2026年金相場の価格推移
2026年金相場の価格推移グラフ
2026年金相場の価格推移
| 月日 | 買取相場 | 専門家のコメント |
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| 1/5 | 24,244円 (-477) | あけましておめでとうございます。本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。令和8年1月5日(月)の金相場は前日比で477円の下落となりました。1gあたりの金価格は24,244円です。欧州連合(EU)は4日、米軍がベネズエラのマドゥロ大統領を拘束したことを受け、国際法と国連憲章の原則が尊重されるべきだとする声明を発表。声明はハンガリーを除く全加盟国が支持し、EUは一貫してベネズエラの民主的正統性の回復は国民の意思によってのみ達成されると強調。平和的解決に向け、全当事者に自制を求めました。一方、トランプ米大統領は、マドゥロ政権に対抗するロドリゲス副大統領にも強硬姿勢を示し、ベネズエラ以外への介入可能性にも言及。ルビオ国務長官は今回の行動について「侵略ではなく戦争でもない」と述べ、議会承認は不要との認識を示しました。こうした地政学リスクの高まりを背景に、為替市場では円が対ドルで156円台後半で推移。原油価格や中南米通貨の動向が注視されています。東京株式市場では大発会を迎え、米株高を追い風に日経平均は一時1400円超上昇し、約3週間ぶりに5万1000円台を回復。ただし、ベネズエラ情勢を巡る不透明感から、先行きには警戒感も残っている状況です。 |
| 1/6 | 24,495円 (+251) | 令和8年1月6日(火)の金相場は前日比で251円の反発となりました。1gあたりの金価格は24,495円です。米国がベネズエラで実施した軍事作戦によりマドゥロ大統領を拘束したことを受け、地政学的緊張が一段と高まりました。国連安全保障理事会の緊急会合では、グテレス事務総長が国際法の規則が尊重されなかった点に強い懸念を示し、ベネズエラの不安定化や地域全体への影響、国家間関係に残す前例を問題視しました。中国やロシアなども米国の行動は法的根拠を欠くと批判しましたが米国側は戦争行為ではないと反論しています。また、メキシコのシェインバウム大統領は、米国によるベネズエラ問題への軍事介入やメキシコへの干渉に明確に反対し、主権国家として従属や介入を拒否する姿勢を強調。トランプ米大統領が麻薬密輸対策を理由に軍事行動の可能性を示唆している点についても、米軍派遣要請を断固拒否してきたと明らかにし、実際に軍事介入が行われる可能性は低いとの見方を示しました。こうした中南米を巡る緊張の高まりが、安全資産である金の需要を押し上げたとみられます。 |
| 1/7 | 24,763円 (+267) | 令和8年1月7日(水)の金相場は前日比で267円の続伸となりました。1gあたりの金価格は24,763円です。昨日に続き、米トランプ政権によるベネズエラ情勢への強硬姿勢が金相場に影響を及ぼしています。米国は、マドゥロ政権崩壊後の暫定政権に協力するようカベロ内相に要求し、応じなければ次の標的となり得ると通告。人権侵害で告発されてきたカベロ氏を治安維持の要人として利用する一方、最終的には更迭や亡命も視野に入れているとされます。さらに麻薬密売で起訴されているパドリーノ国防相も標的となる可能性があり、軍の掌握が重視されています。トランプ大統領は、制裁対象のベネズエラ産石油を米国が管理すると発言し、市場の緊張を高めました。一方、東京株式市場は前日までの急伸を受け、日経平均が反落してスタート。中国が軍民両用品の対日輸出を禁止したことも重しとなりました。ただし米国での半導体株高を受け、国内関連株には底堅さもみられました。 |
| 1/8 | 24,579円 (-184) | 令和8年1月8日(木)の金相場は前日比で184円の下落となりました。1gあたりの金価格は24,579円です。米国土安全保障省は7日、ベネズエラの制裁対象石油取引に関与したとして、北大西洋とカリブ海で石油タンカー2隻を拿捕したと発表。北大西洋で差し押さえられたロシア船籍の「マリネラ」は、船名や船籍を変更して制裁逃れを図っていたとされ、米当局は無国籍船と判断。制裁下のベネズエラ産原油を輸送する「影の船団」の一部と位置づけました。英軍も監視などの後方支援を行い、米国主導の取り締まりが国際的に拡大しています。これに対しロシアは、拿捕を国際法違反だと非難し、米露間の緊張は一段と高まっています。エネルギー輸送を巡る対立が海上にまで波及したことで、地政学リスクへの警戒感が強まり、金融市場では安全資産志向が意識されやすい状況となっています。原油市場では供給制約への懸念が下支え要因となる一方、株式市場では不安定さが残り、投資マネーは相対的に金へ向かいやすく、米国による制裁強化と大国間の緊張激化は、インフレ再燃や市場の不透明感を連想させ、金相場にとっては中期的な押し上げ要因として作用する可能性があります。今回のタンカー拿捕は、地政学的衝突が金価格を動かす典型例として明日以降の市場に受け止められるとみています。 |
| 1/9 | 24,658円 (+80) | 令和8年1月9日(金)の金相場は前日比で80円の反発となりました。1gあたりの金価格は24,658円です。国連のグテーレス事務総長は8日、トランプ米大統領が多数の国連機関からの脱退を指示したことについて「遺憾だ」と表明し、国連は決意をもって任務を継続するとする声明を発表。分担金の支払いは加盟国の法的義務だとして、米国に資金拠出の継続を求めました。一方、トランプ政権は国益に合致しないとして31の国連機関を含む66の国際機関からの脱退を進めています。さらに米政府内では、デンマーク自治領グリーンランドの住民に一時金を支払う案が協議されており、将来的な米国編入を視野に入れた動きとみられます。1人当たり最大10万ドル、総額約60億ドル規模に達する可能性があるとのことです。こうした中、米上院では大統領が議会承認なしにベネズエラへの追加軍事行動を行うことを禁じる決議案の審議入りが決まり、与党共和党からも賛成が出るなど政権内外の緊張が浮き彫りとなりました。市場では不透明感が意識される一方、東京株式市場は自律反発の動きから日経平均が反発し、石油・輸送用機器関連が堅調となるなど、地政学と政治動向をにらんだ神経質な値動きが続いている状況です。 |
| 1/13 | 25,547円 (+888) | 令和8年1月13日(火)の金相場は前日比で888円の続伸となりました。1gあたりの金価格は25,547円です。急騰の直接的なきっかけは、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が刑事捜査の対象になった件が有力とされます。FRB本部改修工事を巡り、2025年の上院証言で虚偽説明を行った可能性が指摘されていますが、パウエル氏はこれを強く否定。トランプ大統領による利下げ圧力に応じなかったことへの「報復」だと示唆しました。トランプ氏は関与を否定しているものの、中央銀行トップへの捜査という異例の事態は、FRBの独立性に対する市場の不安を一気に高めました。この影響で12日の為替市場では米ドル売りが進み、円を除く主要通貨に対してドル安が進行。年初から続くベネズエラやイラン情勢といった地政学リスクに、FRB問題という新たな不確実性が加わり、安全資産である金への資金流入が一段と強まっています。特にイランでは反政府抗議に伴う騒乱で500人超が死亡したとされ、テヘランが米国の介入に警告を発したことで、中東全体への紛争拡大懸念が金相場を押し上げている面もあります。一方、日本市場では日経平均株価が一時1800円超上昇し、史上初の5万3000円台を突破。高市首相が衆院解散を検討しているとの報道を受け、「責任ある積極財政」への期待からいわゆる「高市トレード」が再燃しました。これを背景に債券市場では財政拡張や日銀の利上げ先送り観測から売りが優勢となり、為替市場では円が対ドルで158円台前半まで下落。金融・政治・地政学の三要素が同時に動き、資産市場全体が大きく揺れる局面となっています。 |
| 1/14 | 25,804円 (+258) | 令和8年1月13日(火)の金相場は前日比で888円の続伸となりました。1gあたりの金価格は25,547円です。急騰の直接的なきっかけは、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が刑事捜査の対象になった件が有力とされます。FRB本部改修工事を巡り、2025年の上院証言で虚偽説明を行った可能性が指摘されていますが、パウエル氏はこれを強く否定。トランプ大統領による利下げ圧力に応じなかったことへの「報復」だと示唆しました。トランプ氏は関与を否定しているものの、中央銀行トップへの捜査という異例の事態は、FRBの独立性に対する市場の不安を一気に高めました。この影響で12日の為替市場では米ドル売りが進み、円を除く主要通貨に対してドル安が進行。年初から続くベネズエラやイラン情勢といった地政学リスクに、FRB問題という新たな不確実性が加わり、安全資産である金への資金流入が一段と強まっています。特にイランでは反政府抗議に伴う騒乱で500人超が死亡したとされ、テヘランが米国の介入に警告を発したことで、中東全体への紛争拡大懸念が金相場を押し上げている面もあります。一方、日本市場では日経平均株価が一時1800円超上昇し、史上初の5万3000円台を突破。高市首相が衆院解散を検討しているとの報道を受け、「責任ある積極財政」への期待からいわゆる「高市トレード」が再燃しました。これを背景に債券市場では財政拡張や日銀の利上げ先送り観測から売りが優勢となり、為替市場では円が対ドルで158円台前半まで下落。金融・政治・地政学の三要素が同時に動き、資産市場全体が大きく揺れる局面となっています。 |
| 1/15 | 25,751円 (-53) | 令和8年1月15日(木)の金相場は前日比で53円の下落となりました。1gあたりの金価格は25,751円です。イランで拡大する反政府デモを受け、イラン当局が実施したインターネット接続規制は14日で130時間を超えました。民間団体ネットブロックスによると、通信量は通常の1%まで低下し、市民は事実上世界から遮断されました。この間に死者数が急増しており、人権団体は大規模弾圧が行われ、情報遮断が残虐行為の隠蔽に使われている恐れがあると警告。国外拠点の人権団体は、死者が治安要員を含め数千人規模に達したと推計しています。一部国際電話は再開されたものの、ネット利用は当局が許可したサイトに限定され、国営メディアは体制支持集会を強調し、デモ隊に「テロリスト」が含まれるとの主張を繰り返しています。こうした中、米国は地域の緊張激化を受け、中東の主要米軍基地から一部要員を予防的に撤収しました。イラン側は、米国が攻撃に踏み切れば同盟国の米軍基地を攻撃すると警告。トランプ米大統領は、弾圧による殺害や処刑が停止しつつあるとの情報を得たと述べ、現時点では様子見の姿勢を示しました。一方で軍事介入の可能性は排除しておらず、欧州やイスラエル当局者の間では、短期間での介入を警戒する声も。専門家の間では、米国の介入が情勢をさらに不安定化させる恐れがあるとの慎重論が目立っている状況です。 |
