2026年4月 金相場の価格推移

2026年4月
金相場の過去推移

2026年4月 金相場の価格推移チャート

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2026年4月 金相場の動向

2026年4月最高値
(4月15日)
2026年4月最安値
(4月6日)
平均買取金額
26,965円 25,945円 26,415円

2026年4月 金相場の価格推移

月日買取相場専門家のコメント
4/126,288円
(+913)
令和8年4月1日(水)の金相場は前日比913円の続伸となりました。1gあたりの金価格は26,288円です。米国のトランプ大統領がイランとの戦争終結を2~3週間以内と見通したことで、地政学リスクの後退期待が広がり、市場では金利低下とドル安が進行。金価格の上昇要因となりました。さらに株式市場も好調で、日経平均株価は大幅上昇を記録するなどリスク選好の動きも見られました。一方で、ホルムズ海峡の封鎖解除には依然不透明感が残り、エネルギー供給リスクは完全には払拭されておりません。金は安全資産としての役割を維持しつつも、金融環境の変化に敏感に反応する展開が続いている状況です。
4/226,488円
(+200)
令和8年4月2日(木)の金相場は前日比420円の続伸となりました。1gあたりの金価格は26,708円です。中東情勢の不透明感が強く意識された結果、金価格の上昇に繋がったとみています。トランプ大統領の停戦発言とイラン側の否定が交錯し、外交的な信頼性が揺らぐ中で市場は慎重姿勢を強めました。特にホルムズ海峡の封鎖リスクや革命防衛隊の強硬姿勢は、エネルギー供給不安と直結し、金の安全資産としての需要を押し上げる材料となっています。また、NATO離脱示唆といった米国の同盟関係への懸念も加わり、国際秩序の不安定化が意識されやすい局面にあります。短期的にはこうした政治リスクが下支えとなり、金価格は底堅い推移を維持する可能性が出てきました。
4/326,191円
(-297)
令和8年4月3日(金)の金相場は前日比77円の下落となりました。1gあたりの金価格は26,191円です。トランプ米大統領がイランに対し強硬な軍事行動を示唆したことで、中東情勢は一気に緊張の度合いを高めました。大統領は2~3週間以内に攻撃を継続し、戦略目標の達成が近いと強調。「石器時代に戻す」といった強烈な表現で圧力をかけ、SNSでも攻撃継続を示唆しました。一方、イラン軍もこれに即応し、米国とイスラエルに対して壊滅的な報復を行うと宣言。双方が強硬姿勢を崩さない中、軍事的衝突は拡大の様相を見せています。加えて、米国内では軍高官の辞任問題も浮上し、軍事と政治の両面で不安定さが増しています。
4/625,945円
(-246)
令和8年4月6日(月)の金相場は前日比246円の続落となりました。1gあたりの金価格は25,945円です。米国とイランの対立は、交渉と軍事圧力が同時進行する複雑な局面に入っています。トランプ大統領はホルムズ海峡開放を巡る交渉期限を再び延長しつつ、大規模攻撃の実施を警告するなど強硬姿勢を維持。一方のイランは提案を拒否し、抗戦の構えを崩しておりません。海峡では一部の船舶通航が認められるなど限定的な緩和も見られますが、通航は厳格に管理され、各国に対する選別的対応が続いています。双方の駆け引きは長期化の様相を呈し、軍事と外交が絡み合う不透明な状況となっています。
4/726,188円
(+243)
令和8年4月7日(火)の金相場は前日比243円の反発となりました。1gあたりの金価格は26,188円です。米国・イスラエル・イランの三者は、停戦を巡りそれぞれ異なる戦略を描いています。イスラエルはイラン弱体化の好機と捉え、停戦に慎重な姿勢を維持。一方トランプ大統領は、イランが核開発放棄などの条件を受け入れれば停戦は可能としつつも妥協しない姿勢を示しました。対するイランは、一時停戦ではなく完全な戦闘終結と制裁解除を求め、独自の提案を提示。各国の主張は大きく隔たり、交渉は平行線をたどっています。軍事的緊張と外交的駆け引きが同時に進む中、事態の収束には依然として高いハードルが存在しています。
4/826,891円
(+898)
令和8年4月8日(水)の金相場は前日比898円の続伸となりました。1gあたりの金価格は26,891円です。今回の金価格の大幅上昇は、一見すると中東情勢の緊張緩和と矛盾する動きにも見えます。米国とイランがパキスタンの仲介により2週間の停戦に合意し、原油価格の急落や株式市場の上昇など、リスクオンの流れが広がりました。しかしながら、停戦はあくまで暫定的なものであり、恒久的な和平には至っていない点が市場の警戒感を残しています。加えて、直前まで攻撃激化の懸念が高まっていたこともあり、安全資産としての金需要が継続したと考えられます。リスク後退と不確実性の共存という、過渡的な局面を反映した動きとみています。
