金はさびる?さびに強い貴金属

2016/03/01

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アクセサリーが黒ずんできたり、錆びてしまったという経験はありませんか。

大切にしていたアクセサリーであれば、とってもがっかりしますよね。
また、もしかしたらほかのアクセサリーもこんなふうになるの? と不安になってしまう方もいるかもしれません。
そこで今回は、金は錆びるのか錆びないのか、また貴金属ではどんなものが錆びに強いのかについてご紹介します。

「金は錆びない」は本当?

古くから錆びない金属として知られている金は、空気中はもちろん水中であっても酸化することがない性質を持っています。
そのため、金は水や汗に特に気を使わなくても錆びることはありません。
しかし、稀に金のアクセサリーが錆びてしまったという話を聞きます。それはなぜなのでしょうか。

金のアクセサリーが錆びる理由

金のアクセサリーが錆びてしまうのは、金以外の金属を混ぜていることが多いからです。
金はとてもやわらかい金属ですので、特にアクセサリーなどを作る場合はすぐに傷が付いてしまったり、加工しにくいという面があります。
そこでほかの金属を混ぜて強度を高めて加工することが多いのです。
そのため、24金ではないアクセサリーは、錆びる可能性があるということなのです。

18金や10金などのアクセサリーをお持ちの方も多いと思いますが、これらには銀や銅が含まれています。
錆びる性質を持つ金属が含まれたアクセサリーの場合は、使用後にお手入れをせずにそのまま置いておくと、錆びてしまうこともあり得るのです。
そのため、24金以外のアクセサリーは、使用後にお手入れをしてから保管しなければならないというわけです。

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どの貴金属がさびに強いの?

24金以外のアクセサリーは気を付けなければ錆びるということが分かりましたが、ここでは、金が錆びに強い仕組みについてご紹介しましょう。
錆びの原因となる酸化しやすいかしにくいかについては、金属が陽イオンになりやすい傾向を示す「イオン化傾向」によって変わってきます。
陽イオンになりやすいほど酸化しやすく、陽イオンになりにくいほど、酸化しにくくなるというものです。
貴金属に使用される金や銀、そしてプラチナは、陽イオンになりにくい傾向があるため、酸化されにくい金属であると言えます。
その中でもより陽イオンになりにくいのは金なのです。

金属ではもちろん、貴金属の中でも金は一番さびに強いものだと言えるでしょう。古くから錆びない金属と呼ばれているのは、間違いではないということです。
純金であれば錆びることはほとんどありませんが、私たちが日頃使っている金のアクセサリーは錆びる可能性が十分にあることを覚えておかなければなりません。
そのため、金のアクセサリーであっても日頃のお手入れを欠かさないようにしましょう。

また、これから金のアクセサリーを購入したいと考えている方は、デザインだけで選ぶのではなく、金以外にどういった金属が含まれているのかをチェックし、その後のメンテナンス方法を確認する必要があります。

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