世界で有名なダイヤモンド

2015/07/29

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世界には、多くの人に知られる有名なダイヤモンドが存在します。

大きさ、色、そのダイヤモンドにまつわる逸話など、さまざまな理由で世界中の人々に知られるようになったものです。

今回は、世界で有名なダイヤモンドについてご紹介しましょう。

史上最大のダイヤモンド原石カリナン・ダイヤモンド(Cullinan Diamond)

カリナン・ダイヤモンドは、3106.75ct(カラット)の世界最大だとされるダイヤモンド原石です。

カリナン・ダイヤモンドは9つに分割されており、その中で一番大きなものは「アフリカの星」と呼ばれ、重さは530.20ct。

一番小さなものでも、4.39ctもあります。

分割された多くのダイヤモンドはイギリス王室に寄贈されています。

いわくつき?オルロフ・ダイヤモンド(Orlov Diamond)

オルロフ伯爵が、恋人だったロシアのエカチェリーナ2世に贈るために45万ドルで購入したと言われている約190ctのダイヤモンドです。

古いインド式のカットが施された半卵形をしており、この特徴のある形から、1650年代にペルシア王がデリーから手入した後すぐに行方不明となった、「グレート・ムガル・ダイヤモンド」ではないかと言われています。

世界最古のダイヤモンドコ・イ・ヌールダイヤモンド(kohiNoor Diamond)

1304年にインドで発見された約185ctもある世界最古のダイヤモンドだと言われています。

このダイヤモンドは、インドからムガール帝国、シャージャハーン帝、ペルシア王、そしてまたインドへと、その魅力的な大きさからさまざまな国を渡り歩いています。

その後イギリス王室が手に入れ、約105ctにカットしなおし、現在ではロンドン塔に保管されています。

また、女性が持つと幸福に、男性が持つと不幸になるという言い伝えもあるようです。

競売にかけられた思い出の品テーラー・バートン(Taylor Burton Diamon)

約69ctという大きさで、なおかつ透明度を表す最高グレードのDカラーであるこのダイヤモンドは、南アフリカで発見されました。

その後、イギリスの俳優であるリチャードバートンが妻である女優のエリザベステイラーに贈ったことで有名です。

しかし二人は離婚し、1978年に競売にかけられ、テキサスの石油王に落札されました。

また、テイラーが所有していた際に一部が欠けてしまうなど、残念ながら発見された頃の品質は保てていないようです。

やや黄色いサンシー・ダイヤモンド(Sancy Diamond)

1500年代にニコラ・アルレーが東ローマ帝国の首都コンスタンティノープルで購入し、所有していた、55.23ctのイエローがかったダイヤモンドです。

その後イギリスやアメリカに渡り、現在はルーブル美術館が所蔵しています。

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まだまだある!そのほかの有名なダイヤモンド

そのほかにも、呪われたダイヤモンドとして有名なホープ・ダイヤモンド、ナポレオンの戴冠式にも使われたリージェント・ダイヤモンド、珍しい棒状のダイヤとして有名なシャー・ダイヤモンド、今も行方不明のフロレンティン・ダイヤモンドなど、数多くの有名なダイヤモンドがあります。

ダイヤモンドはいつの時代も人々を魅了し、翻弄しつづけています。

今回ご紹介したのは、有名なダイヤモンドのほんの一部に過ぎませんので、もっと知りたいという方は、インターネットなどで調べてみると面白いかもしれません。

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