4/926,331円
(-560)
令和8年4月9日(木)の金相場は前日比560円の下落となりました。1gあたりの金価格は26,331円です。米国とイランは2週間の臨時停戦に合意したものの、その対象にレバノンでの戦闘停止は含まれていないことが明らかとなりました。トランプ大統領はインタビューで、ホルムズ海峡の管理についてイランとの共同事業の可能性に言及し、安全確保と経済的利益の両立を狙う考えを示しました。一方で、イランによる通航料徴収構想には米国内外から批判が強く、湾岸諸国も反発しており、実現すれば外交摩擦は避けられない見通しです。さらに米国は交渉のためパキスタンに代表団を派遣予定で、イラン側は濃縮ウラン引き渡しに前向きな姿勢を示しています。しかし、イランによるホルムズ海峡再封鎖報道や、イスラエルによるレバノン攻撃により情勢は緊迫。停戦条件を巡る認識の相違が浮き彫りとなり、合意の持続性には不透明感が漂っています。
4/1026,607円
(+276)
令和8年4月10日(金)の金相場は前日比276円の反発となりました。1gあたりの金価格は26,607円です。イスラエルのネタニヤフ首相は9日、レバノンとの直接交渉開始を指示したと明らかにしました。前日には同国がレバノンに対して今回の紛争で最大規模の攻撃を実施し、300人以上が死亡するなど緊張が高まっています。一方で、イランによるホルムズ海峡の事実上の再封鎖は依然として続いており、エネルギー輸送への懸念は解消されておりません。停戦合意後24時間の通過船舶はわずか6隻にとどまり、実質的な航行再開には至っていない状況です。トランプ米大統領は石油輸送再開に言及したものの具体策は示さず、NATO加盟国の協力不足への不満を強めています。欧州駐留米軍の削減も検討されており、米欧関係の悪化が浮き彫りとなりました。ルッテNATO事務総長は調整に動くものの、同盟関係は創設以来最悪水準とも指摘されています。
4/1326,276円
(-331)
令和8年4月13日(月)の金相場は前日比331円の下落となりました。1gあたりの金価格は26,276円です。米国とイランの協議が決裂したことを受け、米中央軍はイランの全港湾に出入りする船舶を対象とした事実上の海上封鎖を開始しました。対象はアラビア湾やオマーン湾に面する港湾全体に及び、各国船舶に一律適用されます。一方で、イラン以外の港を利用する船舶のホルムズ海峡通過は妨げないとしています。こうした措置を背景に、原油タンカーが航行直前に引き返す動きも確認され、海上輸送は緊張状態に入りました。米国はさらに限定的な軍事攻撃の再開も検討しているとされ、イラン側も強く反発。ホルムズ海峡を巡る対立は一段と激化しています。この影響で原油価格は急騰し、WTIは一時100ドルを突破。日本では長期金利が約27年ぶりの高水準に上昇し、株安・円安が同時進行するなど市場は動揺しました。国際情勢の不透明感が金融市場にも波及しています。
4/1426,691円
(+415)
令和8年4月14日(火)の金相場は前日比415円の反発となりました。1gあたりの金価格は26,691円です。米国はイランとの協議決裂を受け、日本時間13日午後11時からイランの全港湾を対象とした海上封鎖を開始しました。対象はイランの港湾や沿岸地域に出入りする全ての船舶で、各国船舶にも適用されます。一方で、イランに寄港しない船舶のホルムズ海峡通過は認められています。これに対しイラン側は、国際水域での制限は違法であり「海賊行為に等しい」と強く反発。さらに周辺国の港湾も安全ではないと警告し、緊張は一段と高まっています。イスラエルも軍事作戦再開の準備を進めており、停戦維持には懐疑的な姿勢を示しています。こうした中、原油価格は急騰し、世界経済への影響が懸念されている。各国の思惑が交錯する中、情勢は不安定さを増している状況です。
4/1526,965円
(+274)
令和8年4月15日(水)の金相場は前日比274円の続伸となりました。1gあたりの金価格は26,965円です。トランプ米大統領は13日、イランとの協議決裂を受け、ホルムズ海峡を通過する船舶に対する封鎖措置を開始。対象はイランの港湾に出入りする全船舶で、同国経済の要である原油輸出を抑え、交渉での譲歩を引き出す狙いがあるとしています。米中央軍は多数の兵力と艦艇を投入し、封鎖開始から24時間で突破した船舶は確認されておりません。一方でイランは強く反発し、湾岸諸国への報復も示唆するなど緊張は一層高まっています。協議ではウラン濃縮停止期間などを巡り双方の主張が対立し、溝は埋まらなかったとのことです。ただ、水面下では再協議に向けた動きもあり、仲介国パキスタンが調整を続けている模様。軍事的圧力と外交交渉が並行する中、情勢は依然として不透明なままとなっています。
