2025年6月 プラチナ相場の価格推移

2025年6月
プラチナ相場の過去推移

2025年6月 プラチナ相場の価格推移チャート

2025年6月 プラチナ相場の価格推移チャート

2025年6月 プラチナ相場の動向

2025年6月最高値
(6月27日)
2025年6月最安値
(6月3日)
平均買取金額
7,153円 5,253円 6,231円

2025年6月 プラチナ相場の価格推移

月日買取相場専門家のコメント
6/25,256円
(-118)
令和7年6月2日(月)のプラチナ相場は前日比で118円の下落となりました。1gあたりのプラチナ価格は5,256円です。世界の自動車業界では、中国産レアアース磁石の供給不足により、数週間内に工場閉鎖の可能性があると懸念が広がっています。米国自動車イノベーション協会(AAI)や部品工業会(MEMA)は、部品供給の停滞による生産停止の恐れを政府に訴えました。一方、中国では激化する自動車の価格競争が業界の持続可能性を脅かしており、政府は規制強化を表明。大手EVメーカーのBYDが販売促進策を打ち出し、他社も追随する中、中国自動車工業会は競争の「休戦」を呼びかけています。また、中国はトランプ前米大統領による「貿易合意違反」指摘に反発し、自国の利益を守る構えを示している状況です。
6/35,253円
(-3)
令和7年6月3日(火)のプラチナ相場は前日比で3円の続落となりました。1gあたりのプラチナ価格は5,253円です。半導体受託生産の世界最大手である台湾積体電路製造(TSMC)の魏哲家CEOは6月3日の株主総会で、米国の関税が一定の影響を与えているものの、AI需要は依然として強く、供給を上回る状態が続いていると述べました。一方、米マイクロソフトはスイスにおけるAIとクラウドインフラ整備のため、4億ドルを投資すると発表。同国の4カ所のデータセンターを拡張・更新し、中小企業への技術支援と人材育成も強化するとしています。AIを巡る世界的な需要の高まりが、半導体業界と関連産業の動向を左右しています。
6/45,342円
(+89)
-
6/55,386円
(+44)
令和7年6月5日(木)のプラチナ相場は前日比で44円の続伸となりました。1gあたりのプラチナ価格は5,386円です。米半導体大手エヌビディアの最新GPUアーキテクチャ「ブラックウェル」が、AIの学習性能を大幅に向上させたことが4日に発表されました。ベンチマーク試験では、前世代「ホッパー」と比べて処理速度がチップ1個あたりで2倍以上となり、2496個のチップで27分という高速処理を実現。旧世代では同水準を達成するのに3倍以上のチップ数が必要でした。AI業界では、巨大な推論市場への関心が高まっていますが、学習に必要なチップ数の最適化も依然として重要なテーマです。エヌビディア出資先のクラウド企業コアウィーブは、小規模なチップ群の組み合わせにより学習時間の短縮が可能と説明しています。一方、中国はレアアース輸出に対する追跡システムを導入。生産者は取引情報を報告する義務が課され、サプライチェーンの混乱が続く中、規制の恒久化も示唆されています。
6/65,631円
(+245)
-
6/95,807円
(+176)
令和7年6月9日(月)のプラチナ相場は前日比で176円の続伸となりました。1gあたりのプラチナ価格は5,807円です。米国政治の不透明感が市場に影響を及ぼす中、安全資産としての需要が意識されました。注目を集めたのは、トランプ前大統領とテスラCEOマスク氏とのSNS上での激しい対立。政府契約の打ち切り発言などが影響し、テスラ株は5日に14%下落、主要株価指数にも影響しました。さらに、メタ社によるAIスタートアップへの大型投資報道や、国際電気通信連合によるデータセンター起因の温室効果ガス排出量増加報告も相まって、ハイテク株への懸念が広がっている模様です。こうした地政学的・市場リスクの高まりが、資源系資産への資金流入を後押ししています。
6/106,094円
(+287)
令和7年6月10日(火)のプラチナ相場は前日比で287円の続伸となりました。1gあたりのプラチナ価格は6,094円です。プラチナ相場が6,000円台を突破し、リーマンショック時を除き21世紀で最高値を記録しました。背景には、米中間の貿易協議の長期化があるとみられています。9日にロンドンで行われた協議では、アメリカが中国によるレアアースの輸出規制の撤廃を求め、中国はアメリカの関税措置や半導体などの輸出規制の解除を要求。双方の立場の隔たりは依然大きく、協議は10日も継続される見通しです。今回の協議には米側からベッセント財務長官ら、中国側からは何立峰副首相らが参加。中国によるレアアースの供給制限は、自動車や電子機器製造に大きな影響を及ぼしており、供給不安が高まる中で代替素材とされるプラチナの需要が急増したことが相場高騰の一因となっています。米中の交渉進展が見通せない中、投資資金の一部がプラチナ市場に流入している状況です。
6/116,087円
(-7)