| 1/16 | 25,709円 (-43) | 令和8年1月16日(金)の金相場は前日比で43円の続落となりました。1gあたりの金価格は25,709円です。米紙ニューヨーク・タイムズは15日、イスラエルのネタニヤフ首相が14日にトランプ米大統領と電話会談し、イランへの軍事攻撃の延期を要請したと報じました。カタールやサウジアラビアも地域の緊張激化を懸念し、攻撃自粛を求めています。こうした中、トランプ政権は同日、パレスチナ自治区ガザを巡る和平計画の「第2段階」への移行を発表。第2段階では、ガザの非軍事化や暫定統治、復興を柱とし、ハマスの武装解除や国際安定化部隊の設置、イスラエル軍のさらなる撤退などが盛り込まれています。イスラエルとハマスは昨年10月、米国主導の和平計画に段階的に取り組むことで合意しており、第1段階では停戦が成立し、ハマスは人質をほぼ全員解放、イスラエルも一定の部隊撤退を実施。第2段階の円滑な実施に向け、米国のウィトコフ中東担当特使は、政治的に中立なパレスチナ人らで構成される「行政国家委員会」を設立すると表明し、トランプ大統領率いる「平和評議会」の監督下に置く構想を明らかにしました。ただ、ハマスはイスラエル軍の完全撤退が前提だとしており、武装解除を巡る協議の行方は不透明となっています。国際安定化部隊についても参加国の調整が難航している模様です。一方、ロシアのプーチン大統領は15日の演説で、国際情勢は悪化し世界はより危険になっているとの認識を示しました。具体的な地域情勢への言及は避けつつ、「一部の勢力が権力によって自らの意志を押し付けている」と批判し、ロシアは多極世界の実現を目指すと強調。欧州の新たな安全保障体制について議論を呼びかけ、目標を一貫して追求する姿勢を示しています。 |
| 1/19 | 25,911円 (+203) | 令和8年1月19日(月)の金相場は前日比で203円の反発となりました。1gあたりの金価格は25,911円です。米国を中心とした地政学リスクの高まりと為替の円高進行がみられます。トランプ米大統領は17日、デンマーク自治領グリーンランドの領有に反対する欧州8カ国に対し、2月1日から10%の追加関税を課し、6月には25%へ引き上げる方針を表明。合意に至るまで関税を継続するとしており、対立は一段と激化している模様です。トランプ氏はグリーンランドを安全保障上、極めて重要な地域と位置付け、武力行使の可能性も排除しておりません。これに対し、欧州連合(EU)は最大930億ユーロ規模の報復関税や米企業の市場アクセス制限を検討していると報じられ、米欧間の緊張が市場のリスク回避姿勢を強めました。ベセント米財務長官も、グリーンランド管理はロシアや中国との地政学的競争で不可欠だと述べ、欧州の「弱さ」を強調するなど強硬姿勢を示しています。一方、米議会内では領有を巡る政権の動きに懸念も出ています。為替市場では、米欧対立への警戒感からドルが売られ、東京市場ではドル円が157円台半ばまで円高が進行。ユーロも対円で下落し、欧州通貨は軟調な展開となりました。市場では今後の関税合戦次第でリスクオフが強まる可能性が意識されており、安全資産とされる金への資金流入が価格押し上げ要因となっています。 |
| 1/20 | 25,944円 (+33) | 令和8年1月20日(火)の金相場は前日比で33円の続伸となりました。1gあたりの金価格は25,944円です。ドイツやフランスなど欧州連合(EU)主要国は18日、トランプ米大統領がデンマーク自治領グリーンランドを巡り、欧州8カ国からの輸入品に追加関税を課すと表明したことを「関税による脅し」だとして強く非難。対象国は、15日にデンマーク政府の要請でグリーンランドに少数の軍事要員を派遣しており、EU側は共同声明で「米欧関係を損ない、危険な悪循環を招く」と反発しました。派遣は北極圏の安全保障強化が目的であり、誰にも脅威を与えるものではないと強調。デンマークのフレデリクセン首相は「欧州は脅しを受けない」と断言し、独仏やスウェーデンも同調。一方、ラスムセン外相は、デンマーク、グリーンランド、米国が作業部会設置で合意している点に触れ、「脅しに直面しても外交の道を探る」と冷静な対応を示しました。フランスのマクロン大統領は、米国の公共入札や投資、サービス貿易を制限できる「反威圧措置(ACI)」の発動を求めていますが、アイルランドやイタリアは時期尚早との慎重姿勢をみせています。米国側ではベセント財務長官が、欧州に対し報復措置は「賢明ではない」と牽制し、トランプ大統領の意図を疑わないよう求めました。こうした中、欧州議会では米国との貿易合意承認が困難との見方が強まり、作業中断の可能性も浮上。さらに、日米両政府は高市早苗首相の続投を前提に、3月下旬の首脳会談に向けた調整を開始。対中戦略、防衛力強化、経済安全保障や対米投資の具体化が主要議題となる見通しで、グリーンランド問題を背景に国際秩序の緊張が広がる中、各国の外交判断が注目されています。 |
| 1/21 | 26,582円 (+638) | 令和8年1月21日(水)の金相場は前日比で638円の続伸となりました。1gあたりの金価格は26,582円です。2日連続で史上最高値を更新しており、金市場の過熱感が改めて意識されています。背景には、米国のトランプ大統領がデンマーク自治領グリーンランドの領有を目指し、反対姿勢を示す欧州8カ国に対して来月から新たな関税を課すと表明したことに挙げられます。これにより地政学リスクが一段と高まり、安全資産とされる金への資金流入が続いている模様です。こうした状況の中、世界経済フォーラム(WEF)の年次総会(ダボス会議)に集まった欧州各国首脳は、トランプ政権の関税戦略に結束して反対する姿勢を示しました。マクロン仏大統領は「力の論理は受け入れない」と述べ、威圧的な関税措置は法の支配に反すると強調。フォンデアライエン欧州委員長も、急速な国際環境の変化が欧州の戦略的自立を促していると指摘。ベルギーのデウェーフェル首相は、EUは団結か分裂かの岐路に立っていると警鐘を鳴らしました。一方、トランプ大統領はマクロン氏が提案したパリでのG7緊急会合への不参加を表明し、グリーンランド問題はダボスで議論すべきだとの考えを示しました。また、関税について「最強で最速、最も容易な方法だ」と強調しています。これに対し、元NATO事務総長のラスムセン氏は「おだてる時代は終わった」と述べ、欧州は経済面で強硬に対応すべきだと主張。グリーンランド問題はNATO創設以来最大の挑戦だと指摘し、欧州の結束の重要性を訴えました。こうした国際情勢の緊張が、金価格を一段と押し上げる構図となっている状況です。 |
| 1/22 | 26,637円 (+55) | 令和8年1月22日(木)の金相場は前日比で55円の続伸となりました。1gあたりの金価格は26,637円です。米国を巡る地政学リスクの後退と、それを受けた市場の反応がある。トランプ米大統領は21日、デンマーク自治領グリーンランドの領有に反対する欧州諸国に対し課すとしていた追加関税を撤回し、同地域の取得について「武力は行使しない」と明言。さらに、グリーンランドおよび北極圏を巡り、北大西洋条約機構(NATO)と「将来の合意の枠組み」に達したと表明しました。トランプ氏はスイス・ダボスで開催された世界経済フォーラム(WEF)年次総会に出席し、NATOのルッテ事務総長と会談。北極圏におけるロシアや中国の影響力拡大を抑止しつつ、米国が求めるミサイル防衛構想「ゴールデンドーム」や重要鉱物へのアクセスを盛り込んだ長期的合意が可能だと強調しました。会談後には「誰もが満足する究極の長期合意だ」と述べ、安全保障と資源の両面で各国に利益があるとの認識を示しました。一方で、合意の具体的内容は明らかにされておらず、デンマーク政府はグリーンランド譲渡交渉に応じない姿勢を改めて表明しています。NATO側も、同島の帰属問題は議題に上っていないと説明。こうした中、ロシアのプーチン大統領は米国によるグリーンランド取得について「問題はない」と述べ、歴史的にアラスカ売却を引き合いに出しつつ、同地域の価値に言及しました。これら一連の動きが市場心理に影響し、金価格は底堅さを保つ展開となっています。 |
| 1/23 | 27,682円 (+1,045) | 令和8年1月23日(金)の金相場は前日比で1,045円の続伸となりました。1gあたりの金価格は27,682円です。デンマーク自治領グリーンランドの領有を巡り対立していた米国と欧州諸国の間で、トランプ米大統領が追加関税の撤回を表明したものの、金市場では1,000円を超える急伸が見られました。表面的には米欧衝突回避の姿勢が示されましたが、根本的な不信感や将来不透明感が払拭されたとは言い難く、投資家の安全資産志向が一段と強まった格好と予想されます。トランプ氏はNATOのルッテ事務総長との会談後、「全員が満足する合意だ」と強調し、これまでの強硬姿勢から一転して矛を収めました。しかし、グリーンランド取得を巡る「将来の取引の枠組み」について具体的な説明はなく、欧州側の警戒感は依然として根強い印象です。年初以降、領有への野心を露わにしたトランプ氏に対し、欧州諸国は報復関税や米国債売却を示唆し、対立は金融市場にも波及していました。実際、世界的な株安や米国債売りを背景に長期金利は上昇し、市場の緊張は高まっています。トランプ氏はダボス会議で武力行使を否定し沈静化を図りましたが、欧州批判やNATOへの不満発言は変わらず、米欧関係の不安定さを改めて印象づけました。こうした中、欧州連合(EU)はグリーンランドへの投資パッケージや防衛強化を検討しており、地政学的な駆け引きは新たな段階に入っています。金相場は、衝突回避という好材料よりも「再燃し得るリスク」に強く反応した形で、当面は高値圏での推移が続く可能性が高い状況です。 |
| 1/26 | 27,516円 (-167) | 令和8年1月26日(月)の金相場は前日比で167円の下落となりました。1gあたりの金価格は27,516円です。金(ゴールド)価格は26日のアジア時間の取引で、国際指標となるロンドン現物およびニューヨーク先物(中心限月)が初めて1トロイオンス=5000ドル台に到達。地政学リスクの高まりに加え、米国の金融政策を巡る先行き不透明感が強まり、安全資産とされる金への資金流入が一段と加速した形となっています。スイスで開催されていた世界経済フォーラム年次総会、いわゆるダボス会議は23日に閉幕しましたが、会期中はトランプ米大統領がデンマーク自治領グリーンランドの領有に意欲を示し、反対する欧州諸国に対して強硬姿勢を取ったことが市場の緊張を高めました。会議では各国からトランプ氏を意識した批判が相次ぎ、欧州側が結束して姿勢を示したことで、トランプ氏は次第に圧力を受け、グリーンランド問題での方針転換を迫られたとの見方も。ただ、超大国の影響力が際立つ中で、各国の意思表示を具体的な行動へどう結びつけていくのかは今後の課題として残った模様です。一方、為替市場では円高が進行し、26日には円相場が一時1ドル=153円台をつけ、去年11月以来およそ2か月半ぶりの水準となりました。先週末にかけて日米当局が為替介入に向けた準備段階とされる「レートチェック」を行ったとの観測が広がり、ドルを売って円を買う動きが加速。週明けの市場でも、円安をけん制するための日米協調介入への警戒感が根強く、為替と金市場の双方で不安定な値動きが続いています。 |
| 1/27 | 27,428円 (-88) | 令和8年1月27日(火)の金相場は前日比で88円の続落となりました。1gあたりの金価格は27,428円です。米連邦政府では、つなぎ予算の期限が30日に迫る中、政府機関の一部が再び閉鎖される可能性が浮上しています。発端となったのは、ミネソタ州で移民・税関捜査局(ICE)の捜査官が市民2人を射殺した事件で、野党・民主党が強く反発。これを受け、上院では国土安全保障省(DHS)向け歳出法案を巡り、与野党の対立が深刻化。民主党は、約644億ドル規模のDHS歳出法案について、可決に必要な票を提供しない方針を表明し、国防や教育など他の5分野向け予算法案からDHS関連を切り離すよう要求。一方、共和党は譲歩の姿勢を見せておらず、ホワイトハウスは政府閉鎖回避のため、予算パッケージ全体の可決を呼びかけている状況です。シューマー上院院内総務は、DHSを除く5法案の速やかな可決に応じる用意があるとし、閉鎖に至れば共和党の責任だと強調しました。外交面では、中東情勢が緊迫度を増しています。米当局者は26日、イランが条件を理解した上で接触を望むなら、米国は対話に応じる用意があると表明。ただ、トランプ大統領はイラン近海に米艦隊が向かっていることを明らかにし、核開発再開や抗議デモ参加者への弾圧を強く警告。イラン側も、攻撃があれば全面戦争と見なすと牽制しています。実際に原子力空母「エイブラハム・リンカーン」などが中東に到着し、軍事的緊張は高まっています。さらにトランプ大統領は、韓国が関税合意の履行に必要な法的手続きを進めていないと主張し、自動車や医薬品などを含む相互関税を15%から25%へ引き上げると表明。内政の混乱に加え、対外強硬姿勢が改めて鮮明となっています。 |
