プラチナの種類-具体的な違いとは
2015/07/21
プラチナにはいくつかの種類があり、価格や特徴が異なりますが、その具体的な違いについて知っている人はあまり多くないようです。
そこで、今回はプラチナの種類についてご紹介します。プラチナを購入する際にぜひお役立てください。
こんなにあります!プラチナの種類
プラチナは純度によって様々な種類に分類されます。
Pt999
純度99.99%の最も純度の高いプラチナです。以前はPt1000と書かれていましたが、造幣局が2012年からPt999に変更したため、現在100%のプラチナは存在しません。
Pt950
純度95%のプラチナです。残り5%にはパラジウムなどが含まれることが多く、パラ割と呼ばれています。ほかにも、テニウム、イリジウムを混ぜる場合もあります。
Pt900
純度90%のプラチナです。国内のプラチナ製品(指輪、ネックレス、カフス、タイピンなど)は、このPt 900が使用されることが多いようです。
Pt850
純度85%のプラチナです。ISO国際標準化機構、社団法人日本ジュエリー協会が、プラチナ製品として認める最低ラインはPt850です。
Pt750
純度75%のプラチナです。
18金(K18)と同じ比率です。
Pt650
純度65%のプラチナです。
Pt650以下は立て爪などのパーツで使われているのがわずかに見られる程度です。
Pt585
純度58.5%のプラチナです。
14金(K14)と同じ比率です。
Pt505
純度50.5%のプラチナです。
12金(K12)と同じ比率です。
Ptの種類が存在する理由
プラチナに複数の種類が存在する理由は、その柔らかさにあります。
純度の高いプラチナは、宝飾品として利用するには柔らかすぎて、加工しづらいため、加工しやすく、傷がつきにくいように割り金を使用し硬度を高めています。
純度が高い方が高価ではありますが、細かな加工を行うためには、ある程度の硬度が必要なのです。
しかし、純度が高いほうプラチナはアレルギーが起こりにくいと言われているため、金属アレルギーが気になる方は、シンプルなデザインになりますが、純度の高いものを選ぶと良いでしょう。
プラチナインゴットの選び方
プラチナを投資用として購入する場合には、金と同じくインゴット(延べ棒)として売買することが一般的です。
プラチナのインゴットの表面には、ブランドが刻印されています。
保証書などが無い分、どれだけ信頼性のあるブランドからインゴットを購入したかが重要になります。
高価なものは偽物が出回りやすいので、価格だけを重視するのではなく、ブランドの品位や刻印、信頼できる販売店かどうかをしっかりと確認してから購入するようにしましょう。
アクセサリーを購入する際には、プラチナの純度やその種類を知ることは重要ですので、ぜひ覚えておきましょう。