金の買取で鑑定士がチェックしているポイント
2015/09/19
買い取ってもらおうと思っている金製品がある場合、気になるのは買取業者の鑑定士がどのような鑑定方法で、どういった点をチェックしているのかということです。
これは少しでも高く買い取ってもらうために、ぜひ覚えておきたいもの。
そこで今回は、鑑定士が金を買取る際にはどういった手順で、そしてどういった点をよりチェックしているのか、そのポイントついて紹介しましょう。
まずは刻印の有無を確認
金の買取をするときに鑑定士は、当たり前ですがまずはその金が本物かどうかということを確認します。
本物かどうかを確認するために、まずは刻印があるかどうかをチェックします。
ブランドのマークや純度、製造場号などの刻印があれば本物の金という証しです。
刻印があるか無いかというのは、その金製品を本物の金として買取をして良いのかどうか見極めるためのチェックポイントと言えるでしょう。
次に金の「純度」や「重量」を確認
刻印を確認したら、次は純度のチェックです。
まずは刻印の内容から確認します。
金地金であれば、純金であれば999.9など金の含有量が刻印されており、アクセサリーであれば18金ならK18といった刻印があります。
当然純度がより高い金の方が買い取り価格も高くなります。
刻印の無いものは純度が見た目では分かりませんが、比重計や薬品などで、その金製品にはどのぐらい金が含まれているのか確認し、買い取りをしてくれる場合もあります。
純度を確認したら、金製品の重量を正確に量ります。
そして相場価格などから1グラムあたり何円という金の買い取り価格が、取業者それぞれで決められているので、純度や重量を確認した後、基本的な買い取り価格を算出します。
つまり、具体的な買取価格を決めるためには、この「純度」と「重量」が重要になるというわけです。
プラスαの要素もチェック
買い取り価格は基本的に純度や重量で決まるものですが、より高値が付けられるものがあります。
例えばブランド物のアクセサリーなど貴金属の場合には、金という素材とは別の付加価値がある場合もあるため、こういった点もチェックすることがあります。
また貴金属でほかの宝石と組み合わせてあるデザインの場合は、それもプラスした形での買い取り価格となるため、どういったものと組み合わせられているのかについてもチェックします。
金についた傷や汚れは基本的にチェックしません
金というのは宝石などとは違い、傷が付いていても素材としての価値に変わりはありません。
金の買い取り後は、基本的に溶解して再利用していますので、汚れていたり、傷があったり、イニシャルが掘られていたとしても、鑑定士は特にチェックはしません。
ただし、人気のあるブランド物の貴金属など、そのまま販売するような商品の場合、汚れや傷の状態によっては、金という素材の価格のみになってしまう場合もあります。
このように、鑑定士が金の買い取り価格を決めるときに重要としているのは、「純度と重量」ということになります。
傷や汚れがあるからと言って、買い取ってもらうのをあきらめなくても大丈夫でしょう。
ただし、ブランド物のアクセサリーなど貴金属の場合は、その状態から価格が変わる場合もあるので、注意が必要です。
もし、いくらなのか気になった金製品があれば、プロの鑑定士が在籍するゴールドプラザの無料査定を利用してみてください。