気のブランド ブライトリングの歴史に迫ります。
ブライトリング時計画像

クロノグラフに心打たれた青年

 時はさかのぼり、1884年スイスはサンティミエ。ここに一人の青年が工房を開きました。彼の名はレオン・ブライトリング。当時の彼はクロノグラフの機能性に強い関心を抱きストップウォッチの制作に取り掛かっていました。実は初めから時計制作をしていたわけではなかったのですね。この1884年には彼の子供も生まれていました。息子の名はガストン・ブライトリング。後の2代目となる人物です。後にクロノグラフの制作と平行線で時計制作を始めていきますが、1914年の8月4日。創業者であるレオン・ブライトリングはこの世を去ってしまいます。
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世界初のクロノグラフ搭載の腕時計

 後を継いだ2代目のガストン・ブライトリングは従来のクロノグラフを改良し進化を遂げていきます。そして1915年、リューズのみだったクロノグラフ(当時はリューズを押すことでストップウォッチのスタートとストップの役割を果たしていた)に2時方向へと新たにボタンを取り入れた「世界初のクロノグラフ搭載の腕時計」1stモデルが誕生しました。
 1932年になると、ガストンの息子であるウィリー・ブライトリングが3代目を引継ぎます。その2年後、現在のデザインとなる4時方向にリセットボタンを加えた(2時方向と合わせて2プッシャーと呼ばれます)新たなクロノグラフ搭載の腕時計が登場しました。1stモデルに続き世界から注目を集める中最も興味を示していたのが、空を舞台に活躍するパイロットたちでした。
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パイロットたちの強い味方

 2プッシャーのクロノグラフを機に、その確かな技術力を感じた航空関係者たちはブライトリング(BREITLING)と関係を結んでいきます。パイロットを考慮し蛍光塗料が塗布し視認性を上げたダイヤルや航空機器に特化した部門を設立し事業を拡大していきます。ウィリー・ブライトリングのパイロットたちへの姿勢に航空事業からはコックピット搭載用計器の第一人者として高く評価されました。
 こうしてパイロットウォッチ制作への舞台が整い1942年に完成されたのが今ではブライトリング(BREITLING)のアイコンとも呼ばれる「クロノマット」でした。クロノグラフに続き、世界初となる回転計算尺を搭載されたクロノマットは“航空モデル”という腕時計の新たなジャンルを確立しました。
 その後は、ナビタイマーの発表や宇宙への挑戦として「ナビタイマー・コスモノート」、1970年代ではクォーツショックにより工場閉鎖など危機的状況もありましたが、1999年には全モデルのクロノメーター化の宣言など、今日までそしてこれからもブライトリングの歩みは止まりません。今年2018年には、東京・大阪において「スタジオ・ブライトリングウォッチ・アカデミー for クラブ・ブライトリング・メンバーズ・キッズ」が開催。未来ある子供たちへ技術力を提供する姿は、かつてパイロットたちを想い時計制作を手掛けたウィリー・ブライトリングと重なります。
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