いつまでも美しく。ダイヤモンドのクリーニング
2015/07/14
ダイヤモンドは非常に美しい輝きを持った宝石ですが、経年劣化によってその美しい輝きが失われてしまうこともあります。
今回は、ダイヤモンドをいつまでも美しく保つためのクリーニング方法をご紹介しましょう。
ダイヤモンドに定期的なクリーニングが必要な理由
ダイヤモンドは、ほかの宝石よりも「こまめに」クリーニングすることが必要です。
それはダイヤモンドの性質に関係しています。
ダイヤモンドの特徴の一つとして、「親油性」が高いということがあげられますが、これは使用する上で油が付きやすいことを意味します。
例えば化粧品や食べ物に含まれる油、手の皮脂などが付きやすく、さらにダイヤに付着した油にゴミやほこりがくっついてしまうのです。
このような日常生活で付着してしまう汚れによって、ダイヤがどんどんくすんでしまいますので、いつまでも美しい輝きを保つためには、定期的なクリーニングが重要なのです。
ダイヤモンドは家でクリーニング?お店でクリーニング?
ダイヤモンドをクリーニングしようと考えた場合、自分でやるか、ショップに頼むか、悩むところだと思います。
あまりにひどい汚れの場合には、ショップに頼んだほうが良いでしょう。
自分でクリーニングしようとしてお手入れ方法を間違うと、変質や劣化を招いてしまうことが考えられます。
特にさまざまな素材を使用したジュエリーは要注意です。
一度プロに徹底的に綺麗にしてもらい、簡単なクリーニングを自分で定期的にする方法がベストです。
簡単!ダイヤモンドのクリーニングの方法
それでは、ご自分でダイヤモンドのクリーニングを行う方法をご紹介しましょう。
まず必要なものは以下の通りです。
●柔らかい布(ティッシュペーパー、キッチンペーパーでも可)
●ブラシ(毛が柔らかい物)
●中性洗剤かジュエリークリーナー
●洗面器などの水を溜める容器
●ぬるま湯
事前準備として、ダイヤモンドが指輪などの爪にしっかり留まっているか、揺れたりしないかを確認します。
ダイヤがしっかり留まっていない場合は、クリーニング中に外れて紛失してしまう事も考えられますので、ショップに修理を依頼しましょう。
1.ぬるま湯に中性洗剤やジュエリークリーナーを溶かします。
2.ダイヤモンドの指輪やネックレスを入れ、少しつけておきます。
3.ブラシで優しくこすります。ダイヤモンドを留めている爪の部分や、採光穴の部分も忘れずに洗います。
4.指輪を軽く揺らしながら、ぬるま湯ですすぎます。
5.お湯を変えてもう一度すすぎましょう。
6.柔らかい布で優しく拭き取ります。爪などの細かい部分に水分が残らないようにしっかりと拭きます。
7.自然乾燥またはドライヤーで軽く乾かします。
ダイヤモンドに皮脂や油などを付けないように注意を払っていても、アクセサリーを日常的に身につけているとどうしても汚れてしまいます。
ダイヤモンドのアクセサリーを1日身につけた後は、柔らかい布で汚れをふき取ってから保管しておくなど、日々のケアも大切です。