4/1626,961円
(-4)
令和8年4月16日(木)の金相場は前日比4円の下落となりました。1gあたりの金価格は26,961円です。トランプ米大統領は、イラン情勢を巡り中国の習近平国家主席に対し、武器供与を行わないよう要請する書簡を送ったと明らかにしました。習氏からは供与を否定する返答があったとのことです。米国は現在もイランへの海上封鎖を継続し、経済的圧力を背景に戦闘終結へ向けた交渉を進めています。トランプ氏は紛争が終結に近づいているとの認識を示し、石油価格も大幅に下落するとの見通しを示しました。一方で、イスラエルはレバノンでの軍事行動を継続しており、停戦の枠組みは依然不安定となっています。ホルムズ海峡では封鎖状態が続き、エネルギー供給への懸念が高まっている状況です。こうした中、米国とイランは停戦延長や再協議を検討しており、仲介国を中心に外交努力が続けられていますが、情勢は依然として不透明となっています。
4/1726,824円
(-137)
令和8年4月17日(金)の金相場は前日比137円の続落となりました。1gあたりの金価格は26,824円です。トランプ米大統領は16日、イスラエルとレバノンが10日間の停戦に合意し、17日に発効したと発表。これにより中東情勢の緊張緩和への期待が高まる中、米国とイランの次回協議が週末にもパキスタンで開催される可能性が示されました。トランプ氏は、イランとの合意が近いとの認識を示し、核開発問題の解決により原油価格やインフレの大幅な低下につながるとの見通しを強調しました。一方で、合意に至らなければ攻撃再開の可能性にも言及しています。イラン側も仲介国を通じた対話を継続していますが、核活動の停止期間や制裁解除を巡る立場の隔たりは大きいとみられています。ホルムズ海峡では封鎖が続き、エネルギー供給への懸念が残る中、情勢は改善期待と不透明感が交錯する状況にあります。
4/2026,655円
(-169)
令和8年4月20日(月)の金相場は前日比169円の続落となりました。1gあたりの金価格は26,655円です。イラン国営メディアは19日、米国との再協議への参加を拒否したと報じました。背景には、米国によるホルムズ海峡周辺での海上封鎖や、交渉における強硬な要求への不信感が挙げられます。停戦期間中にもかかわらず、米側は封鎖を継続し、イランはこれを「合意違反」と批判。さらに米軍は封鎖突破を試みたイラン船を拿捕するなど、緊張は一段と高まりました。トランプ大統領は、協議拒否の場合「発電所や橋を破壊する」と強く警告し圧力を強化。一方イランも報復を示唆し、海峡封鎖の姿勢を再び鮮明にしました。停戦期限が迫る中、対話より威嚇が前面に出る構図となり、情勢は不安定さを増しています。まるで火花が散る導火線の上で、両国が互いに距離を測り続けているかのような緊張感が絶えません。
4/2126,943円
(+288)
令和8年4月21日(火)の金相場は前日比288円の反発となりました。1gあたりの金価格は26,943円です。イラン高官は20日、パキスタンでの米国との和平協議への参加を前向きに検討していると明らかにしました。これまで強硬姿勢を維持してきたイランが態度を軟化させた背景には、米国による港湾封鎖の解除に向けたパキスタンの仲介努力が要因とみています。実際、同国軍幹部がトランプ大統領に対し封鎖が交渉の障害となっていると伝え、米側も検討姿勢を示したとされます。ただしイラン側は最終決定には至っておらず、停戦違反への不信感も根強く、協議再開の行方は依然不透明。一方、中東ではガザ情勢を巡る交渉も進展模索が続きますが、ハマスの武装解除が最大の争点となり難航しています。こうした中東全体の緊張緩和期待と不確実性の混在は、市場におけるリスク認識を揺さぶり続ける構図となっています。
4/2226,546円
(-397)
令和8年4月22日(水)の金相場は前日比397円の下落となりました。1gあたりの金価格は26,546円です。トランプ米大統領は21日、SNSでイランとの停戦延長を表明しましたが、イラン側はこれを否定し、双方の認識の食い違いが鮮明となりました。米国は協議継続の環境整備を狙った措置とみられる一方、イラン側は奇襲攻撃に向けた時間稼ぎとの警戒感を示しており、緊張緩和には至っておりません。仲介役のパキスタンは外交努力を加速させていますが、ホルムズ海峡問題や港湾封鎖など根本的な対立要因が解消されておらず、協議実現の不透明感は依然強いとみられます。現地では厳戒態勢のもと交渉準備が進みますが、代表団の参加可否も流動的な状況となっています。また、イスラエルとレバノンによる直接協議も再開されるなど、中東全体で対話の動きは見られるものの、同時に軍事的緊張もくすぶり続けています。情勢は依然として不安定であり、今後の交渉の進展が注視される局面にあります。
