プラチナの産出国ベスト5

2015/09/12

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金などと並んで希少な金属であるプラチナですが、有史以来、金の3%以下に値する約5,000トンしか産出されていないという、より希少なレアメタルです。

現在でもその産出量はリサイクル分を入れても年間約230トン。

金の10分の以下しか産出されていません。

その希少なプラチナを産出している国はどこなのでしょうか。

気になるプラチナの産出国ベスト5をご紹介します。

プラチナの産出国ベスト5は?

プラチナ産出国の世界一は、南アフリカです。例えば2011年の総産出量は138トンほどで、世界全体の産出量の約4分の3を占めているというダントツの1位です。

南アフリカのブッシュフェルトという場所にある東西に約400㎞、南北に役約300㎞という岩体の中に、プラチナなどを多く含む数十センチの地層が発見されたということも大きな影響を及ぼしているそうです。

2位は、ロシアです。産出量は24トンほどですが、世界で年間生産されるという、リサイクル分を抜いたプラチナの産出量は約188トンということなので、南アフリカとロシアで世界の産出量の約90%を占めているということになります。

そして3位以下は、ジンバブエが全体の5%、カナダは3%、アメリカ2%と続いています。

少なくとも1位南アフリカ、2位ロシアの順位はここ数年も変わりないようです。

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プラチナの産出は上位2国頼み

このようにプラチナの産出に関しては、南アフリカとロシアに頼り切っているような状態ですから、この2カ国に何かが起きたときにはプラチナが高騰することがあります。

例えば2000年にはロシアが輸出を停止、南アフリカは2008年に電力供給不足の問題が表面化し、プラチナの産出が懸念されたということがありました。

いずれもプラチナの高騰を引き起こしています。

この2カ国の影響というのは相当大きいものとなっています。

日本でもごく少量産出されているプラチナ

世界の上位国の足元には及ばないものの、日本でもごく少量のプラチナが産出されています。

何と太平洋戦争以前に北海道の天塩川や石狩川、さらに新潟県でも発見されて、事業として採掘もされていました。

これら日本の産出地の場合は、鉱石のほか、川の砂に混じった「砂白金」として発見されることも多かったそうです。

金と同じように川の砂に混じって発見されるプラチナ。

そのメカニズムは、まずプラチナなど白金族を多く含むかんらん岩が風化することによって粉々になり、それが雨水などに流されることにより、砂の状態になって見つかることが多くなるそうです。

しかし日本のこの砂白金の場合はプラチナの含有量がかなり少なく、どちらかといえば、プラチナと一緒に産出されるイリドスミンのほうが、万年筆のペン先に使用するなどして活用されていたそうです。

日本でもアクセサリーなどで多く使用されているプラチナ。

日本よりも大きな国土を持つ国から産出されているので、多くありそうな資源と思ってしまいがちですが、もともとの産出量があまり多くないということが、数字で見れば一目瞭然です。

その美しい輝きのレアメタルがこれから先もずっと残るように、今持っているものは大切に使い、不要となったものは買取してもらいリサイクルへと回しましょう。

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