| 1/28 | 27,738円 (+311) | 令和8年1月28日(水)の金相場は前日比で311円の反発となりました。1gあたりの金価格は27,738円です。米国ではトランプ大統領が27日、連邦準備理事会(FRB)議長の指名を近く発表すると述べ、金利が大幅に低下するとの見通しを示したことが市場心理を刺激しました。トランプ大統領はアイオワ州での演説で「素晴らしいFRB議長が誕生する。金利はかなり下がるだろう」と語り、金融緩和期待がドル安要因として意識されました。同日、米国は地球温暖化対策の国際枠組みであるパリ協定から正式に離脱しました。米国は温室効果ガス排出量で世界第2位を占めており、国際的な気候変動対策への影響は大きいとされる中、トランプ政権は気候変動対策を否定し、再生可能エネルギーよりも石油や石炭といった従来型エネルギーを重視する姿勢を鮮明にしています。東京株式市場では、円高進行を嫌気して日経平均株価が反落し、寄り付きは前営業日比309円安となりました。ドル円相場が152円台まで円高方向に振れたことで、自動車など輸出関連株が下落し、トヨタ自動車は3%安。一方、米国市場での半導体株高を背景に、東京エレクトロンなど半導体関連株は堅調でした。外国為替市場では、日米金融当局による協調介入への警戒感や、トランプ大統領のドル安容認とも受け取れる発言を背景に円高が加速。ニューヨーク市場では一時1ドル=152円10銭近辺まで上昇し、約3カ月ぶりの円高水準を記録。ユーロも対ドルで上昇し、主要通貨に対してドル安の流れが鮮明となりました。 |
| 1/29 | 29,568円 (+1,830) | 令和8年1月29日(木)の金相場は前日比で1,830円の続伸となりました。1gあたりの金価格は29,568円です。背景として需給そのものよりも「金融・政治の不確実性に対する投資家心理の急激な変化」が予想されます。トランプ大統領によるパウエルFRB議長への批判や、FRB本部改修工事を巡る議会証言問題、さらには連邦捜査の動きが伝わる中、FRBの独立性に対する懸念が市場で一気に強まったとみています。中央銀行が政治的圧力にさらされる可能性は、金融政策の信認低下を連想させ、特に個人投資家を中心に「通貨よりも実物資産へ」という防衛的な資金移動を加速させた流れでしょう。加えて、米ドルが4年ぶりの安値圏に沈んだことも心理面で追い風となっています。トランプ大統領がドル安を容認する姿勢を示したことで、ドルの先行き不安が強まり、相対的に金の魅力が再評価された。アナリストは、今回の金高を単なるドル安局面とは異なり、「政治と金融の力関係を巡る緊張」が投資家の警戒心を刺激した結果だと指摘。FOMCでは政策金利が据え置かれたものの、複数理事が利下げを主張した事実も、先行きの政策不透明感を残しました。FRB側は独立性を強調したが、市場は言葉よりもリスクの芽に敏感に反応している。金価格の急伸は、投資家の焦りよりも「備え」を優先し始めた心理の表れなのではないでしょうか。 |
| 1/30 | 29,381円 (-187) | 令和8年1月30日(金)の金相場は前日比で187円の下落となりました。1gあたりの金価格は29,381円です。トランプ米大統領は29日、米連邦準備理事会(FRB)が前日の会合で利下げを見送ったことに強い不満を示し、「FRBは今すぐ大幅な利下げを行うべきだ」と要求しました。自身のSNSへの投稿では、パウエルFRB議長を名指しで批判し、「金利を高く維持する正当な理由はなく、米国と国家安全保障を損なっている」と主張。さらに、関税政策によって資金が米国へ流入し、米国経済はかつてない強さを取り戻しているとして、「この強さに見合うよう、世界で最も低い金利を支払うべきだ」と訴えました。こうした中、トランプ氏はFRB次期議長人事を30日朝に発表すると表明しており、金融政策への政治的圧力が一段と強まる可能性が意識されている状況です。一方、国連のグテレス事務総長は、世界の問題は一国主導や米中二極対立では解決しないと指摘し、多極的な国際秩序の重要性を強調。国連安全保障理事会の改革が不可欠だとの考えも示しました。こうした米国の金融政策を巡る不透明感や国際秩序の先行き不安を背景に、国内の金市場では価格上昇が続いており、昨日は金の小売価格が初めて1gあたり3万円を突破。昨年9月末に2万円台に乗せてから、わずか4か月で約1万円上昇しており、報道の広がりとともに安全資産としての金への関心が一段と高まっています。 |
| 月日 | 買取相場 | 専門家のコメント |
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| 2/2 | 25,971円 (-3,657) | 令和8年2月2日(月)の金相場は前日比で3,657円の歴史的大暴落となりました。1gあたりの金価格は25,971円です。ニューヨーク金先物価格は前日比600ドル超、率にして約11%も急落。終値は1トロイオンス4,745.1ドルとなり、1日としては1980年以来、実に46年ぶりの下落幅を記録しました。急落の直接的な引き金となったのは、米連邦準備制度理事会(FRB)の次期議長人事が有力とされています。トランプ米大統領が「タカ派寄り」と見られてきた元FRB理事のケビン・ウォーシュ氏を次期議長に指名したことで、市場心理が大きく転換。これまで、次期議長に政権寄りのハト派が就任すればFRBの独立性が揺らぐとの懸念から、ドル売り・金買いが進んでいましたが、今回の人選によりその警戒感が後退。米ドルが反発し、過熱していた貴金属相場に一気に調整圧力がかかりました。金相場は1月29日に史上最高値となる5,626ドルを記録していましたが、その後わずか数日で4,700ドル台まで下落。率にして16%に達しました。銀やプラチナといった値動きの荒い貴金属では、3〜4割に及ぶ下落も見られています。取引所による証拠金引き上げも重なり、膨らんでいた投機的な買いポジションが一斉に解消された形です。過去には大幅下落からの反発による相場回復もありました。投資家たちを中心とした次の動きは、今後のトランプ大統領の政策やアメリカ経済、中東情勢をはじめとした地政学リスクは避けられません。 |
| 2/3 | 26,429円 (+458) | - |
| 2/4 | 27,405円 (+976) | 令和8年2月4日(水)の金相場は前日比976円の反発となりました。1gあたりの金価格は27,405円です。中東情勢を巡る緊張の高まりがあるとみています。米軍は3日、アラビア海に展開する原子力空母「エーブラハム・リンカーン」に接近してきたイラン製ドローンを撃墜したと発表。米中央軍によると、ドローンは意図不明のまま空母に向かって飛行しており、安全確保のためF35C戦闘機が対応。人的・物的被害はありませんでした。一方、イラン側メディアは、ドローンは国際水域で監視任務を終えたと主張し、通信が途絶えた原因については不明としています。この撃墜を受け、原油先物市場では地政学リスクが意識され、北海ブレント先物が1バレル当たり約1ドル上昇しました。さらに数時間後、ホルムズ海峡でイラン革命防衛隊の小型船舶やドローンが、米船籍タンカーに接近し威嚇する事案が発生。米海軍の護衛により事態は沈静化したものの、原油輸送の要衝での緊張は市場の警戒感を強めました。こうした状況下でも、米国とイランは6日にトルコ・イスタンブールで核協議を再開する予定となっています。トランプ米大統領は外交による解決に言及する一方、合意に至らなければ「悪いことが起きる」と警告。米国はウラン濃縮停止などを要求していますが、イラン側は制裁解除を重視しつつ、一定の柔軟姿勢も示しています。中東で軍事的緊張と外交交渉が同時進行する中、先行き不透明感が強まり、為替や金利動向とは別に、安全資産としての金への需要が改めて意識され、国内金価格の上昇につながったとみられます。 |
| 2/5 | 27,749円 (+345) | 令和8年2月5日(木)の金相場は前日比345円の続伸となりました。1gあたりの金価格は27,749円です。米中首脳間の対話再開を受け、地政学リスクや国際情勢への警戒感が意識され、安全資産とされる金への需要が下支えされたとみています。トランプ米大統領は4日、中国の習近平国家主席と電話会談を行い、4月に予定する自身の中国訪問計画をはじめ、台湾問題、ウクライナ情勢、イラン問題、貿易やエネルギー取引など幅広い議題について協議したと明らかにしました。トランプ大統領は会談を「非常に前向きだった」と評価し、習主席との個人的な関係が「極めて良好」であると強調したうえで、残り任期中に米中関係で多くの成果が得られるとの見通しを示しました。またトランプ大統領は、中国が善意の表れとして米国産大豆の購入量を従来の約1200万トンから2000万トンに引き上げる可能性に言及しましたが、中国商務省からの公式なコメントは出ておりません。一方、中国国営新華社によれば、習近平国家主席は台湾問題を米中関係における最重要課題と位置付け、米国による台湾への武器売却に慎重な対応を求めたとのことです。核軍縮を巡っては、米ロの新戦略兵器削減条約(新START)が5日に期限を迎える中、トランプ大統領が中国を枠組みに加えるべきだとの立場を示しているものの、今回の電話会談で具体的な協議が行われたかは明らかにされておりません。米中双方が関係安定を模索する姿勢を示す中、国際政治の不確実性は依然として高く、金市場ではこうした動向を慎重に見極める展開が続きそうです。 |
| 2/6 | 26,281円 (-1,469) | 令和8年2月6日(金)の金相場は前日比1,469円の下落となりました。1gあたりの金価格は26,281円です。米国とロシアが2010年に調印した新START(新戦略兵器削減条約)が5日に失効したことについて、中国外務省は「国際的な核軍備管理体制と世界の核秩序に消極的な影響を与える」として遺憾の意を表明。一方で、中国の核戦力は米露と同列ではないとして、トランプ米大統領が求める新たな核軍縮交渉への参加には応じない姿勢を改めて強調しました。新STARTは、戦略核弾頭の配備数を1550発以下に制限するなど、米露間に残る唯一の核軍縮条約でした。ロシアは延長を打診していましたが、米国側は中国を含めた新枠組みの構築を主張し、期限までに合意に至らず。条約失効により、今後の核開発競争が加速するとの懸念が広がっています。こうした中、スペインで開かれたAIの軍事利用を巡る国際サミット「REAIM」では、AI兵器における人間の責任明確化などを盛り込んだ20原則の共同宣言に、中国と米国が署名を見送りました。署名国は出席85カ国中35カ国にとどまり、大国間の緊張や同盟関係の不確実性が合意形成を難しくしているとの見方が出ています。オランダ国防相は、軍事的制約と競争の狭間に立たされる「囚人のジレンマ」を指摘しました。さらに欧州では、ドイツが次世代戦闘機開発を巡り、日本・英国・イタリアが進めるGCAPへの参加を選択肢として検討していると報じられました。核・AI・先端兵器を巡る国際秩序の不安定化が、各国の防衛戦略見直しを促している状況です。 |