4/2326,570円
(+24)
令和8年4月23日(木)の金相場は前日比24円の反発となりました。1gあたりの金価格は26,570円です。イラン革命防衛隊(IRGC)は22日、ホルムズ海峡で船舶2隻を拿捕したと発表し、さらに複数船舶への発砲も明らかとなり、海域の緊張が一段と高まりました。イランのガリバフ国会議長は、米国による港湾封鎖が続く限り海峡再開は不可能と強調し、停戦の実効性にも疑問を呈しています。一方、トランプ米大統領は停戦延長を決定したものの、協議再開の見通しは立っておらず、双方の駆け引きが続く状況です。イランは新型弾道ミサイルの公開など軍事的姿勢を強める一方、米側も強硬派の存在を警戒しており、一触即発の構図は変わらないとみています。さらにメキシコは日本への原油輸出拡大を検討し、エネルギー供給の多角化の動きも浮上。こうした中、日経平均は停戦延長を好感し史上初の6万円台に到達するなど、市場は楽観と警戒が交錯しています。
4/2426,395円
(+45)
令和8年4月24日(金)の金相場は前日比45円の続伸となりました。1gあたりの金価格は26,395円です。トランプ米大統領は23日、イスラエルとレバノンの停戦を3週間延長すると発表しましたが、停戦発効後も戦闘は断続的に続き、情勢は依然不安定となっています。並行してホルムズ海峡を巡る緊張も高まり、米軍は機雷敷設船の撃沈や掃海作業の拡大を指示し、対イラン圧力を強化。一方でイランの軍事能力は依然として高く、ミサイル戦力や高速艇による戦術が脅威として残存しています。海上では多層的な攻撃手段が確認され、不確実性が増大。こうした中、エネルギー輸送の要衝を巡るリスクが市場や各国経済に影響を与える構図が鮮明となっています。さらに日米は大規模投資計画を進め、日本の3メガバンクが約3.6兆円規模の融資を検討するなど経済面の連携も加速。地政学リスクと経済協力が同時進行する中、国際情勢は複雑さを増しています。
4/2726,204円
(-9)
令和8年4月27日(月)の金相場は前日比9円の下落となりました。1gあたりの金価格は26,204円です。イランのアラグチ外相は、米国との戦闘終結に向けた交渉を仲介するパキスタンを再訪し、停戦実現に向けた協議を加速させました。イスラマバードでは軍トップと会談し、ホルムズ海峡の再開や海上封鎖の解除、賠償問題などを含む条件を提示。さらに新たな法的枠組みの導入にも言及しました。一方で、核問題は後回しとし、まずは海峡を巡る危機の解消を優先する提案が米国側に伝えられたとされます。ただイラン国内では対応方針がまとまっておらず、協議の先行きは不透明です。こうした中、和平協議の延期を受けて原油価格は急騰し、市場の緊張感も高まっています。米国の封鎖とイランの対抗措置がぶつかる構図の中、エネルギーと外交が絡み合う綱引きは続く模様です。
4/2826,277円
(+73)
令和8年4月28日(火)の金相場は前日比73円の続伸となりました。1gあたりの金価格は26,277円です。イランはホルムズ海峡の再開に向けた新提案を示し、まず戦争終結と再戦回避の保証を求める姿勢を打ち出しました。レバノン系メディアによれば、海峡の航行や核問題はその後に協議する二段階方式で、緊張緩和を優先する狙いがあります。米政府は提案を受領しましたが、トランプ政権内では懐疑的な見方も強く、核開発放棄への意思不足を指摘する声が出ています。一方で対話継続の方針は維持され、数日以内に対案提示の見通しです。こうした中、ロシアはドイツ向け原油供給の停止を発表し、エネルギー情勢はさらに不安定化。原油高の長期化観測を背景に、米FRBは政策金利据え置きが有力ながらも、利上げの可能性をにじませる難しい局面にある。中東情勢は外交・資源・金融を巻き込みながら、依然として出口の見えない緊張状態が続いている。
4/3025,653円
(-483)
令和8年4月30日(木)の金相場は前日比73円の続伸となりました。1gあたりの金価格は26,277円です。米連邦準備制度理事会(FRB)は29日のFOMCで、政策金利を3.50~3.75%に据え置く決定を下し、これで3会合連続の現状維持となりました。背景には、米国とイランの戦闘を巡る不透明感と、それに伴う原油価格の高止まりがあります。ホルムズ海峡の封鎖が続く中、WTIは100ドル前後で推移し、インフレ圧力と景気減速懸念が同時に進行する難局となっています。パウエル議長は今回が任期最後の会合となりますが、理事として残留する意向を示しました。一方、市場では利下げ観測が後退し、ドル買いが進行。円相場は一時160円台まで下落し、日本では株・債券・為替の「トリプル安」が発生。エネルギーと地政学が金融市場を揺らす構図が色濃く、FRBは慎重な姿勢を維持しながら次の一手を探る状況が続いています。

