2025年9月 金相場の価格推移
2025年9月 金相場の価格推移チャート
2025年9月 金相場の動向
2025年9月最高値 (9月3日) |
2025年9月最安値 (9月1日) |
平均買取金額 |
18,499円 | 17,809円 | 18,205円 |
2025年9月 金相場の価格推移
月日 | 買取相場 | 専門家のコメント |
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9/1 | 17,809円 (+192) | 令和7年9月1日(月)の金相場は前日比で192円の続伸となりました。1gあたりの金価格は17,809円とし、7月23日以来となる史上最高価格を更新しました。背景には9月FOMCでの追加利下げ期待があり、7月の米個人消費支出(PCE)価格指数が予想通りだったことも影響し、FRBが年内に2度の利下げを行うとの市場観測が強まりました。米市場は9月1日のレイバーデーを控え様子見姿勢が広がり、為替・株式市場は調整中心の展開となりました。国内金価格もドル建て相場の上昇を引き継いだ形となりました。一方、7月の米個人消費は4カ月ぶりの大幅増加となり、サービス価格の上昇がインフレを押し上げています。エコノミストはトランプ大統領による関税が財価格に波及し、今後インフレ圧力を強め消費を抑制する可能性を警告しています。ジャクソンホール会合でFRBのパウエル議長は雇用市場のリスクを踏まえ9月利下げに含みを持たせつつ、関税による物価上昇への警戒感も示しました。 |
9/2 | 18,020円 (+210) | 令和7年9月2日(火)の金相場は前日比で210円の続伸となりました。1gあたりの金価格は18,020円とし、2日連続となる史上最高価格を更新しました。金価格が史上初めて1万8000円を突破。1973年の価格公表開始以来、初の水準です。背景には米国の利下げ観測があり、ドル安を見込んだ投資家が金へ資産を移していることが挙げられます。また、トランプ大統領によるFRB理事解任を巡る騒動で、中央銀行の独立性への懸念が広がり、ドルや米国債の信認低下を警戒する動きも金需要を押し上げています。さらに中東情勢の緊迫化やロシア・ウクライナ間の攻撃激化により、安全資産としての金の価値が再認識されています。エネルギー市場では北海ブレント原油が1バレル=68.35ドル、米WTI原油は64.82ドルに上昇。ウクライナの無人機攻撃でロシアの石油処理能力の17%が停止したことが供給不安を高め、原油高と地政学リスクが金の上昇をさらに後押ししています。 |
9/3 | 18,499円 (+480) | 令和7年9月3日(水)の金相場は前日比で480円の続伸となりました。1gあたりの金価格は18,499円とし、3日連続となる史上最高価格を更新しました。米連邦控訴裁判所が、トランプ大統領による包括的な対外関税の多くを違法と判断したことにあり、安全資産としての金買いを強める要因となりました。トランプ氏は判決を受け入れず、政権として最高裁へ上告する方針を表明。判断が維持されれば「米国に壊滅的影響を与える」と述べており、早期の審理を求めています。連邦高裁は8月29日、トランプ氏がカナダ、メキシコ、中国に対してフェンタニル流入などを理由に発動した追加関税について、国際緊急経済権限法の不当適用だと判断し、大統領権限を逸脱した違法行為と認定しました。さらに関税差し止めの範囲については下級審の再審理を求めつつ、訴訟進行中は関税効力が維持されることに。こうした司法判断を背景に、市場は米貿易政策の先行き不透明感を意識し、金価格は一段と上昇しました。 |
9/4 | 18,493円 (-7) | 令和7年9月4日(木)の金相場は前日比で6円の下落となりました。1gあたりの金価格は18,493円です。3日間にわたる金価格の急騰による一旦の確定売りとなった模様です。9月に入り、FRBの早期利下げ観測や世界的な中央銀行の買い増し、地政学リスクの高まりがみられています。金は年初来で3割超上昇し、株式や商品、暗号資産を上回るパフォーマンスを示しました。トランプ大統領は関税政策やFRBへの介入を強め、独立性を脅かす姿勢を見せており、これがドル安と短期国債利回り低下を招き金需要を押し上げています。FRBのクック理事解任を試みるなど、次期議長人事を通じて中央銀行を従順化する可能性も指摘されたことも影響。一方、過去の経験から独立性が守られない場合、インフレ進行と経済不安が加速し、ドル急落と金買いがさらに強まる恐れがあります。アナリストは今後の金価格を3600~3900ドルでの推移と予測し、来年には4000ドル試す可能性も視野に入るとしています。 |

大嶋 雄介
2010年にゴールドプラザに入社し、千葉店の店長として3年間で月間売上の最高記録を達成。鑑定士としてのキャリアをしっかりと積み上げました。その後、集客の戦略構想やSNSを活用したPR活動をしながら、リサイクル業界への深い理解と経験を積みました。現在は貴金属の換金業務に従事し、金融相場や市場動向の分析を通して緻密な専門知識を深化させています。BSテレ東「なないろ日和」などに出演。
2025年(1月~12月) 金相場の価格推移
過去の金相場の価格推移

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