| 2/9 | 27,792円 (+1,622) | 令和8年2月9日(月)の金相場は前日比1,622円の反発となりました。1gあたりの金価格は27,792円です。中東情勢の緊張や米国を巡る外交・通商動向が意識され、安全資産としての金需要が強まったとみられます。イスラエル首相府は7日、ネタニヤフ首相が11日に米ワシントンでトランプ大統領と会談すると発表。米国とイランの核開発問題を巡る協議が議題となる見通しとなっており、ネタニヤフ氏は弾道ミサイル制限や親イラン勢力への支援停止も交渉に含めるべきだとの立場を示しています。両国高官は6日、オマーンのマスカットで協議を行い、今後も協議を継続することで一致しました。一方、イランのアラグチ外相は、米軍がイランを再び攻撃した場合、中東地域の米軍基地を標的に報復する可能性があると警告。トランプ大統領は6日、イランから製品を輸入する国に二次関税を課す大統領令に署名しました。欧州連合(EU)は、米国との貿易摩擦を巡る緊張が緩和したことを受け、約930億ユーロ相当の米国製品に対する報復関税措置の発動停止を8月6日まで延長しました。国内では、8日に投開票が行われた衆院選で自民党が単独で3分の2を超える議席を獲得し、財政拡張路線継続への期待から東京株式市場で日経平均株価が急騰。初の5万7000円台を記録しました。トランプ大統領は高市首相の圧勝を称賛し、今後の政策運営に期待を示す中、中国は選挙結果を速報で伝えており、日中関係への影響も注目されています。 |
| 2/10 | 27,725円 (-68) | 令和8年2月10日(火)の金相場は前日比68円の下落となりました。1gあたりの金価格は27,725円です。米国が北大西洋条約機構(NATO)の統合軍司令部における主要ポストの一部を欧州側に引き渡す方針であることが明らかとなりました。軍事筋によると、現在米国の提督が指揮しているイタリア・ナポリおよび米バージニア州ノーフォークの統合軍司令部について、司令官職を欧州側が担う見通しです。これは、欧州諸国が自らの安全保障により大きな責任を持つべきだとするトランプ米大統領の考えに沿った動きとされます。一方で米国は、連合航空・海上・陸上の各司令部といった作戦上重要な指揮権は引き続き保持すると表明。NATO当局者は、今回の変更は将来のローテーション計画の一環であり、欧州同盟国が軍事指導でより重要な役割を果たすことになると説明しました。同日、国連を巡っては、米国による分担金の未払い問題が依然として解決していないことが示されました。国連側は支払いの時期と金額の詳細を待っている段階であり、グテレス事務総長は財政運営が深刻な危機に直面していると警告しています。未払いの大部分は米国によるものであり、トランプ政権は国連に改革と経費削減を求め、拠出金を大幅に削減してきました。さらに通商面では、中国EV大手の比亜迪(BYD)が、国際緊急経済権限法(IEEPA)に基づく米国の関税は違法だとして、既に支払った関税の返還を求め米国際貿易裁判所に提訴。中国自動車メーカーによる初の訴訟となります。関税の合法性を巡っては、最高裁の判断も見込まれています。こうした中、米中間では高官協議が進められており、今後の首脳会談に向けた環境整備が続いている状況です。 |
| 2/12 | 27,308円 (-416) | 令和8年2月12日(木)の金相場は前日比416円の続落となりました。1gあたりの金価格は27,308円です。ブレント・クリステンセン駐バングラデシュ米大使は、南アジアで拡大する中国の影響力に対抗するため、バングラデシュ次期政権に米国や同盟国の防衛システムを提示し、中国製装備の代替を提案していると明らかにしました。同国は12日に総選挙を控えます。昨年8月、Z世代主導の抗議デモによりハシナ首相が失脚しインドへ亡命。インドの影響力が後退する中、中国はインド国境近くにドローン工場を建設する協定を結ぶなど関与を強めています。米国は中国との協力に伴うリスクを説明しつつ、軍事面で多様な選択肢を示す方針です。一方、ライト米エネルギー長官はベネズエラ訪問中、中国企業による正当な取引は問題ないとしながらも「有害な取引」は阻止すると表明。ベネズエラでは石油改革法成立により投資環境改善の兆しもありますが、大規模資本流入にはなお課題が残ると指摘しました。原油市場では米イラン関係の緊張が意識され、ブレントは69ドル台、WTIは65ドル台へ小幅上昇。トランプ大統領はイスラエルのネタニヤフ首相と会談し、イラン核協議継続を強調する一方、合意に至らなければ厳しい措置も辞さない姿勢を示し、中東への空母追加派遣を検討している模様です。 |
| 2/13 | 26,568円 (-741) | 令和8年2月13日(金)の金相場は前日比741円の続落となりました。1gあたりの金価格は26,508円です。台湾軍は、中国の軍事的圧力の高まりを受け、米防衛技術企業シールドAIと契約を締結し、自律型無人システムの高度化に乗り出しました。台湾の国立中山科技研究院が同社のAI制御基盤「Hivemind」を導入し、GPSや通信が妨害される状況下でも連携可能なドローン運用体制の構築を目指す模様です。人的資源が限られる台湾軍にとって戦闘力の増強が狙いとみています。一方、米台は相互貿易の最終合意に署名。米国は台湾製品に15%の関税を課す一方、台湾は米国製品の関税撤廃や大規模購入を約束。エネルギー、航空機、電力設備などが対象で、供給網強化とハイテク分野での戦略的連携深化が柱となります。さらにウクライナのゼレンスキー大統領は、米国の和平提案を支持する姿勢を示しつつ、自国の利益に反する合意は拒否する考えを表明。選挙や国民投票の実施にも言及しましたが、停戦や安全保障の具体的合意はなお不透明です。国際秩序を巡る各地の動きが同時進行で加速している状況です。 |
| 2/16 | 26,971円 (+404) | 令和8年2月16日(月)の金相場は前日比404円の反発となりました。1gあたりの金価格は26,971円です。米国土安全保障省(DHS)の予算を巡る与野党対立が続く中、トランプ政権で国境問題を担当するトム・ホーマン氏は、民主党が求める移民・税関捜査局(ICE)の改革案を拒否。民主党は人種プロファイリングの停止や覆面禁止、令状なしの個人宅立ち入り禁止などを要求していますが、ホーマン氏は「不合理」と反論。ICE職員は合理的な疑いに基づき職務を遂行しており、安全確保のため覆面も必要だと主張しました。DHSは一部閉鎖状態にあるものの、大半の業務は継続している模様です。議会休会により協議停滞も懸念されます。一方、イランと米国は核協議の再開に向けた動きを強めています。イラン側は制裁解除と引き換えに高濃縮ウラン備蓄の希釈や妥協の可能性を示唆。経済的利益の相互確保を重視し、エネルギー投資や航空機購入なども議題に含まれる見通しとなっています。ただしイランは「ゼロ濃縮」要求は受け入れられないと強調。ジュネーブでの協議を前に、制裁緩和と核制限を巡る駆け引きが続いている状況です。 |
| 2/17 | 26,835円 (-136) | 令和8年2月17日(火)の金相場は前日比136円の下落となりました。1gあたりの金価格は26,835円です。イランのアラグチ外相は16日、ジュネーブでIAEAのグロッシ事務局長と会談し、米国との核協議を前に協力や技術的見解を協議しました。しかし妥協の兆しは乏しいようであり、米国は中東へ2隻目の空母を派遣し、イラン革命防衛隊もホルムズ海峡で演習を実施するなど軍事的緊張が高まっている状況です。IAEAは高濃縮ウランの所在説明と査察再開を要求。ルビオ国務長官は合意は困難との認識を示し、トランプ大統領は間接的に協議へ関与すると表明しました。昨年の核施設攻撃後も溝は深く、協議の行方は不透明となっています。さらにウクライナ情勢では、ゼレンスキー大統領がロシアによる大規模攻撃準備を警告。米仲介の和平協議がジュネーブで予定されますが、領土問題など主要論点を巡り様々な憶測が飛び交っています。 |
| 2/18 | 26,496円 (-339) | 令和8年2月18日(水)の金相場は前日比339円の続落となりました。1gあたりの金価格は26,496円です。米国ではバンス副大統領がFOXニュースのインタビューにて、イランとの核協議について「核兵器を持たせないことが最優先」と強調しました。外交的解決を目指す姿勢を示しつつも、トランプ大統領があらゆる選択肢を検討していると述べており、決裂時の軍事行動の可能性もにじませました。イランの核保有は友好国でない国々への拡散につながりかねず、越えてはならない一線だと警告しています。一方、カナダは北極圏で大規模演習「ナヌーク作戦」を開始。氷点下30度のイエローナイフで、C130輸送機によるM777榴弾砲の空輸やヘリの整備訓練が行われました。背景にはトランプ氏のグリーンランドを巡る発言があり、北極の緊張は静かながら確実に高まっています。カナダはヌークに領事館を開設し、周辺国との結束を強める構えとなっています。日本政府は、米国との対米投融資第1号案件として総額約5兆6000億円規模の3事業を発表。人工ダイヤ製造では旭ダイヤモンド工業やノリタケが関心を示しているとのこと。供給網を中国依存から分散させる狙いがあるとみています。加えて、ガス火力発電や原油輸出施設整備も進められる見通し。経済と安全保障が絡み合う時代、各国は抑止と協調の均衡を探りあう状況が続きます。 |
| 2/19 | 26,978円 (+712) | 令和8年2月19日(木)の金相場は前日比712円の反発となりました。1gあたりの金価格は26,978円です。地政学リスクの高まりを受け、安全資産としての金が買い戻される展開となりました。米ニュースサイト「アクシオス」は、米国がイランに対しイスラエルとの共同で大規模軍事攻撃に踏み切る可能性があると報道。数週間に及ぶ作戦となり、本格的な戦争に近づく恐れも指摘されました。米国とイランは2回目の核協議を行ったものの、合意は難航している状況です。米国が空母2隻を中東へ派遣し、イランもホルムズ海峡で軍事演習を実施するなど、緊張は高まっています。ホワイトハウスは外交を優先するとしつつ、攻撃には十分な根拠があると主張しました。一方、ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相は、米国による新たな攻撃は深刻な結果を招くと警告。国際原子力機関の管理下にある核施設への攻撃は核事故のリスクを伴うと指摘し、地域の緊張激化は「火遊び」だと述べました。ロシアはイランが核拡散防止条約を順守し、平和的解決を望んでいるとの認識を示しています。 |
| 2/20 | 27,146円 (+168) | 令和8年2月20日(金)の金相場は前日比168円の続伸となりました。1gあたりの金価格は27,146円です。昨日に続き、米国とイランの対立からの緊張が金の需要が高まっています。トランプ米大統領がイランの核開発を巡り合意期限を「今後10~15日」と示唆し、「応じなければ本当に悪いことが起きる」と警告。地政学リスクの高まりから安全資産である金への需要が強まりました。原油先物も上昇。北海ブレントは1バレル=71.87ドル、WTIは66.66ドルといずれも続伸し、前日は約6カ月ぶりの高値を付けました。イランがロシアとの合同海軍演習を計画しているとの報道も緊張感を高めています。さらに、米エネルギー情報局(EIA)の統計で原油在庫が900万バレル減少したことも相場を下支えしました。一方、通商面ではインドネシアと米国が相互貿易協定に署名。関税率は従来合意の19%を維持しつつ、一部品目で免除措置が講じられます。インドネシア側は米製品への関税・非関税障壁の大幅撤廃を進める方針です。加えて、日本は対米関税引き下げに向け総額5500億ドル規模の投資を約束。人工ダイヤモンドや発電関連に続き、次世代型原子炉建設案も浮上しています。来月予定される高市総理の訪米と首脳会談を控え、日米協議の行方にも注目が集まります。 |
