アクアマリン買取【最新買取相場公開中】

アクアマリンとは

アクアマリンは今からおよそ2000年前にローマ人によって名付けられました。アクアはラテン語で水、マリンは海を意味します。船乗りを守り良い旅を約束する宝石の他にもヒーリングストーンという異名をもちます。アクアマリンを持つ者のネガティブな感情を洗い流し、心を落ち着かせてくれます。エメラルドと同じベリルという鉱物であり、ダイヤモンドを10とした時のモース硬度は7～8と定められています。

元素であるクロムやバナジウムがエメラルドをグリーンにしているのですが、アクアマリンは僅かな鉄によって独特な淡いブルーを生み出します。ちなみに同じ鉱物でもエメラルドは衝撃に脆く洗浄機も避けたい宝石であるのに対し、アクアマリンは耐久性に優れており、色味が石全体に行き渡り透明度が高いのです。古くから結婚や出産祝いとしてアクアマリンを贈ると幸せがやってくるといわれています。ヒーリングストーンの効果がパートナー共に愛情豊かで寄り添うように導いてくれるのです。

産地の特徴

19世紀初頭、ブラジルのミナス・ジェライス州とロシアのウラル地方から、良質のアクアマリンの原石が産出されたのが最古とされています。そこからおよそ10年後に発見された原石は110キログラムという現在でも最大級のものでした。昨今は主にブラジル、ザンビア、ナイジェリア、モザンビーク、マダガスカルが産地となっています。ブラジル産は現地で研磨されて輸出されるものが多く、ほかの産地の原石はドイツ、インド、タイに持ち込まれて研磨されています。

ブラジル産

アクアマリンといえばこの国と言われるほど定評のあるブラジル産。大粒で傷が少ないうえ、純色に近い淡いブルーのものが多く産出されています。加熱処理をしてグリーンの色味を取り除いているため、非常に美しいブルーをしており、この色は経年で変化することはないそうです。原形を生かしたファンシーシェイプカットのものが多いというのも特徴です。

ナイジェリア産

ナイジェリアはアフリカ中西部に位置します。1983年から採り始めており、宝石採掘の歴史としては比較的浅い産地でもあります。色合いからサイズにおいて様々な原石が産出される中、1～2カラットの比較的色が濃く高品質のものがみられます。また天然のまま市場に売り出されているのも特徴的ともいえます。ナイジェリアの原石はブラジル産と比べてやや傷が多い為に加熱処理が難しく場合によっては割れる危険性があります。

モザンビーク産

同じくアフリカ・モザンビークも1991年から採掘が始まった新しい産地です。過去にはサンタマリア鉱山にて色が濃く大変良質な原石が産出された経緯もあり、モザンビーク産のアクアマリンはサンタマリア・アフリカーナとも呼ばれています。時折色が濃すぎてしまい灰がかったブルーグレーの原石もありますが、美しさに欠けるものとして評価は得られないパターンも珍しくありません。

アクアマリンの査定基準について

♦カラー
アクアマリンは青から始まり緑がかったものから
グレーが入り混じんだような全体的に青の色素が薄く淡いのが特徴です。色味として最も高いのが“限りなく青く濃く僅かに緑が入り込んだ青色”とされています。一方で彩度の鮮やかさを持ったアクアマリンも市場では高評価となっております。

“色素が薄く淡い”のが定義とされているため、暗すぎてはもちろん明るくてもランクは下がってしまいます。
あくまでも「中間程度」の明度が高い評価となります。

♦クラリティ・透明度
インクルージョンが少なく、透明度の高さがカギとなります。
通常アクアマリンはファセットカットされています。内包物は肉眼での視認は難しく、市場に出回っているほとんどは綺麗な状態が多いです。逆にカボションカットやビーズにカットされているのは不純物の多いアクアマリンが通例といわれています。

♦テリ・輝き
アクアマリンは基本的にどんな形にも加工されておりますが、主にエメラルドカットやラウンド、楕円形のブリリアントカットに仕上げられます。
カット以外にも品質や産地によっての適切な比率(高さや深さ)を見極めが職人たちの腕の見せ所であり、そこを汲んで査定することが高評価へと繋がります。

こんなアクアマリンでも大丈夫！

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