ヴィトンタイガとエピは何が違うの?
2015/03/15
ヴィトンのメンズ向けアイテムが豊富に揃う「タイガ」と「エピ」は、使用している素材やアイテムの種類が似ていますので、どちらを購入するか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
ここでは、ヴィトンのタイガとエピの違いについてご紹介しましょう。
初のメンズラインである「タイガ」
ロシア語で「地方の針葉樹林」を意味するタイガは、シベリアを思わせるようなクールでスタイリッシュなラインです。
ヴィトン初の本格的なメンズラインとして1993年に登場し、男性向けの上質なアイテムを取り揃えています。
これまであったメンズ向けアイテムとはひと味違う雰囲気で、ビジネスユースを意識してデザインされたものが多く、発売と同時に多くの男性の注目を集めました。
カラーバリエーションが豊富なタイガ
タイガは、広大な針葉樹林をイメージした深緑「エピセア」1色のみから始まりましたが、その後アルドワーズ(チャコールグレー)やグリズリ(ダークブラウン)など、カラーバリエーションを増やしています。
一方、エピはカラーバリエーションとしては多いのですが、メンズ向けのカラーはノワール(黒)やミルティーユ(青)と少なめ。
男性向けのシックなカラーが揃っているのは、タイガだと言えるでしょう。
タイガとエピの違いは?
ルイ・ヴィトンのロゴがポイントとして入っているのは同じですが、牛革に施した型押しには大きな違いがあります。
風になびいている麦の穂をイメージとしたエピの場合は、横に流れるパターンが施されていますが、一方タイガは、エピに比べてかなり細かな型押しが施されています。
両ラインとも光の当たり方で色彩が変化しますが、エピはツヤを感じる質感であるのに対して、タイガはツヤ消しのような質感となっています。
また、細かい型押しを施すタイガの方が、日常使いでついた傷が目立ちにくいと言えるでしょう。
ビジネス向けアイテムの種類が豊富なのはタイガ?エピ?
ビジネスバッグや旅行用バッグ、財布や小物など、販売されているアイテムのカテゴリーに大差はありませんが、アイテム数としてはタイガの方が多いようです。
タイガは、ブリーフケースやショルダーバッグ、キャリーバッグ、ステーショナリーアイテムなど豊富なラインナップで、よりビジネスユースを意識していることがうかがえます。
好みやシーンで選びたいタイガとエピ
シンプルながらより高級感のあるエピは、ビジネスシーンだけでなくプライベートやフォーマルなど幅広いシーンで活用できます。
しかし、ビジネスユースを優先するのであれば、シックでスタイリッシュ、そして素材がタフなタイガの方が使いやすいかもしれません。
タイガとエピ、それぞれの特徴をよく理解した上で、使用するシーンに合わせて選ぶと良いでしょう。
ほかのラインにも男性向けアイテムはありますが、ヴィトンでありながらブランドを前面にアピールし過ぎないデザインであるタイガとエピは、今後も多くの男性に受け入れられるであろう注目のラインです。