| 2/24 | 28,431円 (+1,285) | 令和8年2月24日(火)の金相場は前日比1,285円の続伸となりました。1gあたりの金価格は28,431円です。米国の通商政策を巡る不透明感や中東情勢の緊張が金相場に多大なる影響を与えたとみています。トランプ米大統領は23日、イランの核開発問題について「合意を望む」としつつ、合意に至らなければ深刻な事態になると警告し、地政学リスクへの警戒が強まりました。また、米最高裁が国際緊急経済権限法(IEEPA)に基づく広範な関税措置を違法と判断したことを受け、政権は代替策を模索。ウォール・ストリート・ジャーナル紙は、通商拡大法232条に基づき大型バッテリーや工業用化学品など6産業に新たな国家安全保障関税を検討していると報じました。相互関税は24日午前0時に徴収停止となる一方、全世界を対象に10%の新関税を発動し、その後15%へ引き上げる意向も示されていますが、適用時期は未定となっています。違法とされた関税の還付総額は最大1,750億ドルに上る可能性も。コストコ・ホールセールなど1,800社超が提訴したが、流通・小売企業は法的地位の問題から還付請求が認められない可能性も指摘されます。企業間での補償交渉や訴訟拡大への懸念も浮上しており、こうした通商リスクが安全資産である金の上昇を後押ししています。 |
| 2/25 | 28,156円 (-275) | 令和8年2月25日(水)の金相場は前日比275円の下落となりました。1gあたりの金価格は28,156円です。23日付の米主要メディアによると、イランは米国から攻撃を受けた場合、弾道ミサイルによる報復を優先する構えをみせています。標的にはイスラエルのほか、カタールやバーレーン、サウジアラビアなど中東に所在する米軍基地計13カ所が含まれており、「集中砲火」計画が浮上しています。報道では、イランは中距離弾道ミサイル約2,000発を保有するとみられ、射程2,000キロ級のホッラムシャフル4やセッジール2、極超音速のファタフ1などが挙げられています。巡航ミサイルや攻撃ドローンの運用能力も指摘。ホワイトハウスは、トランプ大統領の第一の選択肢は外交としつつ、必要なら武力行使も辞さないと表明。米国とイランは26日にスイス・ジュネーブで3回目の核協議を予定する一方、米側は中東海域に空母打撃群を展開し、抑止態勢を強化している状況です。24日にもトランプ大統領は、議会で一般教書演説を行い、イラン対応や最高裁の違憲判断を受けた関税政策について説明する見通しです。政権は相互関税の代替として、通商法に基づき全ての国・地域からの輸入品に150日間限定で10%の関税を発動。大統領は上限の15%へ引き上げる意向も示しており、実施時期が焦点となっています。 |
| 2/26 | 28,401円 (+245) | 令和8年2月26日(木)の金相場は前日比245円の反発となりました。1gあたりの金価格は28,401円です。引き続き、米国とイランを巡る緊張の高まりが金相場に影響を与えています。米国とイランは26日、スイス・ジュネーブで3回目となる核協議を開催する予定であり、交渉の行方に市場の関心が集まっています。マルコ・ルビオ米国務長官は25日、イランが大陸間弾道ミサイルの開発を試みていると指摘し、今回の協議は主に核計画が焦点になるとの見通しを示しました。さらに、イランが将来的にウラン濃縮を再開できる水準を目指している可能性にも言及。弾道ミサイル問題を協議対象としないイラン側の姿勢は「大きな問題だ」と批判しました。トランプ大統領も一般教書演説で、イランが核兵器を保有することは認められないと強調。米国は中東に大規模な軍事展開を続け、圧力を強めています。米財務省はイランの石油取引やミサイル開発に関与した個人・団体、いわゆる「影の船団」に追加制裁を科しました。一方、イラン側は核開発は民生用エネルギー目的だと主張。軍事的緊張と制裁強化が交錯するなか、安全資産としての金への資金流入が相場を下支えする構図となっています。 |
| 2/27 | 28,377円 (-24) | 令和8年2月27日(金)の金相場は前日比24円の下落となりました。1gあたりの金価格は28,377円です。米国とイランは26日、スイス・ジュネーブで3回目となる核協議を実施しました。仲介役を務めたオマーンの外相は「重要な進展があった」と評価したものの、最大の懸案を克服したかどうかについては明言を避けました。イランのアラグチ外相は、協議は「これまでで最も真剣なものの一つだった」と述べており、一部で合意に達したとする一方、制裁解除などを巡り隔たりが残ると明らかにしました。来週にはウィーンで実務者協議を開始し、1週間以内に次回の閣僚級協議を開く見通しとのことです。米側は公式コメントを出しておりませんが、米メディアは高官が「前向きだ」との認識を示したと報道。他方で、核問題と弾道ミサイル開発を切り離すべきかどうかを巡る溝は埋まっていない状況です。トランプ大統領はイランの核兵器保有を認めない姿勢を強調し、マルコ・ルビオ国務長官もミサイル開発への懸念を示しています。米国は中東に大規模な軍事展開を続け、圧力を維持する構えのようです。緊張の高まりは市場にも波及しています。原油輸送の要衝ホルムズ海峡を巡るリスクが意識され、中東発中国向けの大型原油タンカー運賃は急騰。海運業界は、情勢次第で世界の石油供給に影響が及ぶ可能性を指摘。外交交渉は継続するものの、最終的な合意に至るかは依然として不透明な状況が続いています。 |
| 月日 | 買取相場 | 専門家のコメント |
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| 3/2 | 29,288円 (+1,131) | 令和8年3月2日(月)の金相場は前日比1,131円の反発となりました。1gあたりの金価格は29,508円です。中東情勢の急激な悪化を受け、安全資産とされる金に資金が流入した模様です。トランプ米大統領は1日、SNSでビデオ声明を発表し、米イスラエル両軍による対イラン軍事作戦後、イラン側の報復で米兵3人が死亡したことを明らかにしました。そのうえで「最も苛烈な打撃を与える」と報復を宣言。作戦は目標達成まで継続し、期間は「4週間程度」との見通しを示しました。米中央軍はB2爆撃機による弾道ミサイル施設攻撃も公表し、軍事的緊張は一段と高まっています。イランでは最高指導者ハメネイ師の死亡を受けた混乱が広がり、パキスタンでも抗議デモが暴徒化し多数の死傷者が出たと報じられています。情勢不安は原油市場にも波及し、米国産WTI原油先物は一時1バレル=75ドル台と約8カ月ぶりの高値を記録。ホルムズ海峡の航行停滞懸念も重なり、供給不安が価格を押し上げています。地政学リスクの拡大とエネルギー価格の急騰を背景に、当面は金市場でも不安定な値動きが続く可能性があります。市場は軍事動向と外交の行方を注視している状況です。 |
| 3/3 | 29,612円 (+104) | 令和8年3月3日(火)の金相場は前日比104円の続伸となりました。1gあたりの金価格は29,612円です。イギリスのスターマー首相、フランスのマクロン大統領、ドイツのメルツ首相は共同声明を発表し、イランに対して報復攻撃の即時停止を要求。「無差別かつ不釣り合いな攻撃だ」と非難し、状況が続けばミサイルやドローンの発射能力を破壊する防衛行動も辞さない姿勢を示しました。中東の緊張は一段と高まり、国際社会は固唾をのんで推移を見守っています。市場も敏感に反応しました。地政学リスクの高まりを受け、安全資産である金に資金が流入。昨日の夕方には金の店頭販売価格を1グラム3万305円に引き上げ、約1カ月ぶりに最高値を更新しました。有事のドル買いによる円安も円建て価格を押し上げています。さらに深刻なのがエネルギー問題です。米国とイスラエルによるイラン攻撃を受け、ホルムズ海峡が事実上封鎖状態となり、日本の原油調達に懸念が拡大。原油輸入の9割超を中東に依存する日本にとって同海峡は生命線です。備蓄は約254日分あるものの、封鎖が長期化すればWTI原油は87ドル、最悪で130ドルまで上昇する可能性も指摘されています。ガソリン価格は200円超え、電気・ガス料金も上昇し、家計と企業の負担は急拡大。実質GDPの押し下げや実質賃金の再悪化も懸念されます。遠い中東の火種が、日本の暮らしと経済をじわりと包囲し始めています。 |
| 3/4 | 28,334円 (-1,278) | 令和8年3月4日(水)の金相場は前日比1,278円の下落となりました。1gあたりの金価格は28,334円です。直前までは中東情勢の緊迫化を背景に安全資産として金を買う動きが強まりましたが、高値圏では利益確定売りが優勢となり、価格を押し下げました。地政学リスクと市場の冷静な利益確定が交錯する展開です。トランプ米大統領はCNNのインタビューで、対イラン攻撃について「本格的な攻撃はこれからだ」と述べ、大規模作戦が間近に迫っているとの認識を示しました。さらに演説では「必要なことは必ず成し遂げる」と強調し、長期戦も辞さない構えを表明。米軍制服組トップも中東への部隊追加派遣を明言しました。米中央軍はイラン革命防衛隊の指揮所や防空施設、ミサイル発射拠点を破壊したと発表。トランプ氏はイランの海空軍力が大きく損なわれたと主張しています。一方、イラン側は長期戦への備えを強調し、徹底抗戦の姿勢を崩していません。米兵の死者増加やイラン国内の多数の死傷者も報告され、犠牲は拡大しています。加えて、ホルムズ海峡を巡る緊張が原油市場を揺らしています。同海峡は世界の石油消費量の約2割が通過する要衝で、封鎖宣言を受け原油価格は急騰。トランプ氏は米海軍によるタンカー護衛や、航行船舶向けの政治リスク保険の提供を表明しました。原油高は一時的との見方を示すものの、情勢次第ではエネルギー価格の高止まりも懸念されます。金市場はこうした不透明感をにらみながら、神経質な値動きが続きそうです。 |
| 3/5 | 28,540円 (+206) | 令和8年3月5日(木)の金相場は前日比206円の反発となりました。1gあたりの金価格は28,540円です。前日の大幅安からの自律反発に加え、中東情勢を巡る思惑が相場を下支えした模様です。米紙ニューヨーク・タイムズは、米軍による攻撃の翌日、イラン情報機関の当局者が第三国を通じてCIAに停戦条件の協議を打診していたと報道。ただ、トランプ政権は提案に懐疑的であり、現時点では真剣に受け止めていないとされています。イラン指導部に相次ぐ打撃で、合意を結べる体制が整っているか不透明との見方も。一方、イスラエルは軍事作戦を通じたイラン政府の崩壊を目指しているとされており、米側に停戦協議を無視するよう求めたとのこと。情勢は依然として流動的となっています。また、スペインとの貿易停止を巡る発言も波紋を広げました。ホワイトハウスはスペインが米軍協力に同意したと説明しましたが、スペイン政府はこれを否定。対イラン攻撃を「無謀で違法」と批判し、反戦姿勢を崩しておりません。さらにトランプ大統領は、FRB次期議長にケビン・ウォーシュ元理事を指名する案を上院に送付。大幅利下げを求める政権の姿勢が強まる中、金融政策の独立性が焦点となります。加えて、日本などへの10%関税を最大15%へ引き上げる可能性も示唆されており、通商政策の先行きにも警戒感が広がっています。地政学、金融、通商を巡る不透明感が、金市場の下支え要因となっている状況です。 |
