フェイクダイヤとして利用されるジルコニア-ダイヤモンドとの違いや魅力を解説
最終更新日:2025/07/29


大嶋 雄介
2010年にゴールドプラザに入社し、千葉店の店長として3年間で月間売上の最高記録を達成。鑑定士としてのキャリアをしっかりと積み上げました。その後、集客の戦略構想やSNSを活用したPR活動をしながら、リサイクル業界への深い理解と経験を積みました。現在は貴金属の換金業務に従事し、金融相場や市場動向の分析を通して緻密な専門知識を深化させています。BSテレ東「なないろ日和」などに出演。
◾️ 目次
ジルコニアはなぜフェイクダイヤと呼ばれるのか?
ジルコニアは、見た目がダイヤモンドに非常によく似ており、美しい輝きを放つことから「フェイクダイヤ(偽ダイヤ)」「模造石」として扱われることが多い石になりますが、一見すると高級感のある宝石に見えるため、ジュエリーやアクセサリーとして多くの人に選ばれているのです。特にキュービックジルコニア(CZ)はダイヤモンドの代用品として定番で、手頃な価格ながらも華やかさを演出できることから、若い世代を中心に人気があります。
フェイクダイヤのメリットと活用シーン

フェイク=悪ではない!フェイクダイヤの魅力
「フェイクダイヤ」「模造石」と聞くと、偽物というネガティブな印象を持つかもしれません。しかし、フェイクと理解したうえで選べば、実用性の高い選択肢となり得ます。例えば、ダイヤモンドのジュエリーは高価なため、日常的に身に着けるのをためらう方も多いでしょう。また、盗難や紛失のリスクを考えると、特別な場以外では使いづらいと感じることも。そうしたシーンで活躍するのがジルコニアのようなフェイクダイヤ。普段使いにはジルコニア、本物のダイヤは特別な日に使うなど、シーンに応じた使い分けが可能です。
キュービックジルコニアとは?

人工的に作られたダイヤモンドの代用品
キュービックジルコニアとは、酸化ジルコニウムをベースとした人工の結晶で、カルシウムやマグネシウムを添加して安定性と輝きを向上させた素材です。宝石として加工されると、ダイヤモンドにも劣らない輝きを放ちます。その輝きは時にダイヤモンド以上とも言われ、豪華さを求めるアクセサリーにはうってつけ。ただし、硬度や耐久性ではダイヤモンドに劣るため、長期使用には注意が必要です。
ジルコンとジルコニアの違い
混同されがちな二つの石
ジルコンとジルコニアは名前が似ていることから混同されることがありますが、性質は全く異なります。
項目 | ジルコン | ジルコニア |
---|---|---|
起源 | 天然石 | 人工石 |
見た目 | キラキラした輝き(天然特有の風合い) | 均一で派手な輝き |
使用例 | 誕生石・装飾品など | フェイクジュエリー・普段使い |
特に「ホワイトジルコン」や「カラーレスジルコン」はダイヤモンドに似ており、過去には代替品として使用されていました。しかし、現在では人工的に輝きが調整されたジルコニアが主流です。
ジルコニアを選ぶ際のポイント
ジルコニアは、見た目の美しさや価格の手頃さから普段使いのアクセサリーに最適です。特に次のような方におすすめです。
- ダイヤモンドのような輝きを楽しみたい
- 高価なジュエリーを日常使いするのに抵抗がある
- おしゃれを気軽に楽しみたい
ただし、ジルコニアとダイヤモンドでは資産価値や耐久性に大きな差があります。プレゼントや特別なジュエリーとして選ぶ場合は、相手の好みや価値観をしっかり確認しておくとよいでしょう。
まとめ|フェイクダイヤとしてジルコニアを賢く活用しよう
ジルコニアは、フェイクダイヤとして多くのメリットを持つ人工宝石です。美しい輝きと手に取りやすい価格から、普段使いのジュエリーとして広く愛されています。
本物のダイヤモンドとは明確に異なる価値を持ちますが、ファッションとして気軽に楽しむ分には非常に優れた選択肢です。正しい知識を持って、自分に合ったジュエリー選びを楽しみましょう。