2026年3月 金相場の価格推移

2026年3月
金相場の過去推移

2026年3月 金相場の価格推移チャート

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2026年3月 金相場の動向

2026年3月最高値
(3月3日)
2026年3月最安値
(3月6日)
平均買取金額
29,612円 28,115円 28,604円

2026年3月 金相場の価格推移

月日買取相場専門家のコメント
3/229,288円
(+1,131)
令和8年3月2日(月)の金相場は前日比1,131円の反発となりました。1gあたりの金価格は29,508円です。中東情勢の急激な悪化を受け、安全資産とされる金に資金が流入した模様です。トランプ米大統領は1日、SNSでビデオ声明を発表し、米イスラエル両軍による対イラン軍事作戦後、イラン側の報復で米兵3人が死亡したことを明らかにしました。そのうえで「最も苛烈な打撃を与える」と報復を宣言。作戦は目標達成まで継続し、期間は「4週間程度」との見通しを示しました。米中央軍はB2爆撃機による弾道ミサイル施設攻撃も公表し、軍事的緊張は一段と高まっています。イランでは最高指導者ハメネイ師の死亡を受けた混乱が広がり、パキスタンでも抗議デモが暴徒化し多数の死傷者が出たと報じられています。情勢不安は原油市場にも波及し、米国産WTI原油先物は一時1バレル=75ドル台と約8カ月ぶりの高値を記録。ホルムズ海峡の航行停滞懸念も重なり、供給不安が価格を押し上げています。地政学リスクの拡大とエネルギー価格の急騰を背景に、当面は金市場でも不安定な値動きが続く可能性があります。市場は軍事動向と外交の行方を注視している状況です。
3/329,612円
(+104)
令和8年3月3日(火)の金相場は前日比104円の続伸となりました。1gあたりの金価格は29,612円です。イギリスのスターマー首相、フランスのマクロン大統領、ドイツのメルツ首相は共同声明を発表し、イランに対して報復攻撃の即時停止を要求。「無差別かつ不釣り合いな攻撃だ」と非難し、状況が続けばミサイルやドローンの発射能力を破壊する防衛行動も辞さない姿勢を示しました。中東の緊張は一段と高まり、国際社会は固唾をのんで推移を見守っています。市場も敏感に反応しました。地政学リスクの高まりを受け、安全資産である金に資金が流入。昨日の夕方には金の店頭販売価格を1グラム3万305円に引き上げ、約1カ月ぶりに最高値を更新しました。有事のドル買いによる円安も円建て価格を押し上げています。さらに深刻なのがエネルギー問題です。米国とイスラエルによるイラン攻撃を受け、ホルムズ海峡が事実上封鎖状態となり、日本の原油調達に懸念が拡大。原油輸入の9割超を中東に依存する日本にとって同海峡は生命線です。備蓄は約254日分あるものの、封鎖が長期化すればWTI原油は87ドル、最悪で130ドルまで上昇する可能性も指摘されています。ガソリン価格は200円超え、電気・ガス料金も上昇し、家計と企業の負担は急拡大。実質GDPの押し下げや実質賃金の再悪化も懸念されます。遠い中東の火種が、日本の暮らしと経済をじわりと包囲し始めています。
3/428,334円
(-1,278)
令和8年3月4日(水)の金相場は前日比1,278円の下落となりました。1gあたりの金価格は28,334円です。直前までは中東情勢の緊迫化を背景に安全資産として金を買う動きが強まりましたが、高値圏では利益確定売りが優勢となり、価格を押し下げました。地政学リスクと市場の冷静な利益確定が交錯する展開です。トランプ米大統領はCNNのインタビューで、対イラン攻撃について「本格的な攻撃はこれからだ」と述べ、大規模作戦が間近に迫っているとの認識を示しました。さらに演説では「必要なことは必ず成し遂げる」と強調し、長期戦も辞さない構えを表明。米軍制服組トップも中東への部隊追加派遣を明言しました。米中央軍はイラン革命防衛隊の指揮所や防空施設、ミサイル発射拠点を破壊したと発表。トランプ氏はイランの海空軍力が大きく損なわれたと主張しています。一方、イラン側は長期戦への備えを強調し、徹底抗戦の姿勢を崩していません。米兵の死者増加やイラン国内の多数の死傷者も報告され、犠牲は拡大しています。加えて、ホルムズ海峡を巡る緊張が原油市場を揺らしています。同海峡は世界の石油消費量の約2割が通過する要衝で、封鎖宣言を受け原油価格は急騰。トランプ氏は米海軍によるタンカー護衛や、航行船舶向けの政治リスク保険の提供を表明しました。原油高は一時的との見方を示すものの、情勢次第ではエネルギー価格の高止まりも懸念されます。金市場はこうした不透明感をにらみながら、神経質な値動きが続きそうです。
3/528,540円
(+206)
