2025年10月 金相場の価格推移
2025年10月 金相場の価格推移チャート
2025年10月 金相場の動向
2025年10月最高値 (10月17日) |
2025年10月最安値 (10月2日) |
平均買取金額 |
23,062円 | 20,003円 | 21,223円 |
2025年10月 金相場の価格推移
月日 | 買取相場 | 専門家のコメント |
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10/1 | 20,133円 (+56) | - |
10/2 | 20,003円 (-130) | 令和7年10月2日(木)の金相場は前日比で130円の下落となりました。1gあたりの金価格は20,003円です。相場の急騰したが故に起きる反動(利益確定売り)や円安傾向の緩みなどが下落の要因とみられます。米連邦政府は10月1日午前0時(米東部時間)、予算審議の不調で一部機関を閉鎖。政府閉鎖は2018~19年以来約7年ぶりとなります。上院で共和党主導の暫定予算案が否決され、民主党は医療保険補助延長を条件に協力を拒否しました。結果、約75万人の職員が自宅待機となり、航空管制や運輸保安官への給与停止で航空便への影響が懸念されます。国立公園や博物館も閉鎖の見通しで、雇用統計や消費者物価指数(CPI)など重要経済指標の公表も停止する可能性も。米軍や国境管理、郵便、年金給付など緊急性の高い業務は継続予定ですが、閉鎖が長期化すれば社会や経済に深刻な混乱を招きかねません。共和・民主両党の対立は依然激しく、トランプ大統領は閉鎖を利用した職員削減に意欲を示し、責任は民主党にあると強調しています。 |
10/3 | 20,016円 (+13) | 令和7年10月3日(金)の金相場は前日比で14円の反発となりました。1gあたりの金価格は20,016円です。米連邦議会で予算案が不成立となり、政府機関の一部閉鎖が始まった影響が日本にも及んでいます。米海軍横須賀基地は10月5日に予定していた「ヨコスカフレンドシップデー2025」の中止を発表。普天間基地のイベントも同様に取りやめとなりました。米政府関連の公式Xも更新が制限され、在日米軍や大使館は職員の給与停止や業務縮小に関する声明を出しています。林官房長官は「内政問題」としてコメントを控えたが、米政府との意思疎通は維持すると説明。一方、トランプ大統領は政府閉鎖の責任は民主党にあるとし、数千人規模の職員削減を示唆。労働統計の発表延期など経済への影響も懸念されます。与野党の対立が長期化すれば、米国内外にさらなる混乱を招く恐れがあります。 |
10/6 | 20,555円 (+539) | - |
10/7 | 21,076円 (+521) | 令和7年10月7日(火)の金相場は前日比で521円の続伸となりました。1gあたりの金価格は21,076円です。米政府機関の閉鎖が長期化し、トランプ大統領が数千人規模の職員削減を示唆するなど、政治の不透明感が高まる中で安全資産としての金需要が急増。金現物は一時1オンス=3,972ドル、先物も3,997ドルと過去最高値を記録しました。国内では、自民党総裁選で高市新総裁が就任したことを受け、積極財政への期待と円安進行が同時に進展。ドル円は約2カ月ぶりに150円台へ下落し、日経平均は48,000円台を突破する場面も。円安とドル建て金の上昇が重なり、国内金価格の上昇を後押し。投資家の間ではドル離れや「ディベースメント取引」(通貨価値下落へのヘッジ)による金・銀・暗号資産への資金流入が強まり、米経済への警戒が広がっています。 |
10/8 | 21,441円 (+364) | 令和7年10月8日(水)の金相場は前日比で364円の続伸となりました。1gあたりの金価格は21,441円です。為替市場では新総裁・高市氏の金融緩和姿勢が意識され、円キャリートレードを背景に円安が進行。ドル円は一時152円台をつけ、約8カ月ぶりの水準となりました。財政悪化懸念による円売りに加え、対ユーロでも史上最安値を更新するなど円安が加速。一方、米国では政府機関の一部閉鎖が7日目に入り、政治対立の長期化懸念が残るものの、市場は限定的な影響にとどまるとの見方が支配的。AI関連株の上昇が支えとなり、S&P500は史上最高値を更新しました。金相場は円安とドル建て価格の堅調推移を背景に国内価格が上昇。安全資産としての需要が根強く、為替要因による価格押し上げが続いています。 |
10/9 | 21,613円 (+173) | 令和7年10月9日(木)の金相場は前日比で173円の続伸となりました。1gあたりの金価格は21,613円です。背景には円安と米金融政策の不透明感があります。ドル円は一時152.74円まで上昇しましたが、153円で上値の重さが確認されました。米連邦準備制度理事会(FRB)が公表した9月会合の議事要旨では、年内の追加緩和を支持する声が多数を占め、市場は利下げ長期化を織り込む動き。こうした環境下で、円の安全資産としての信頼が揺らぎ、代替資産としての金需要が強まっています。一方、米政府機関の閉鎖が続き、25万人超の職員が給与未払いとなるなど、政治的混乱が深刻化。経済への悪影響懸念が高まる中、投資資金が金に流入している模様です。為替主導の上昇と安全資産需要の再燃が重なり、金相場は引き続き強含みの展開となりそうです。 |