| 3/6 | 28,202円 (-338) | 令和8年3月6日(金)の金相場は前日比338円の下落となりました。1gあたりの金価格は28,202円です。トランプ米大統領は5日、米ニュースサイトのインタビューにて、イランの次期指導者の選出に自らが関与する必要があるとの認識を示しました。死亡した最高指導者ハメネイ師の後継候補として息子モジタバ師の名が取り沙汰されていますが、トランプ氏は「イランに調和と平和をもたらす人物が必要だ」と述べており、特定の人物が世襲的に権力を継ぐことには否定的な姿勢です。こうした発言の背景には、米国とイスラエルによる対イラン軍事作戦の拡大が挙げられます。両軍はテヘラン東部の軍事施設を含む複数の拠点への攻撃を続けており、米国防総省は作戦が「加速している」と強調。イスラエル軍によれば、攻撃対象には革命防衛隊や民兵組織バシジの関連施設が含まれます。一方、イラン側もミサイルや無人機で反撃しており、戦闘は5日目に入ってなお激化しています。 |
| 3/9 | 28,112円 (-90) | 令和8年3月9日(月)の金相場は前日比90円の続落となりました。1gあたりの金価格は28,112円です。イランで最高指導者を選出する権限を持つ「専門家会議」は、米国とイスラエルの攻撃で死亡したハメネイ師の後継者として、次男のモジタバ師(56)を選出したと発表。トランプ大統領はこれまでモジタバ師の指導者就任を「受け入れられない」と明言しており、今回の決定は米国の方針を真正面から否定する動きと受け止められています。モジタバ師は公職経験がほとんどなく、これまで表舞台に出る機会は限られていました。ただ、革命防衛隊や民兵組織バシジと強い結びつきを持つとされており、強硬派の支持が厚い人物とみられています。今回の就任により、イラン体制は一段と強硬路線へ傾く可能性があり、米国やイスラエルとの軍事衝突が早期に収束する見通しは不透明との見方が出ています。トランプ大統領は7日、イランとの戦争について「同国が機能する軍隊や権力を持つ指導者を失った場合にのみ終結する可能性がある」と述べており、現時点で交渉には関心がないとの姿勢を示しました。さらに空爆によってイランの指導者候補が全て排除され、軍が壊滅すれば交渉そのものが無意味になる可能性もあると語りました。米国とイスラエルが協調して開始した対イラン攻撃は7日で2週目に入り、イスラエルとイランの間ではミサイルや無人機による攻撃の応酬が続いています。戦闘の長期化が現実味を帯びるなか、中東情勢の不透明感は一段と強まっています。 |
| 3/10 | 28,435円 (+323) | 令和8年3月10日(火)の金相場は前日比323円の反発となりました。1gあたりの金価格は28,435円です。中東情勢の緊張が続くなか、エネルギー供給の要衝であるホルムズ海峡を巡るリスクが改めて意識されています。トランプ米大統領は9日、イランがホルムズ海峡で石油輸送を停止した場合、米国はこれまでを大きく上回る規模で攻撃すると警告。自身のSNSで「石油の流れを止めれば、これまでの20倍の攻撃を受けることになる」と強い表現で牽制しました。一方、トランプ氏は同日の記者会見で、イランに対する軍事作戦について「終結が近い」と述べ、長期化への懸念を否定しました。ただ、米国とイスラエルの攻撃で死亡したイラン最高指導者ハメネイ師の後継として次男モジタバ師が選出されたことについては「失望した」と批判し、対立の火種は残る模様です。湾岸地域では緊張緩和を模索する動きもみられています。サウジアラビアは外交的解決を支持する姿勢を示しつつ、自国のエネルギー施設への攻撃が続けば報復を余儀なくされる可能性があるとイラン側に警告。さらに、NATOがトルコ領空に向かったイランの弾道ミサイルを迎撃したことが明らかになり、紛争の波及リスクも意識されています。こうした地政学的緊張はエネルギー市場の不安定要因となる可能性があり、安全資産としての金需要を下支えする要因となる可能性があります。一方、工業用途の比率が高いプラチナ市場では景気動向や自動車需要への影響も意識されます。市場では今後も中東情勢と原油市場の動向をにらんだ神経質な展開が続きそうです。 |
| 3/11 | 28,985円 (+550) | 令和8年3月11日(水)の金相場は前日比550円の続伸となりました。1gあたりの金価格は28,985円です。トランプ米大統領は10日、米軍がイランの機雷敷設艦10隻を破壊したと発表。イランが原油輸送の要衝ホルムズ海峡に機雷を敷設する可能性が取り沙汰される中、敷設が確認された場合には「前例のない規模の軍事的結果に直面する」と警告しました。米中央軍も同日、同海峡周辺で機雷敷設船16隻を排除したと明らかにし、海上交通の安全確保に向けた軍事行動を継続しているとしました。ホルムズ海峡は世界の石油輸送量の約2割が通過する戦略的要衝であり、情勢悪化はエネルギー市場に直接的な影響を与える可能性があります。一方、イスラエル軍はレバノンでの軍事作戦を拡大し、首都ベイルート近郊への空爆を実施。レバノン当局によれば、これまでに約570人が死亡し、75万人以上が避難を余儀なくされています。米国は同時にイラン国内のミサイル関連施設への攻撃も実施しており、中東情勢の緊張は一段と高まっています。市場ではホルムズ海峡の安全確保を巡る不透明感から、原油価格は神経質な展開が続いています。エネルギー供給への懸念が強まる場合、安全資産とされる金など貴金属市場にも影響が波及する可能性があります。 |
| 3/12 | 28,874円 (-111) | 令和8年3月12日(木)の金相場は前日比111円の下落となりました。1gあたりの金価格は28,874円です。レバノンの親イラン武装組織ヒズボラは11日、イスラエルに対する新たな軍事作戦を開始したと発表しました。イスラエルメディアによると、同組織はイスラエル北部に向け約100発のロケット弾を発射し、交戦再開後で最大規模の攻撃となりました。イスラエル軍はレバノン南部への空爆を継続しており、地域の軍事衝突は激化しています。レバノン当局によれば、交戦再開後の死者は600人を超え、民間人への被害も拡大。中東情勢の緊迫化を背景に原油市場では供給不安が強まり、WTI原油先物は一時1バレル=119ドルまで急騰。その後は80ドル台へ調整したものの、依然として高水準で推移しています。こうした状況を受け、国際エネルギー機関(IEA)は加盟国による過去最大規模となる約4億バレルの石油備蓄の協調放出で合意。日本政府も石油備蓄の放出やガソリン補助金の再開など価格抑制策を打ち出しました。外国為替市場では有事のドル買いが進み、円相場は一時1ドル=159円台まで下落。エネルギー価格上昇による日本経済への影響も円売り材料として意識されています。中東情勢を巡る地政学リスクの高まりは、市場の不確実性を背景に安全資産としての金需要を下支えする要因となり得る状況です。 |
| 3/13 | 28,523円 (-351) | 令和8年3月13日(金)の金相場は前日比351円の続落となりました。1gあたりの金価格は28,523円です。中東情勢を巡る緊張が一段と高まる中、貴金属市場では安全資産としての金の役割が改めて意識される局面となっています。国連安全保障理事会ではイランの核開発計画を巡り米国と西側諸国がロシア、中国と鋭く対立し、国際社会の分断が鮮明となりました。こうした外交摩擦に加え、イスラエルのネタニヤフ首相がイラン指導部への強硬姿勢を示したことで、中東情勢の不透明感はさらに強まっています。地政学的な緊張が高まる局面では、金融市場ではリスク回避の動きが広がりやすく、資金は比較的安全とされる資産へ流入する傾向があります。その代表格が金であり、歴史的にも戦争や国際紛争の拡大局面では投資資金が金市場に流れ込むケースがセオリーとされます。今回のように大国間の対立構図が鮮明になると、紛争が長期化する可能性も意識されやすく、市場のリスク警戒感は高まりやすいかと思われます。さらに中東地域は世界のエネルギー供給の要衝であり、軍事衝突の拡大は原油市場を通じて世界経済にも影響を及ぼす可能性があります。エネルギー価格の上昇はインフレ圧力を高める要因となり、通貨価値の目減りを警戒した投資家が実物資産である金に資金を振り向ける構図も。こうした背景から、地政学リスクの高まりは金相場の下支え要因として意識される展開が続く可能性があります。 |
| 3/16 | 28,157円 (-366) | 令和8年3月16日(月)の金相場は前日比366円の続落となりました。1gあたりの金価格は28,157円です。中東情勢の緊迫化を背景に、エネルギー市場と金融市場の不安定さが一段と強まっています。トランプ大統領は15日、イランとの接触を認めつつも、紛争終結に向けた交渉が進展する見通しは乏しいとの認識を示しました。一方で米エネルギー省は数週間以内の戦闘終結と原油価格の下落を見込む見解を示しており、各国の見方には温度差が見受けられます。イラン側は徹底抗戦の姿勢を崩しておらず、革命防衛隊はイスラエルや中東の米軍拠点に対する攻撃継続を表明。緊張の高まりを受けて原油市場では供給不安が再燃し、ニューヨーク商業取引所のWTI原油先物は時間外取引で1バレル=100ドル台を回復しました。こうした中、日本政府はエネルギー供給不安への対応として石油備蓄の放出を決定。民間備蓄15日分と国家備蓄1カ月分を合わせ約8000万バレルを放出する見通しで、国内備蓄の約2割に相当します。ホルムズ海峡の事実上の封鎖により原油輸送の停滞が懸念されるなか、各国は供給確保と価格安定に向けた対応を迫られています。 |
| 3/17 | 28,043円 (-115) | 令和8年3月17日(火)の金相場は前日比366円の続落となりました。1gあたりの金価格は28,157円です。中東情勢の緊迫化を背景にエネルギー市場と外交に大きな影響を与えています。トランプ米大統領は英紙フィナンシャル・タイムズのインタビューで、ホルムズ海峡の航行再開に向けて北大西洋条約機構(NATO)加盟国が協力しない場合、「非常に悪い未来」に直面する可能性があると警告。また、中国が石油の約9割を同海峡経由で調達している点を挙げ、中国も安全確保に協力すべきとの認識を示しました。一方、トランプ氏は3月末に予定していた中国の習近平国家主席との首脳会談について、イランとの軍事衝突が続く中で国内対応を優先する必要があるとして、約1カ月の延期を中国側に要請したと明らかにしました。米中はパリで閣僚級の貿易協議を開始しており、首脳会談に向けた調整を進めています。エネルギー市場では、国際エネルギー機関(IEA)が米国とイスラエルによるイラン攻撃を受けた原油価格の高騰に対応するため、加盟国で過去最大規模となる4億バレルの石油備蓄を放出する方針を決定。ビロル事務局長は、迅速な備蓄放出により市場の混乱は一定程度抑えられていると説明しましたが、供給不足が日量500万〜800万バレルに達する可能性があるとの見方もあり、備蓄放出のみでは十分ではないとの指摘も出ています。また中東では軍事衝突が拡大しており、イスラエル軍はレバノン南部で親イラン武装組織ヒズボラの拠点に対する限定的な地上作戦を開始。外務省はレバノン全土への渡航危険情報を最も高いレベル4に引き上げ、日本人に退避を勧告しています。ホルムズ海峡の安全確保は世界のエネルギー供給の安定に直結するため、各国の外交・軍事対応が引き続き市場の焦点となりそうです。 |
