レアメタルは買い取ってもらえる?
2016/02/01
レアメタルという言葉はしばしば取り上げられていますが、実際それがどのようなものなのか、価格や買取事情がどうなっているのか、ご存じないという方もいるのではないでしょうか。
また、国際問題が関係しているから難しそう……と思う方も多いかもしれません。
しかし、レアメタルはドル箱と言われることもあるものですので、投資や貴金属の買取に興味のある方はぜひチェックしておきましょう。
ここでは、レアメタルの買取や回収などについてご紹介していきます。
レアメタルとは?
レアメタルは名前の通り、希少価値の金属のことを指します。
主に携帯電話や家電製品に使われており、そのリサイクル方法や価値などが話題になっています。
日本国内では「量が少なく、取り出して利用するまでに莫大な手間と費用がかかる金属」などをレアメタルとしています。
単に埋蔵量の問題だけでなく、処理に時間がかかる金属や流通量が少ないものもレアメタルに含まれると考えられています。
具体的には、経済産業省がコバルトやチタン、白金、希土類などの30種類以上をレアメタルと指定しています。
ちなみに希土類とは、レアアースと言われる17種類の元素です。
これはあくまでも日本国内でのレアメタルなので、他国とは種類や数が異なることを覚えておきましょう。
レアメタルの買取事情は?
投資商品として、大きな注目を集めているレアメタル。
ただ、メイン産出国でもある中国経済の影響を大きく受けることもあって、価格が安定した商品とはいえません。
また、日中関係の影響を大きく受けることもあり、輸入に頼る日本としては供給量のめどがたちにくいという不安要素を抱えていますが、その分、買取価格が急に跳ね上がることもあります。
地金だけではなく、使わなくなった携帯電話、スマートフォン、パソコンの基盤などもレアメタルとして買取をしているところもあります。
レアメタルの回収はどういう仕組み?
供給量が安定しないことから、レアメタルの回収、リサイクルが注目されています。
「都市鉱山」という言葉が生まれるほど、日本国内で廃棄される電気製品などには大量のレアメタルが含まれていると言われています。
ただ、それを回収してリサイクルするには手間がかかりますし、抽出量が安定しなければ採算がとれる事業としては成立しません。
そのため当初はあまり動きのない分野だと思われていましたが、近年では企業の研究が進み、リサイクル技術が開発されていることから、レアメタルの回収も注目を集める経済分野になってきたと言えるでしょう。
レアメタルは種類によって買取事情や価格が大きく異なりますので、株や外貨と同じく、どのレアメタルを選ぶかが利益を生む分かれ道になると言えるでしょう。
買取相場は常に上下しているので随時チェックし、産業やエネルギーに関する経済関連のニュースについてもアンテナを高くしておくことが大切です。
投資のチャンスを逃さないよう、万全に備えたいものです。
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