10/10 | 21,516円 (-97) | 令和7年10月10日(金)の金相場は前日比で97円の下落となりました。1gあたりの金価格は21,516円です。今週1,500円近く上昇していた反動から、ドル建て金価格の下落を受けた利益確定売りが広がりました。背景には、イスラエルとハマスが米国の仲介で停戦・人質交換に合意したことが挙げられます。イスラエル内閣は停戦合意を承認し、24時間以内に戦闘停止、人質解放が進む見通し。2年超に及んだガザ紛争では死者6万7千人超に達し、人道危機が深刻化。和平合意の報を受け、中東各地では停戦と流血の終結を喜ぶ声が上がりました。トランプ米大統領は調印式出席のため中東を訪問予定で、外交的成果を強調しています。地政学リスクの緩和が一時的に金の安全資産需要を後退させ、国内金価格の下押し要因となったとみられます。 |
10/14 | 22,135円 (+618) | 令和7年10月14日(火)の金相場は前日比で618円の反発となりました。1gあたりの金価格は22,135円です。国内では公明党の連立離脱を受け、政局不安が強まり「高市トレード」が失速。東京株式市場では日経平均が一時700円超下落し、投資家心理が急速に悪化したものと思われます。株安を嫌気した円買いが進んだものの、ドル円は152円台前半で推移。安全資産としての金需要が再燃した格好です。一方、米国では政府機関の一部閉鎖が13日目に突入。ベセント財務長官は「実体経済に影響が出始めている」と警告し、各機関で職員の一時帰休や解雇が進行中。財務省や保健福祉省、CDCなどで計4,200人超が解雇対象となり、経済への懸念が強まっている状況です。こうした政治・経済の不透明感が世界的なリスク回避姿勢を強め、国内外で金相場を下支えする要因となりました。 |
10/15 | 22,260円 (+126) | 令和7年10月15日(水)の金相場は前日比で126円の続伸となりました。1gあたりの金価格は22,260円です。背景には米中貿易摩擦の再燃と米金融政策への思惑が挙げられます。トランプ米大統領は中国のレアアース輸出規制強化を受け、11月1日から中国製品に100%の追加関税を課す方針を示しました。グリア米通商代表は「実施は中国の行動次第」と述べましたが、交渉は難航している模様です。世界のハイテク供給網を巡る対立が再び市場の不安を刺激し、安全資産の金に資金が流入しました。加えて、米連邦準備理事会(FRB)の利下げ観測が強まり、ドル安と金利低下が金相場を押し上げ。国際金価格は一時1オンス=4,179ドルと史上最高値を更新し、銀も連れ高となりました。国内市場では円安基調が続くなか、円建て金価格も高値を維持。政治・経済の不透明感を背景に、投資家のリスク回避姿勢が一段と強まっています。 |
10/16 | 22,404円 (+144) | 令和7年10月16日(木)の金相場は前日比で144円の続伸となりました。1gあたりの金価格は22,404円です。ニューヨーク金先物は続伸し、4日連続で過去最高値を更新しました。トランプ米政権が中国に対し100%の追加関税を課したことにより、米中関係の悪化が懸念されています。一方で、パウエルFRB議長は講演で、前回FOMC以降の経済見通しはほぼ変わっていないとし、10月28日から29日のFOMCで追加利下げの可能性を示唆しました。この影響で金相場は堅調に推移しつつ、上昇速度を加速させています。為替市場では、米中貿易摩擦の懸念からドルが売られ、ドル円は一時150円台後半に達しました。国内の金価格も最高値を更新し続けています。 |
10/17 | 23,062円 (+658) | 令和7年10月17日(金)の金相場は前日比で658円の大幅続伸となりました。1gあたりの金価格は23,062円です。ウォラー米連邦準備理事会(FRB)理事が講演で「今月のFOMC(連邦公開市場委員会)では政策金利を0.25%引き下げるべき」と発言したことを受け、追加利下げへの期待が高まりました。さらに、米政府機関の一部閉鎖懸念や米中貿易摩擦の長期化など、先行き不透明感が強まっており、安全資産として金を買う動きが続いています。為替市場ではドル円が150円台前半で推移し、やや円高ドル安方向へ。これを受けて、国内の金相場も上昇基調を維持し、10月17日(金)時点で4営業日連続の過去最高値更新となっています。 |

大嶋 雄介
2010年にゴールドプラザに入社し、千葉店の店長として3年間で月間売上の最高記録を達成。鑑定士としてのキャリアをしっかりと積み上げました。その後、集客の戦略構想やSNSを活用したPR活動をしながら、リサイクル業界への深い理解と経験を積みました。現在は貴金属の換金業務に従事し、金融相場や市場動向の分析を通して緻密な専門知識を深化させています。BSテレ東「なないろ日和」などに出演。
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