| 3/18 | 27,943円 (-100) | 令和8年3月17日(火)の金相場は前日比100円の続落となりました。1gあたりの金価格は27,943円です。中東情勢の緊迫化が続く中、本来であれば安全資産としての金は買われやすい局面にありますが、足元ではエネルギー政策を巡る動きが市場の注目を集め、価格の上値を抑える要因となっています。特に注目されるのは、19日にワシントンで予定されている日米首脳会談です。高市早苗首相はトランプ米大統領に対し、米国産原油の輸入拡大を伝える方針を固めており、日本がアラスカでの原油増産に投資し、その調達を進める構想が浮上しています。日本は原油の約9割を中東に依存しており、ホルムズ海峡の緊張が高まる中、調達先の多角化はエネルギー安全保障の観点から急務となっています。もっとも、米国産原油は輸送コストや精製設備の違いといった課題も抱えており、短期的に中東依存からの完全脱却は難しいとみられます。政府内では、現下の情勢を踏まえ「油質の違いにこだわる局面ではない」との認識が広がっており、供給確保を最優先とする姿勢が鮮明となっています。液化天然ガス(LNG)の追加輸入も検討されていますが、備蓄期間が短いという制約があり、エネルギー政策全体としては依然として不確実性が残ります。こうした中、日米両政府は原油の共同備蓄を含む協力体制の構築を進めており、アジア向け供給拠点としての機能も視野に入れています。本来、地政学リスクの高まりは金価格の上昇要因となりますが、今回のようにエネルギー供給不安と政策対応が複雑に絡み合う局面では、市場の資金は分散しやすいものとみています。原油価格の動向や各国のエネルギー戦略が、今後の金相場の方向性を左右する重要なカギとなりそうです。 |
| 3/19 | 27,219円 (-724) | 令和8年3月19日(木)の金相場は前日比724円の続落となりました。1gあたりの金価格は27,219円です。米連邦準備制度理事会(FRB)が連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利の据え置きを決定したことを受け、金市場では売りが優勢となった模様です。政策金利は3.5~3.75%で維持され、据え置きは2会合連続となります。中東情勢の緊迫化に伴う原油価格の高騰がインフレ再燃要因となる可能性を踏まえ、FRBは金融政策の方向性について慎重な姿勢を維持したとみられます。市場では高金利環境の長期化観測が強まり、利息を生まない金の投資妙味が相対的に低下。足元では、原油市場の不安定な動きも金融市場全体の重しとなっています。ホルムズ海峡の事実上の封鎖により供給不安が高まり、WTI原油先物は一時1バレル=119ドル台まで上昇。その後は95ドル前後で推移しているものの、依然として高水準にある。原油高は企業の生産コストを押し上げるほか、消費の冷え込みを通じて景気を下押しする懸念があり、株式市場にも波及。日経平均株価は大幅に下落し、下げ幅は一時1500円を超えるなどリスク回避姿勢が強まりました。また、トランプ米大統領が利下げを求める姿勢を強める一方、FRBとのスタンスの違いが鮮明となっており、政策運営を巡る不透明感も市場心理を冷やしています。加えて、日米首脳会談ではホルムズ海峡の安全確保を巡る艦船派遣問題が焦点となっています。米国の要請に対し日本政府は慎重姿勢を維持しており、同盟国間の対応の違いが今後の外交・経済関係に影響を及ぼす可能性があります。 |
| 3/23 | 24,841円 (-2,378) | 令和8年3月23日(月)の金相場は前日比2,909円の続落となりました。1gあたりの金価格は24,310円です。中東情勢の緊迫化が続く中、本来であれば安全資産である金は買われやすい局面ですが、ここ数日にかけて異なる動きを見せています。背景には、ホルムズ海峡封鎖による原油輸出の停滞と、それに伴う産油国の財政悪化懸念が挙げられます。市場では、サウジアラビアやカタールなどの湾岸諸国が資金確保のために金を売却しているとの観測が広がっており、需給悪化への警戒感が強まっている模様です。加えて、原油価格の高騰によるインフレ再燃懸念から、米国の金融政策に対する見方が変化しているとの意見も。利下げ期待が後退し、むしろ利上げの可能性すら意識される中、利息を生まない金の投資妙味は低下し、売り圧力が強まりました。米国とイランの対立は一層激化しています。トランプ大統領は、ホルムズ海峡の開放が行われなければイランの発電所を攻撃すると警告。これに対しイラン側は、攻撃を受けた場合、ホルムズ海峡の完全封鎖や湾岸諸国のエネルギーインフラへの報復攻撃を示唆しています。エネルギー供給の要衝を巡る緊張は、世界経済全体への影響も大きく、今後の金相場は原油価格と金融政策、そして中東情勢の三つ巴の動向に大きく左右される展開となりそうです。 |
| 3/24 | 24,420円 (-421) | 令和8年3月24日(火)の金相場は前日比127円の続落となりました。1gあたりの金価格は24,420円です。中東情勢の緊迫化を背景に本来は安全資産として買われやすい局面ですが、今回はインフレ懸念の高まりによる金利上昇観測が重しとなり、金には逆風が続いています。イラン情勢の悪化によりエネルギー価格が上昇し、世界的に物価の再上昇が意識されています。これにより金融引き締めの長期化観測が強まり、利息を生まない金の投資妙味が相対的に低下。実際に金価格は開戦以降15%下落し、年初の最高値からは2割以上下落しています。また、短期的には投資家の資金確保の動きも影響しています。ワールド・ゴールド・カウンシルによると、金ETFからは主に米国市場で大規模な資金流出が確認されており、流動性確保のための売りが優勢となっています。一方で、トランプ米大統領がイランのエネルギー施設への攻撃を5日間延期すると表明したことで、株価は反発し原油価格は下落。これにより市場の過度な緊張は一時的に和らぎました。ただしイラン側は協議自体を否定しており、先行き不透明感は依然として強いとみています。中長期的には、インフレや地政学リスク、各国の外貨準備多様化といった構造的要因から、金の価値保存手段としての役割は維持されるとみられますが、当面は金利動向と中東情勢に左右される不安定な展開が続きそうです。 |
| 3/25 | 25,340円 (+1,140) | 令和8年3月25日(水)の金相場は前日比1,140円の大幅な反発となりました。1gあたりの金価格は25,340円です。これまでの急落に対する自律反発とみられますが、依然として市場環境は不安定な状況が続いています。背景には、ドル高の進行や米国の利下げ期待の後退も挙げられます。イラン情勢の緊迫化に伴う原油価格の上昇がインフレ懸念を強め、各国中央銀行が引き締め姿勢を維持するとの見方が広がっています。利息を生まない金にとっては逆風となり、価格の下押し要因となっています。一方で、米国とイランの間では停戦に向けた協議の可能性も報じられており、トランプ大統領は一時的な攻撃延期を表明。これを受けて市場の過度な緊張はやや緩和し、株価は反発、原油価格は下落する場面も見られました。ただし、イラン側は協議の存在を否定しており、情勢の先行きは依然として不透明となっています。中東の地政学リスクに加え、インフレと金融政策の動向が複雑に絡み合う中、金相場は今後も不安定な値動きが続く可能性が高いと思われます。 |
| 3/26 | 25,359円 (+19) | 令和8年3月26日(木)の金相場は前日比19円の続伸となりました。1gあたりの金価格は25,359円です。中東情勢の緊迫化を背景に不安定な推移が続く中、外交面では停戦に向けた動きと対立の深まりが交錯しています。イランは米国の提示した交戦終結案について検討の姿勢を見せつつも、直接協議は否定し、仲介者を通じたやり取りにとどまっています。一方、米国側はウラン濃縮停止やミサイル計画縮小など厳しい条件を提示しており、合意へのハードルは高いとみています。さらに湾岸諸国はイランによるインフラ攻撃を強く非難し、国連も戦争犯罪の可能性に言及するなど、国際的な緊張は一層高まっています。ホルムズ海峡の封鎖長期化によるエネルギーや物流への影響も懸念されており、情勢は依然として不透明。市場はこうした地政学リスクと金融環境の変化に左右されやすい状況が続いています。 |
| 3/27 | 24,562円 (-797) | 令和8年3月27日(金)の金相場は前日比797円の下落となりました。1gあたりの金価格は24,562円です。中東情勢は依然として緊迫しており、米国・イスラエルとイランの対立は解消されていない状況です。イラン側は米国の停戦提案を「一方的で不公平」と批判し、合意には慎重姿勢を維持。一方、ドナルド・トランプ大統領は、合意が得られなければ攻撃継続の可能性を示唆しつつも、エネルギー施設への攻撃を再延期し、協議継続の姿勢を見せています。米国は最大1万人規模の地上部隊増派も検討しており、軍事的圧力を強めています。こうした中、欧州諸国は軍事関与に消極的で、外交的解決を重視する姿勢を鮮明にし、米欧間の温度差も浮き彫りとなりました。市場では地政学リスクが続く一方で、金は売り圧力に押され、不安定な値動きが継続している模様です。 |
| 3/30 | 25,105円 (+543) | - |
| 3/31 | 25,375円 (+270) | 令和8年3月31日(火)の金相場は前日比270円の続伸となりました。1gあたりの金価格は25,375円です。トランプ米大統領はイランの主要原油拠点カーグ島の制圧や、原油の掌握に言及し、軍事行動の可能性を示唆。ホルムズ海峡の封鎖が続く場合、イラン国内の発電所や油田などへの攻撃も辞さない強硬姿勢を示しました。一方で停戦協議は「順調」としつつも、合意に至らなければ軍事圧力を強める構えとみています。米軍は中東への兵力を約5万人規模に増強し、地上作戦も視野に入れています。ホルムズ海峡は世界の石油輸送の約2割が通過する要衝であり、封鎖問題が国際的な懸念を高めています。こうした中、パキスタンが米国とイランの仲介に乗り出し、関係国も支持を表明。情勢は緊張と外交努力が交錯する段階に入っている状況です。 |
| 月日 | 買取相場 | 専門家のコメント |
|---|---|---|
| 4/1 | 26,288円 (+913) | 令和8年4月1日(水)の金相場は前日比913円の続伸となりました。1gあたりの金価格は26,288円です。米国のトランプ大統領がイランとの戦争終結を2~3週間以内と見通したことで、地政学リスクの後退期待が広がり、市場では金利低下とドル安が進行。金価格の上昇要因となりました。さらに株式市場も好調で、日経平均株価は大幅上昇を記録するなどリスク選好の動きも見られました。一方で、ホルムズ海峡の封鎖解除には依然不透明感が残り、エネルギー供給リスクは完全には払拭されておりません。金は安全資産としての役割を維持しつつも、金融環境の変化に敏感に反応する展開が続いている状況です。 |
| 4/2 | 26,488円 (+200) | 令和8年4月2日(木)の金相場は前日比420円の続伸となりました。1gあたりの金価格は26,708円です。中東情勢の不透明感が強く意識された結果、金価格の上昇に繋がったとみています。トランプ大統領の停戦発言とイラン側の否定が交錯し、外交的な信頼性が揺らぐ中で市場は慎重姿勢を強めました。特にホルムズ海峡の封鎖リスクや革命防衛隊の強硬姿勢は、エネルギー供給不安と直結し、金の安全資産としての需要を押し上げる材料となっています。また、NATO離脱示唆といった米国の同盟関係への懸念も加わり、国際秩序の不安定化が意識されやすい局面にあります。短期的にはこうした政治リスクが下支えとなり、金価格は底堅い推移を維持する可能性が出てきました。 |
| 4/3 | 26,191円 (-297) | 令和8年4月3日(金)の金相場は前日比77円の下落となりました。1gあたりの金価格は26,191円です。トランプ米大統領がイランに対し強硬な軍事行動を示唆したことで、中東情勢は一気に緊張の度合いを高めました。大統領は2~3週間以内に攻撃を継続し、戦略目標の達成が近いと強調。「石器時代に戻す」といった強烈な表現で圧力をかけ、SNSでも攻撃継続を示唆しました。一方、イラン軍もこれに即応し、米国とイスラエルに対して壊滅的な報復を行うと宣言。双方が強硬姿勢を崩さない中、軍事的衝突は拡大の様相を見せています。加えて、米国内では軍高官の辞任問題も浮上し、軍事と政治の両面で不安定さが増しています。 |