令和7年6月11日(水)のプラチナ相場は前日比で8円の反落となりました。1gあたりのプラチ買取相場は6,087円です。国際市場では米国のプラチナ価格が6月10日時点で1,076ドル/ozに達しており、4月初旬の安値から約30%の上昇を記録しています。この背景には、主要産出国である南アフリカの鉱山における停電や操業停止といった供給障害があり、さらに第1四半期には世界のプラチナ投資需要が前年比300%以上の増加を示すなど、需給の引き締まりが強く意識されています。また、中国では金価格の高騰を受け、より割安感のあるプラチナへの需要が宝飾市場を中心に拡大しており、4月の輸入量は過去1年で最高水準に達しました。加えて、自動車業界では排ガス浄化装置向けのプラチナ需要が堅調に推移しており、燃料電池やクリーンエネルギー分野での用途拡大も相場を支える材料となっています。テクニカル的にも、プラチナは主要移動平均線を上抜けており、短期的な上昇トレンドを形成しています。国内価格は本日やや軟調となりましたが、国際的には供給制約と需要拡大の構図が続いており、今後も底堅い展開が予想されます。年後半にかけては1,200ドル超(国内では6,400円台)への上昇も視野に入りますが、供給回復の兆しやEVシフトに伴う需要構造の変化が価格の上値を抑える可能性もあり、今後は需給動向、政策環境、関連市場との連動性を慎重に見極める局面と言えるでしょう。
6/126,310円
(+223)
令和7年6月12日(木)のプラチナ相場は前日比で223円の騰貴となりました。1gあたりのプラチナ買取相場は6,310円です。背景には、米中間の貿易摩擦緩和に向けた「ジュネーブ合意」の延長が大きく影響しています。同合意により、米国の中国製品への関税が従来の145%から30%へ、中国の米国製品への関税も125%から10%へ引き下げられる見通しとなりました。この結果、両国間の緊張緩和が期待され、市場の安心感が広がっています。特に、テクノロジー産業に不可欠なレアアースや磁石などに対する制限措置が緩和されるとの報道は、産業用途が広いプラチナ市場にも好影響を与えたとみられます。一方、米国株式市場では過熱感からの調整局面も意識されており、ドルの売買をめぐる投資家の迷いが相場に表れています。米中の高官協議はロンドンで2日間行われ、今後は両首脳による最終承認と共に、貿易摩擦緩和によるプラチナ相場の短期的な右肩上がりに歯止めがかかるのか注目されます。
6/136,422円
(+112)
-
6/166,212円
(-210)
令和7年6月16日(月)のプラチナ相場は前日比で210円の下落となりました。1gあたりのプラチナ価格は6,212円です。前週の上昇から一転して大きく反落しました。イスラエルとイランの紛争激化により米株が下落し、経済活動の停滞懸念が台頭したものと思われます。戦争リスクが金相場の上昇を支える一方で、工業用途の多いプラチナは売られました。加えて、台湾当局が中国のファーウェイおよびSMICを輸出規制リストに追加したことも市場の緊張感を高めました。台湾は世界的な半導体供給拠点であり、技術流出への警戒感から対中規制を強化。こうした地政学的・経済的不安要素が、プラチナ価格の下押し要因となりました。
6/176,243円
(+31)
令和7年6月17日(火)のプラチナ相場は前日比で31円の騰貴となりました。1gあたりのプラチナ価格は6,243円です。6月中旬、金相場が大幅下落する一方で、プラチナは原油価格の下落により経済活動の正常化期待が高まったことで相場が伸びたものと思われます。市場では米金融政策の動向に注目が集まり、FOMCが今週も利下げを見送る見通しです。利下げには、関税や移民、税制などホワイトハウスの不確実性が解消される必要があるとの姿勢。加えて、イスラエルのイラン核施設攻撃も新たなリスク要因となっています。FOMCの結果は18日夜に発表され、パウエルFRB議長の会見では今後の政策のヒントが期待されます。一方、トランプ大統領は中東情勢を理由にG7サミットを途中退席し、イランとの協議の可能性を示唆。米政権はイランの核兵器完全放棄を求めており、今後の展開が注目されています。
6/186,361円
(+118)
-
6/196,677円
(+118)
令和7年6月19日(木)のプラチナ相場は前日比で316円の続伸となりました。1gあたりのプラチナ価格は6,677円です。金相場に負けじとプラチナ相場が再び勢いを見せ始めました。中国では近年の金相場高騰に伴い、金よりも安価なプラチナに手が伸び始めた模様です。宝飾品に関しても金を好むイメージだった中国を中心とした東南アジアではプラチナ製のジュエリーが人気となっております。主に自動車や電子機器系統への使用用途が主だったプラチナでしたが、こうした時代背景の流れがプラチナ相場に変化を与えているものと思われます。
6/206,537円
(-140)
-
6/236,409円
(-128)
