プラチナ投資-投機性の高さと注意点

2015/07/21

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プラチナのアクセサリーとしての価値や人気は広く認知されていますが、最近では、投資商材としての人気も高まってきています。

そこで、プラチナの投資に関する注意点や、その仕組みについてご紹介しましょう。

人気があります!投資用として考えるプラチナ

近年、プラチナは投資商材として非常に高い人気があります。

その理由として、産出量が少ないという希少性と、工業用、産業用としての用途が幅広く需要が高いという点があげられます。

ゴールドよりも価格は高く設定されていますが、市場が小さい分、世界情勢などによって価格が大きく左右されるという特徴があります。

プラチナの投資方法として一般的なものは、以下があげられます。

●現物
●ETF投資
●プラチナ積立

価格変動が激しいため、損失が大きくならないよう、プラチナ積立で少額から始めるという人が多いようです。

プラチナ投資で注目すべき点

プラチナで投資をするにあたって、気にしなくてはならないのは、南アフリカとロシアの情勢です。

プラチナの約90%は両国から産出されるため、景気などの社会的な動きが価格に大きく影響します。

また、鉱山ではストライキが起きたりすることもあるので、そういった情勢もプラチナの価格に影響を与えています。

宝飾品や工業用としても活用されているプラチナですが、今後、代替品が出てきた場合には、価格が下がる恐れがあることも認識しておかなければなりません。

しかし、価格が下がるといっても、株などのように価値が0になることはありません。

ただ、プラチナは使い道も多く、宝飾品としての地位もほぼ確立されていることから、当分の間は需要がなくなるということは考えられないでしょう。

手軽な投資の方法「プラチナ積立」

プラチナ積立であれば、毎月少額からの投資が可能です。

少額なので変動のリスクを分散させることができる点がメリットです。

一方のデメリットとしては、ローリターンである点と、少なからずリスクが伴うという点があげられます。

また、プラチナの需要が下がっていなくても、ドルの為替相場に影響を受けることがあり、その点は純金積み立てよりもリスクが高いと言えます。

プラチナ投資で利益が出た場合の税金と消費税

プラチナ積立の場合には、利益は基本的に譲渡所得の扱いとなり、ほかの所得と合算した総合課税になります。

譲渡所得には特別控除額がありますので、年間で50万円以上の利益がない場合には課税されません。

また、購入から売却までが5年以上の場合には、課税対象が2分の1となるため、長期間積み立てていた方が節税できます。

プラチナを購入した際には消費税が発生しますので、積立額から消費税を引いた分が、積み立てているプラチナの金額になります。

しかし売却した際には、売却額に消費税額が上乗せられるので、買うときに支払った消費税が売るときに戻ってくると考えて良いでしょう。

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ステップバイステップで!プラチナ投資の手順

プラチナで投資を行う場合は、プラチナを投資商材として扱っている会社と契約を行います。

ここではプラチナ積立を例として、手順をご紹介します。

1.ホームページから会社に資料請求

年会費、手数料、サービス内容、保管方法など会社によって違いがありますので、比較、検討します。

2.申し込み

投資会社を決めたら、申込書に記入します。

返送すると、プラチナ積立を始めることができます。

3.積立開始

指定した口座から毎月一定額が引き落とされ、積立が開始されます。

現在では、インターネット上で積み立てているプラチナの量や価格などを確認できるサービスを行う会社が多いようです。

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