| 4/6 | 25,945円 (-246) | 令和8年4月6日(月)の金相場は前日比246円の続落となりました。1gあたりの金価格は25,945円です。米国とイランの対立は、交渉と軍事圧力が同時進行する複雑な局面に入っています。トランプ大統領はホルムズ海峡開放を巡る交渉期限を再び延長しつつ、大規模攻撃の実施を警告するなど強硬姿勢を維持。一方のイランは提案を拒否し、抗戦の構えを崩しておりません。海峡では一部の船舶通航が認められるなど限定的な緩和も見られますが、通航は厳格に管理され、各国に対する選別的対応が続いています。双方の駆け引きは長期化の様相を呈し、軍事と外交が絡み合う不透明な状況となっています。 |
| 4/7 | 26,188円 (+243) | 令和8年4月7日(火)の金相場は前日比243円の反発となりました。1gあたりの金価格は26,188円です。米国・イスラエル・イランの三者は、停戦を巡りそれぞれ異なる戦略を描いています。イスラエルはイラン弱体化の好機と捉え、停戦に慎重な姿勢を維持。一方トランプ大統領は、イランが核開発放棄などの条件を受け入れれば停戦は可能としつつも妥協しない姿勢を示しました。対するイランは、一時停戦ではなく完全な戦闘終結と制裁解除を求め、独自の提案を提示。各国の主張は大きく隔たり、交渉は平行線をたどっています。軍事的緊張と外交的駆け引きが同時に進む中、事態の収束には依然として高いハードルが存在しています。 |
| 4/8 | 26,891円 (+898) | 令和8年4月8日(水)の金相場は前日比898円の続伸となりました。1gあたりの金価格は26,891円です。今回の金価格の大幅上昇は、一見すると中東情勢の緊張緩和と矛盾する動きにも見えます。米国とイランがパキスタンの仲介により2週間の停戦に合意し、原油価格の急落や株式市場の上昇など、リスクオンの流れが広がりました。しかしながら、停戦はあくまで暫定的なものであり、恒久的な和平には至っていない点が市場の警戒感を残しています。加えて、直前まで攻撃激化の懸念が高まっていたこともあり、安全資産としての金需要が継続したと考えられます。リスク後退と不確実性の共存という、過渡的な局面を反映した動きとみています。 |
| 4/9 | 26,331円 (-560) | 令和8年4月9日(木)の金相場は前日比560円の下落となりました。1gあたりの金価格は26,331円です。米国とイランは2週間の臨時停戦に合意したものの、その対象にレバノンでの戦闘停止は含まれていないことが明らかとなりました。トランプ大統領はインタビューで、ホルムズ海峡の管理についてイランとの共同事業の可能性に言及し、安全確保と経済的利益の両立を狙う考えを示しました。一方で、イランによる通航料徴収構想には米国内外から批判が強く、湾岸諸国も反発しており、実現すれば外交摩擦は避けられない見通しです。さらに米国は交渉のためパキスタンに代表団を派遣予定で、イラン側は濃縮ウラン引き渡しに前向きな姿勢を示しています。しかし、イランによるホルムズ海峡再封鎖報道や、イスラエルによるレバノン攻撃により情勢は緊迫。停戦条件を巡る認識の相違が浮き彫りとなり、合意の持続性には不透明感が漂っています。 |
| 4/10 | 26,607円 (+276) | 令和8年4月10日(金)の金相場は前日比276円の反発となりました。1gあたりの金価格は26,607円です。イスラエルのネタニヤフ首相は9日、レバノンとの直接交渉開始を指示したと明らかにしました。前日には同国がレバノンに対して今回の紛争で最大規模の攻撃を実施し、300人以上が死亡するなど緊張が高まっています。一方で、イランによるホルムズ海峡の事実上の再封鎖は依然として続いており、エネルギー輸送への懸念は解消されておりません。停戦合意後24時間の通過船舶はわずか6隻にとどまり、実質的な航行再開には至っていない状況です。トランプ米大統領は石油輸送再開に言及したものの具体策は示さず、NATO加盟国の協力不足への不満を強めています。欧州駐留米軍の削減も検討されており、米欧関係の悪化が浮き彫りとなりました。ルッテNATO事務総長は調整に動くものの、同盟関係は創設以来最悪水準とも指摘されています。 |
| 4/13 | 26,276円 (-331) | 令和8年4月13日(月)の金相場は前日比331円の下落となりました。1gあたりの金価格は26,276円です。米国とイランの協議が決裂したことを受け、米中央軍はイランの全港湾に出入りする船舶を対象とした事実上の海上封鎖を開始しました。対象はアラビア湾やオマーン湾に面する港湾全体に及び、各国船舶に一律適用されます。一方で、イラン以外の港を利用する船舶のホルムズ海峡通過は妨げないとしています。こうした措置を背景に、原油タンカーが航行直前に引き返す動きも確認され、海上輸送は緊張状態に入りました。米国はさらに限定的な軍事攻撃の再開も検討しているとされ、イラン側も強く反発。ホルムズ海峡を巡る対立は一段と激化しています。この影響で原油価格は急騰し、WTIは一時100ドルを突破。日本では長期金利が約27年ぶりの高水準に上昇し、株安・円安が同時進行するなど市場は動揺しました。国際情勢の不透明感が金融市場にも波及しています。 |
| 4/14 | 26,691円 (+415) | 令和8年4月14日(火)の金相場は前日比415円の反発となりました。1gあたりの金価格は26,691円です。米国はイランとの協議決裂を受け、日本時間13日午後11時からイランの全港湾を対象とした海上封鎖を開始しました。対象はイランの港湾や沿岸地域に出入りする全ての船舶で、各国船舶にも適用されます。一方で、イランに寄港しない船舶のホルムズ海峡通過は認められています。これに対しイラン側は、国際水域での制限は違法であり「海賊行為に等しい」と強く反発。さらに周辺国の港湾も安全ではないと警告し、緊張は一段と高まっています。イスラエルも軍事作戦再開の準備を進めており、停戦維持には懐疑的な姿勢を示しています。こうした中、原油価格は急騰し、世界経済への影響が懸念されている。各国の思惑が交錯する中、情勢は不安定さを増している状況です。 |
| 4/15 | 26,965円 (+274) | 令和8年4月15日(水)の金相場は前日比274円の続伸となりました。1gあたりの金価格は26,965円です。トランプ米大統領は13日、イランとの協議決裂を受け、ホルムズ海峡を通過する船舶に対する封鎖措置を開始。対象はイランの港湾に出入りする全船舶で、同国経済の要である原油輸出を抑え、交渉での譲歩を引き出す狙いがあるとしています。米中央軍は多数の兵力と艦艇を投入し、封鎖開始から24時間で突破した船舶は確認されておりません。一方でイランは強く反発し、湾岸諸国への報復も示唆するなど緊張は一層高まっています。協議ではウラン濃縮停止期間などを巡り双方の主張が対立し、溝は埋まらなかったとのことです。ただ、水面下では再協議に向けた動きもあり、仲介国パキスタンが調整を続けている模様。軍事的圧力と外交交渉が並行する中、情勢は依然として不透明なままとなっています。 |
| 4/16 | 26,961円 (-4) | 令和8年4月16日(木)の金相場は前日比4円の下落となりました。1gあたりの金価格は26,961円です。トランプ米大統領は、イラン情勢を巡り中国の習近平国家主席に対し、武器供与を行わないよう要請する書簡を送ったと明らかにしました。習氏からは供与を否定する返答があったとのことです。米国は現在もイランへの海上封鎖を継続し、経済的圧力を背景に戦闘終結へ向けた交渉を進めています。トランプ氏は紛争が終結に近づいているとの認識を示し、石油価格も大幅に下落するとの見通しを示しました。一方で、イスラエルはレバノンでの軍事行動を継続しており、停戦の枠組みは依然不安定となっています。ホルムズ海峡では封鎖状態が続き、エネルギー供給への懸念が高まっている状況です。こうした中、米国とイランは停戦延長や再協議を検討しており、仲介国を中心に外交努力が続けられていますが、情勢は依然として不透明となっています。 |
| 4/17 | 26,824円 (-137) | 令和8年4月17日(金)の金相場は前日比137円の続落となりました。1gあたりの金価格は26,824円です。トランプ米大統領は16日、イスラエルとレバノンが10日間の停戦に合意し、17日に発効したと発表。これにより中東情勢の緊張緩和への期待が高まる中、米国とイランの次回協議が週末にもパキスタンで開催される可能性が示されました。トランプ氏は、イランとの合意が近いとの認識を示し、核開発問題の解決により原油価格やインフレの大幅な低下につながるとの見通しを強調しました。一方で、合意に至らなければ攻撃再開の可能性にも言及しています。イラン側も仲介国を通じた対話を継続していますが、核活動の停止期間や制裁解除を巡る立場の隔たりは大きいとみられています。ホルムズ海峡では封鎖が続き、エネルギー供給への懸念が残る中、情勢は改善期待と不透明感が交錯する状況にあります。 |
| 4/20 | 26,655円 (-169) | 令和8年4月20日(月)の金相場は前日比169円の続落となりました。1gあたりの金価格は26,655円です。イラン国営メディアは19日、米国との再協議への参加を拒否したと報じました。背景には、米国によるホルムズ海峡周辺での海上封鎖や、交渉における強硬な要求への不信感が挙げられます。停戦期間中にもかかわらず、米側は封鎖を継続し、イランはこれを「合意違反」と批判。さらに米軍は封鎖突破を試みたイラン船を拿捕するなど、緊張は一段と高まりました。トランプ大統領は、協議拒否の場合「発電所や橋を破壊する」と強く警告し圧力を強化。一方イランも報復を示唆し、海峡封鎖の姿勢を再び鮮明にしました。停戦期限が迫る中、対話より威嚇が前面に出る構図となり、情勢は不安定さを増しています。まるで火花が散る導火線の上で、両国が互いに距離を測り続けているかのような緊張感が絶えません。 |
| 4/21 | 26,943円 (+288) | 令和8年4月21日(火)の金相場は前日比288円の反発となりました。1gあたりの金価格は26,943円です。イラン高官は20日、パキスタンでの米国との和平協議への参加を前向きに検討していると明らかにしました。これまで強硬姿勢を維持してきたイランが態度を軟化させた背景には、米国による港湾封鎖の解除に向けたパキスタンの仲介努力が要因とみています。実際、同国軍幹部がトランプ大統領に対し封鎖が交渉の障害となっていると伝え、米側も検討姿勢を示したとされます。ただしイラン側は最終決定には至っておらず、停戦違反への不信感も根強く、協議再開の行方は依然不透明。一方、中東ではガザ情勢を巡る交渉も進展模索が続きますが、ハマスの武装解除が最大の争点となり難航しています。こうした中東全体の緊張緩和期待と不確実性の混在は、市場におけるリスク認識を揺さぶり続ける構図となっています。 |
2026年金相場の動向
| 2026年最高値 (2026年3月3日) |
2026年最安値 (2026年3月24日) |
平均買取金額 |
| 29,612円 | 24,207円 | 26,674円 |
大嶋 雄介
2010年にゴールドプラザに入社し、千葉店の店長として3年間で月間売上の最高記録を達成。鑑定士としてのキャリアをしっかりと積み上げました。その後、集客の戦略構想やSNSを活用したPR活動をしながら、リサイクル業界への深い理解と経験を積みました。現在は貴金属の換金業務に従事し、金融相場や市場動向の分析を通して緻密な専門知識を深化させています。BSテレ東「なないろ日和」や日本テレビ「ニュースゼロ」などに出演。
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【金相場】2024年下半期の変動と2025年の展望
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