令和8年3月5日(木)の金相場は前日比206円の反発となりました。1gあたりの金価格は28,540円です。前日の大幅安からの自律反発に加え、中東情勢を巡る思惑が相場を下支えした模様です。米紙ニューヨーク・タイムズは、米軍による攻撃の翌日、イラン情報機関の当局者が第三国を通じてCIAに停戦条件の協議を打診していたと報道。ただ、トランプ政権は提案に懐疑的であり、現時点では真剣に受け止めていないとされています。イラン指導部に相次ぐ打撃で、合意を結べる体制が整っているか不透明との見方も。一方、イスラエルは軍事作戦を通じたイラン政府の崩壊を目指しているとされており、米側に停戦協議を無視するよう求めたとのこと。情勢は依然として流動的となっています。また、スペインとの貿易停止を巡る発言も波紋を広げました。ホワイトハウスはスペインが米軍協力に同意したと説明しましたが、スペイン政府はこれを否定。対イラン攻撃を「無謀で違法」と批判し、反戦姿勢を崩しておりません。さらにトランプ大統領は、FRB次期議長にケビン・ウォーシュ元理事を指名する案を上院に送付。大幅利下げを求める政権の姿勢が強まる中、金融政策の独立性が焦点となります。加えて、日本などへの10%関税を最大15%へ引き上げる可能性も示唆されており、通商政策の先行きにも警戒感が広がっています。地政学、金融、通商を巡る不透明感が、金市場の下支え要因となっている状況です。
3/628,202円
(-338)
令和8年3月6日(金)の金相場は前日比338円の下落となりました。1gあたりの金価格は28,202円です。トランプ米大統領は5日、米ニュースサイトのインタビューにて、イランの次期指導者の選出に自らが関与する必要があるとの認識を示しました。死亡した最高指導者ハメネイ師の後継候補として息子モジタバ師の名が取り沙汰されていますが、トランプ氏は「イランに調和と平和をもたらす人物が必要だ」と述べており、特定の人物が世襲的に権力を継ぐことには否定的な姿勢です。こうした発言の背景には、米国とイスラエルによる対イラン軍事作戦の拡大が挙げられます。両軍はテヘラン東部の軍事施設を含む複数の拠点への攻撃を続けており、米国防総省は作戦が「加速している」と強調。イスラエル軍によれば、攻撃対象には革命防衛隊や民兵組織バシジの関連施設が含まれます。一方、イラン側もミサイルや無人機で反撃しており、戦闘は5日目に入ってなお激化しています。
3/928,112円
(-90)
令和8年3月9日(月)の金相場は前日比90円の続落となりました。1gあたりの金価格は28,112円です。イランで最高指導者を選出する権限を持つ「専門家会議」は、米国とイスラエルの攻撃で死亡したハメネイ師の後継者として、次男のモジタバ師(56)を選出したと発表。トランプ大統領はこれまでモジタバ師の指導者就任を「受け入れられない」と明言しており、今回の決定は米国の方針を真正面から否定する動きと受け止められています。モジタバ師は公職経験がほとんどなく、これまで表舞台に出る機会は限られていました。ただ、革命防衛隊や民兵組織バシジと強い結びつきを持つとされており、強硬派の支持が厚い人物とみられています。今回の就任により、イラン体制は一段と強硬路線へ傾く可能性があり、米国やイスラエルとの軍事衝突が早期に収束する見通しは不透明との見方が出ています。トランプ大統領は7日、イランとの戦争について「同国が機能する軍隊や権力を持つ指導者を失った場合にのみ終結する可能性がある」と述べており、現時点で交渉には関心がないとの姿勢を示しました。さらに空爆によってイランの指導者候補が全て排除され、軍が壊滅すれば交渉そのものが無意味になる可能性もあると語りました。米国とイスラエルが協調して開始した対イラン攻撃は7日で2週目に入り、イスラエルとイランの間ではミサイルや無人機による攻撃の応酬が続いています。戦闘の長期化が現実味を帯びるなか、中東情勢の不透明感は一段と強まっています。
3/1028,435円
(+323)
令和8年3月10日(火)の金相場は前日比323円の反発となりました。1gあたりの金価格は28,435円です。中東情勢の緊張が続くなか、エネルギー供給の要衝であるホルムズ海峡を巡るリスクが改めて意識されています。トランプ米大統領は9日、イランがホルムズ海峡で石油輸送を停止した場合、米国はこれまでを大きく上回る規模で攻撃すると警告。自身のSNSで「石油の流れを止めれば、これまでの20倍の攻撃を受けることになる」と強い表現で牽制しました。一方、トランプ氏は同日の記者会見で、イランに対する軍事作戦について「終結が近い」と述べ、長期化への懸念を否定しました。ただ、米国とイスラエルの攻撃で死亡したイラン最高指導者ハメネイ師の後継として次男モジタバ師が選出されたことについては「失望した」と批判し、対立の火種は残る模様です。湾岸地域では緊張緩和を模索する動きもみられています。サウジアラビアは外交的解決を支持する姿勢を示しつつ、自国のエネルギー施設への攻撃が続けば報復を余儀なくされる可能性があるとイラン側に警告。さらに、NATOがトルコ領空に向かったイランの弾道ミサイルを迎撃したことが明らかになり、紛争の波及リスクも意識されています。こうした地政学的緊張はエネルギー市場の不安定要因となる可能性があり、安全資産としての金需要を下支えする要因となる可能性があります。一方、工業用途の比率が高いプラチナ市場では景気動向や自動車需要への影響も意識されます。市場では今後も中東情勢と原油市場の動向をにらんだ神経質な展開が続きそうです。
