ヴィトンのお手入れ方法
2016/02/01
ヴィトン製品を長く愛用するためには、日頃からきちんとしたお手入れをすることが大切です。
ここでは、ヴィトンのモノグラムを中心に、「長く使うためのお手入れ方法」や「保管方法」「扱う際の注意点」などをご紹介しましょう。
モノグラム・ダミエのお手入れ方法
モノグラムやダミエは、キャンバス素材を特殊加工した「トアル地」を使用しています。
トアル地は耐久性や防水性に優れ、傷が付きにくい素材ですから、購入後に防水スプレーをかけておけば、汚してしまった場合でも柔らかい布で拭き取るだけでOKです。
使用後は、付属のフエルトポーチに入れて、直射日光が当たらない風通しの良い場所に保管しましょう。
耐久性や防水性があるから、丸洗いもできるのでは?
と思う方もいるかもしれませんが、それはNG。
モノグラムラインは、一部にヌメ革を使用したアイテムが多いため、この部分が水に濡れるとシミの原因になってしまいます。
ダミエにもヌメ革やエボニー・レザーという染色された革が使われていますので、水洗いなどのお手入れはやめましょう。
お手入れのことも考えると雨の日には使用しないことが一番ですが、出先で突然雨に降られることもあると思います。
もし雨に当たってしまったら、なるべく早く乾拭きして陰干しするようにしましょう。
また、ダミエのエボニー・レザーは、使用していくうちに表面の光沢が無くなってきますので、専用のクリームをやわらかい布につけて、ムラの無いように薄く塗ってお手入れをすることをおすすめします。
マルチカラー・エピ・タイガのお手入れ方法
モノグラムなどと同じ素材に、特殊なシルクスクリーン・プリントを施したマルチカラーや、染色して型押しをした牛革のエピ、やわらかく上質な牛革を型押ししたタイガなどがあります。
この3つのラインの素材はそれぞれ違いますが、いずれも摩擦や水濡れ、汗などにより色落ちやシミになる可能性があります。
洋服に色が移ることもあるので、雨の日などは特に注意してください。
水に濡れた場合のお手入れは、やわらかい布で水分を十分に取ってから陰干し。
また、ほかの皮革製品と密着させて保管すると、色移りすることがありますので、保管方法にも注意しましょう。
エピやタイガの表面の光沢が無くなった場合は、専用のクリームをやわらかい布に付けてムラなく薄く塗ってお手入れをしてください。
ヴェルニのお手入れ方法
ヴェルニには、エナメル加工された牛革が使われています。
爪やアクセサリーを引っかけると、光沢が損なわれたり、傷ついたりしますので、ざらざらとしたものに触れないように気をつけましょう。
また摩擦や水濡れ、汗などによって色落ちの可能性がありますので注意が必要です。
基本的には、マルチカラーと同様のお手入れや保管方法で問題はありませんが、クリームや防水スプレーは使用しない方がベター。
雨の日は持って出かけないことをおすすめします。
ヴィトンのアイテムを長持ちさせるためには、日頃のお手入れが大切です。
同じラインのアイテムであっても、使われている素材が異なる場合がありますので、使用されている素材をよく確認した上でお手入れをするようにしましょう。