プラチナの種類-具体的な違いとは
最終更新日:2025/06/24


大嶋 雄介
2010年にゴールドプラザに入社し、千葉店の店長として3年間で月間売上の最高記録を達成。鑑定士としてのキャリアをしっかりと積み上げました。その後、集客の戦略構想やSNSを活用したPR活動をしながら、リサイクル業界への深い理解と経験を積みました。現在は貴金属の換金業務に従事し、金融相場や市場動向の分析を通して緻密な専門知識を深化させています。BSテレ東「なないろ日和」などに出演。
◾️ 目次
プラチナにも種類がある?違いを正しく理解しよう
プラチナは一見同じように見えても、実は純度や配合される金属によってさまざまな種類が存在します。価格や特性も異なるため、「なんとなく」で選ぶと後悔することも。
本記事では、主なプラチナの種類とその違い、さらに購入時に知っておきたいポイントを詳しくご紹介します。ジュエリー購入や投資を検討している方はぜひ参考にしてください。
プラチナの種類一覧と特徴
Pt999(旧Pt1000)
- 純度99.9%以上の高純度プラチナ。
- かつては「Pt1000」と表記されていましたが、2012年以降は造幣局の基準により「Pt999」が正式名称となりました。
- 加工には不向きですが、金属アレルギーを起こしにくいとされています。
Pt950
- 純度95%のプラチナ。
- 残りの5%には主にパラジウムが使用され、「パラ割」と呼ばれています。
- 加工性と耐久性のバランスに優れており、高級ジュエリーにも多く採用される規格です。
Pt900
- 純度90%で、日本国内のプラチナ製品に最もよく使われています。
- 指輪やネックレス、タイピンなど幅広い製品に適した硬さと耐久性があります。
- アクセサリーとして人気の高い標準的な純度です。
Pt850
- 純度85%で、ジュエリー業界ではプラチナと認められる最低純度です。
- ISO(国際標準化機構)や日本ジュエリー協会の基準を満たしています。
Pt750 ~ Pt505(その他の低純度プラチナ)
種類 | 純度 | 備考 |
---|---|---|
Pt750 | 75% | K18(金18金)と同じ比率 |
Pt650 | 65% | 主に立て爪などのパーツに使用される |
Pt585 | 58.5% | K14(金14金)と同じ比率 |
Pt505 | 50.5% | K12(金12金)と同じ比率 |
これらの低純度のプラチナは一般的なジュエリーではあまり使用されませんが、価格を抑えたい場合や補強パーツ用に選ばれることもあります。
プラチナに種類がある理由
柔らかすぎる純プラチナ
プラチナは非常に柔らかく、純度が高いほど加工が難しくなります。そのため、他の金属(割り金)を混ぜることで硬度を高め、ジュエリーとしての実用性を向上させています。
アレルギーが気になる人は高純度がおすすめ
一方で、純度が高いプラチナは金属アレルギーを起こしにくいという特徴も。アレルギー体質の方には、Pt950やPt999など高純度のプラチナを使ったシンプルなデザインのジュエリーがおすすめです。
プラチナインゴットを購入する際の注意点
投資目的でプラチナを購入する場合は、インゴット(延べ棒)の形で手に入れるのが一般的です。金と同様に、インゴットにはブランド刻印があり、保証書の代わりとなります。
信頼できるブランドを選ぶ
プラチナのインゴットは高価なため、偽物も流通しやすいのが現実。そのため、信頼できるブランドや正規販売店から購入することが何よりも重要です。価格の安さだけで判断せず、「刻印」「品位」「実績」の3点を確認しましょう。
プラチナ選びで失敗しないために
プラチナの純度や種類を理解しておくことで、アクセサリー購入時や投資判断に自信を持てます。特にジュエリーとして使う場合、見た目の美しさと実用性のバランスを考えた純度選びが重要です。
迷ったときは、国内で多く使われているPt900を基準に、高純度を求めるならPt950・Pt999、価格重視ならPt850以下も検討するとよいでしょう。
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