令和7年6月23日(月)のプラチナ相場は前日比で128円の下落となりました。1gあたりのプラチナ価格は6,409円です。令和7年6月23日(月)のプラチナ相場は、前日比で128円安となり、1gあたり6,409円を記録しました。背景には、米軍によるイラン核施設への空爆を受けた中東情勢の悪化があり、特にイラン国会が重要海上交通路であるホルムズ海峡の封鎖を承認したとの報道が大きく影響しています。封鎖の最終判断は最高安全保障委員会に委ねられていますが、実現すれば原油供給に甚大な混乱が生じ、日本を含む世界経済への影響は避けられません。原油価格は高騰し、WTI先物は一時78ドル台と約5か月ぶりの高値を記録。一方で、プラチナは産業用需要への不安や供給網の混乱懸念から売りが優勢となりました。中東の緊張が続く中、エネルギーと資源を巡る市場の不安定さが改めて浮き彫りとなっています。
6/246,577円
(+168)
令和7年6月24日(火)のプラチナ相場は前日比で168円の騰貴となりました。1gあたりのプラチナ価格は6,577円です。背景には、中東情勢の緊張がやや緩和したことがあります。イランがカタールの仲介を通じ、アメリカが提案したイスラエルとの停戦案に合意したと外交筋が明かしています。これは、イランによるカタール米軍基地への攻撃を受けて、トランプ大統領がカタールに仲介を依頼し、同国のムハンマド首相がイラン側の同意を取り付けたとされます。ただし、イスラエルとイラン両政府は現時点で停戦を正式に確認しておりません。ニューヨーク原油市場では、米国によるイラン核施設攻撃を受け原油価格が一時上昇。しかし、イランの報復が限定的だったことや、トランプ大統領が停戦を発表し、「原油価格を抑えろ」とSNSで投稿するなど価格抑制の動きも見られました。原油価格の乱高下は、プラチナ相場にも影響を与えている模様です。
6/256,636円
(+59)
令和7年6月25日(水)のプラチナ買取相場は前日比で59円の続伸となりました。1gあたりのプラチナ買取相場は6,636円です。6月初旬から続いていた上昇トレンドの延長線上にあり、特に6月中旬以降、約14%強の値幅を記録しています 。背景には、米国景気指標の鈍化と、それに伴う中央銀行の緩和期待、それに対する金属需要増加という環境が大きく影響しています。米ドル建てプラチナ先物も6月25日時点で約1,312.20 USD/t ozへと底堅く推移し、前日比+0.34%の小反発を示しています。需給面でも、自動車触媒や産業用途の回復見通しから実需需要が底支え要因となっており、需給バランスの改善が相場に寄与しています。リスク要因としては、米国の利上げ再観測やドルの急騰、さらに韓国や南アフリカでの鉱山ストライキなど地政学・供給関連リスクの再燃があります。これらが突発的に表面化した場合、価格が一時的に反落する可能性があるため、警戒が必要です。
6/266,881円
(+245)
令和7年6月26日(木)のプラチナ買取相場は前日比で245円の続伸となりました。1gあたりのプラチナ買取価格は6,881円です。中東情勢では、イランとイスラエルの戦争激化が回避され、地政学的リスクの後退が市場に安心感を与えた模様です。これにより、プラチナ相場は本来の「産業需要に連動する」軌道に回帰したとされます。具体的には、米半導体大手エヌビディアがAI需要を追い風に過去最高値を更新し、時価総額は3兆7,600億ドルに達して米マイクロソフトを上回りました。また、日本市場ではアドバンテストが上場来高値を記録するなど、AI関連銘柄が牽引。産業用需要の高いプラチナにとって、AI・半導体分野の成長は価格上昇要因となります。専門家の間では、プラチナが再び安定的な産業資源として注目されつつあるとの見方が広がっています。
6/277,153円
(+272)
令和7年6月27日(金)のプラチナ買取相場は前日比で272円の続伸となりました。1gあたりのプラチナ買取価格は7,153円とし、7,000円台を大きく突破しました。背景には、米半導体大手エヌビディア(NVDA)の好調な株価推移にあります。エヌビディアは25日と26日の米株式市場で2日連続で過去最高値を更新し、時価総額は約3兆7,800億ドルに達し、マイクロソフトを抜いて世界首位を維持。AI半導体の旺盛な需要に加え、中東諸国との連携強化も材料視されており、サウジアラビアやUAEでの新規ビジネスと数十億ドル規模の投資が注目されています。こうした産業需要の拡大期待がプラチナ市場にポジティブに作用した模様です。プラチナは主に工業用需要に敏感に反応する金属であり、半導体製造や自動車触媒など広範な分野での使用が見込まれることから、AI・半導体バブルの波に乗る形で相場を押し上げています。
6/306,800円
(-353)
令和7年6月30日(月)のプラチナ買取相場は前日比で353円の下落となりました。1gあたりのプラチナ買取価格は6,800円です。米ラトニック商務長官が「米中貿易協定の最終枠組みが決まった」と述べたものの、市場ではすでに織り込み済みとの見方が広がり、利益確定売りが優勢となったことにあります。さらに日本との貿易交渉が不調に終わり、トランプ大統領が「これで日本との協定は終わり」と発言。特に日本の自動車産業に対する追加関税を示唆したことが、プラチナ需要への懸念を生み、価格の下押し要因となりました。プラチナは自動車の排ガス浄化装置などに使われるため、産業動向の影響を強く受ける可能性があります。今回は、日本の産業構造が直に価格に反映された形となった模様です。