3/1128,985円
(+550)
令和8年3月11日(水)の金相場は前日比550円の続伸となりました。1gあたりの金価格は28,985円です。トランプ米大統領は10日、米軍がイランの機雷敷設艦10隻を破壊したと発表。イランが原油輸送の要衝ホルムズ海峡に機雷を敷設する可能性が取り沙汰される中、敷設が確認された場合には「前例のない規模の軍事的結果に直面する」と警告しました。米中央軍も同日、同海峡周辺で機雷敷設船16隻を排除したと明らかにし、海上交通の安全確保に向けた軍事行動を継続しているとしました。ホルムズ海峡は世界の石油輸送量の約2割が通過する戦略的要衝であり、情勢悪化はエネルギー市場に直接的な影響を与える可能性があります。一方、イスラエル軍はレバノンでの軍事作戦を拡大し、首都ベイルート近郊への空爆を実施。レバノン当局によれば、これまでに約570人が死亡し、75万人以上が避難を余儀なくされています。米国は同時にイラン国内のミサイル関連施設への攻撃も実施しており、中東情勢の緊張は一段と高まっています。市場ではホルムズ海峡の安全確保を巡る不透明感から、原油価格は神経質な展開が続いています。エネルギー供給への懸念が強まる場合、安全資産とされる金など貴金属市場にも影響が波及する可能性があります。
3/1228,874円
(-111)
令和8年3月12日(木)の金相場は前日比111円の下落となりました。1gあたりの金価格は28,874円です。レバノンの親イラン武装組織ヒズボラは11日、イスラエルに対する新たな軍事作戦を開始したと発表しました。イスラエルメディアによると、同組織はイスラエル北部に向け約100発のロケット弾を発射し、交戦再開後で最大規模の攻撃となりました。イスラエル軍はレバノン南部への空爆を継続しており、地域の軍事衝突は激化しています。レバノン当局によれば、交戦再開後の死者は600人を超え、民間人への被害も拡大。中東情勢の緊迫化を背景に原油市場では供給不安が強まり、WTI原油先物は一時1バレル=119ドルまで急騰。その後は80ドル台へ調整したものの、依然として高水準で推移しています。こうした状況を受け、国際エネルギー機関(IEA)は加盟国による過去最大規模となる約4億バレルの石油備蓄の協調放出で合意。日本政府も石油備蓄の放出やガソリン補助金の再開など価格抑制策を打ち出しました。外国為替市場では有事のドル買いが進み、円相場は一時1ドル=159円台まで下落。エネルギー価格上昇による日本経済への影響も円売り材料として意識されています。中東情勢を巡る地政学リスクの高まりは、市場の不確実性を背景に安全資産としての金需要を下支えする要因となり得る状況です。
3/1328,523円
(-351)
令和8年3月13日(金)の金相場は前日比351円の続落となりました。1gあたりの金価格は28,523円です。中東情勢を巡る緊張が一段と高まる中、貴金属市場では安全資産としての金の役割が改めて意識される局面となっています。国連安全保障理事会ではイランの核開発計画を巡り米国と西側諸国がロシア、中国と鋭く対立し、国際社会の分断が鮮明となりました。こうした外交摩擦に加え、イスラエルのネタニヤフ首相がイラン指導部への強硬姿勢を示したことで、中東情勢の不透明感はさらに強まっています。地政学的な緊張が高まる局面では、金融市場ではリスク回避の動きが広がりやすく、資金は比較的安全とされる資産へ流入する傾向があります。その代表格が金であり、歴史的にも戦争や国際紛争の拡大局面では投資資金が金市場に流れ込むケースがセオリーとされます。今回のように大国間の対立構図が鮮明になると、紛争が長期化する可能性も意識されやすく、市場のリスク警戒感は高まりやすいかと思われます。さらに中東地域は世界のエネルギー供給の要衝であり、軍事衝突の拡大は原油市場を通じて世界経済にも影響を及ぼす可能性があります。エネルギー価格の上昇はインフレ圧力を高める要因となり、通貨価値の目減りを警戒した投資家が実物資産である金に資金を振り向ける構図も。こうした背景から、地政学リスクの高まりは金相場の下支え要因として意識される展開が続く可能性があります。

大嶋 雄介
著 者

大嶋 雄介

2010年にゴールドプラザに入社し、千葉店の店長として3年間で月間売上の最高記録を達成。鑑定士としてのキャリアをしっかりと積み上げました。その後、集客の戦略構想やSNSを活用したPR活動をしながら、リサイクル業界への深い理解と経験を積みました。現在は貴金属の換金業務に従事し、金融相場や市場動向の分析を通して緻密な専門知識を深化させています。BSテレ東「なないろ日和」や日本テレビ「ニュースゼロ」などに出演。

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