2026年4月の金相場に関して専門家の考察

2026年4月の金相場は、まるで緊張と期待が交互に波打つ「揺れる羅針盤」のような展開となりました。月初は米国とイランを巡る停戦観測を背景に金利低下とドル安が進行し、金価格は26,000円台後半へと上昇。しかしその後は、停戦発言と否定、さらには軍事的強硬姿勢が交錯し、中東情勢は一転して緊迫。安全資産としての需要が意識される一方で、短期的な利益確定売りも入り、価格は上下に振れる不安定な動きとなりました。中旬にかけては、ホルムズ海峡の封鎖問題が市場の中心テーマとして浮上。米国による海上封鎖やイランの対抗姿勢によりエネルギー供給リスクが高まり、原油価格は急騰。これに伴いインフレ懸念が強まり、金は再び上昇基調を強めました。ただし同時に金利上昇やドル高の圧力も意識され、上値は限定的となる場面も見られました。まさに「守り」と「逆風」がせめぎ合う局面です。下旬に入ると、停戦延長や協議再開の動きが断続的に報じられ、市場には一時的な安心感が広がるものの、根本的な対立構造は解消されず、不透明感は継続。さらにロシアの原油供給停止など新たなエネルギー要因も重なり、金価格は底堅さを維持しました。月末にはFRBが政策金利を据え置いたものの、インフレと景気減速が同時進行する難しい局面が意識され、ドル高進行が金の上値を抑制する形となりました。総じて4月は、地政学リスク、エネルギー価格、金融政策という三つの歯車が複雑に絡み合いながら金相場を動かした一か月でした。安全資産としての役割は一貫して維持されつつも、その価格は単純なリスク回避だけでなく、金利や為替といったマクロ要因に大きく左右される「多層構造」の様相を強めています。今後もこの繊細なバランスの中で、金は市場の心理を映す鏡であり続けるでしょう。

大嶋 雄介
著 者

大嶋 雄介

2010年にゴールドプラザに入社し、千葉店の店長として3年間で月間売上の最高記録を達成。鑑定士としてのキャリアをしっかりと積み上げました。その後、集客の戦略構想やSNSを活用したPR活動をしながら、リサイクル業界への深い理解と経験を積みました。現在は貴金属の換金業務に従事し、金融相場や市場動向の分析を通して緻密な専門知識を深化させています。BSテレ東「なないろ日和」や日本テレビ「ニュースゼロ」などに出演。

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