2025年6月のプラチナ相場に関して専門家の考察

2025年6月のプラチナ相場は、地政学的リスクとテクノロジー需要、そして米中通商問題の複雑な相互作用に揺れ動く展開となった。月初には、中国のレアアース供給不安や自動車部品供給懸念が世界的に広がり、プラチナ相場は一時軟調に推移。しかし中旬以降、AI半導体需要の急増やエヌビディア株の最高値更新、さらには中国市場での金価格高騰による代替需要を背景に、プラチナは1gあたり6,000円を突破。21世紀最高水準を記録した。一方、米中貿易協議の膠着や中東の軍事的緊張といった地政学的要因も相場を揺さぶった。特に、イランのホルムズ海峡封鎖の報道やイスラエルとの停戦交渉など、原油価格の乱高下とともにプラチナ価格も敏感に反応した。6月下旬には米国と中国の関税緩和「ジュネーブ合意」や中東情勢の一時的沈静化を受け、産業用金属としての本来の評価が戻り、相場は再び上昇トレンドへ。月末には米商務長官の貿易枠組み最終決定発言を受けた利益確定売りと、日本との貿易協議の不調を背景に反落し、6,800円で6月を締めくくった。総じて今月のプラチナは、「AIと中東」で上がり、「自動車と通商」で揺れた。今後は、テクノロジー成長と供給リスク、そして通商交渉の行方が価格を大きく左右すると見られる。

大嶋 雄介
著 者

大嶋 雄介

2010年にゴールドプラザに入社し、千葉店の店長として3年間で月間売上の最高記録を達成。鑑定士としてのキャリアをしっかりと積み上げました。その後、集客の戦略構想やSNSを活用したPR活動をしながら、リサイクル業界への深い理解と経験を積みました。現在は貴金属の換金業務に従事し、金融相場や市場動向の分析を通して緻密な専門知識を深化させています。BSテレ東「なないろ日和」などに出演。

2025年(1月~12月) プラチナ相場の価格推移

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