日本では取れない?ダイヤモンドの産出国

2015/06/30

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私たちがジュエリーとして目にする美しいダイヤモンドは一体どこで取れているのでしょうか。

ここではダイヤモンドの産出国についてご紹介しましょう。

ここが発祥!ダイヤモンドを最初に発掘したのはインド

ダイヤモンドが最初に発見されたのはインドです。

それからしばらくの間は、ダイヤモンドの産出国トップに君臨していましたが、徐々に産出量が低下していきます。

その後、別の国でも鉱脈が発見され、世界各国でダイヤモンドが産出されるようになりました。

近年では、ダイヤモンドの産出国の上位にランクインすることはなくなりましたが、今もなお流通、研磨、販売が盛んに行われています。

現在のダイヤモンドの産出国

現在のダイヤモンド産出国第1位はロシアですが、2位以降はコンゴ民主共和国、ボツワナ、ジンバブエなど、ダイヤモンド産出国上位はアフリカ諸国が占めており、アフリカ全土に渡ってダイヤモンドの採掘が行われています。

最初はインドが産出国第1位でしたが、18世紀にはブラジル、その後はアフリカと、有力な鉱脈が発見されるたびに、産出国第1位が入れ替わってきました。

2012年のダイヤモンド産出国ランキング、ベスト10は以下のような国々です。

1位:ロシア(34,900カラット)
2位:コンゴ民主共和国(21,566カラット)※アフリカ大陸
3位:ボツワナ(20,570カラット)※アフリカ大陸
4位:ジンバブエ(12,100カラット)※アフリカ大陸
5位:カナダ(10,451カラット)
6位:オーストラリア(9,182カラット)
7位:アンゴラ(8,333カラット)※アフリカ大陸
8位:南アフリカ(7,076カラット)※アフリカ大陸
9位:ナミビア(1,629カラット)※アフリカ大陸
10位:シエラレオネ(541カラット)※アフリカ大陸

上位10か国中7か国がアフリカ大陸の国々で、この10か国で99%の産出量を賄っています。

また、近年では良質で希少なダイヤモンドが取れるオーストラリアが注目されています。

ダイヤモンドの採掘方法

ダイヤモンドの採掘方法は、時代と共に変化してきました。

ここでは、ダイヤモンドを採掘する3つの方法をご紹介します。

バンニング

ダイヤモンドの最も古い採掘方法は、バンニングと呼ばれる、川の土をすくって水ですすぎ、その中から原石を探す原始的なものです。

今も砂金などを探すときに用いられている方法なので、採掘しているところをイメージできる方も多いと思います。

パイプ鉱山

地中深くまで穴を掘り、そこから穴を横に広げていく採掘方法です。

上記のバンニングでは、地表に出たダイヤモンドのみを採掘しますが、この方法では地中に埋まったダイヤモンドも採掘できます。

この方法が確立したおかげで、ダイヤモンドの産出量は飛躍的にアップしました。

漂砂鉱床

ダイヤモンドの原石は、川や海岸に流された砂などの中から採掘されることもあります。

その名のとおり、流水によってダイヤなどの原石が堆積物中に集まることを漂砂鉱床と言います。

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ダイヤモンドと戦争の関係性

アフリカ大陸には世界有数のダイヤモンド産出国がありますが、貧困や内戦によって命を落とす国民が多いという悲しい現実があります。

ダイヤモンドを売ったお金は、戦いのために使われることが多く、ダイヤモンドを採掘すればするほど、戦争が長引く原因になってしまうのです。

戦争の資金源となるダイヤモンドを「紛争ダイヤモンド」、「汚れたダイヤモンド」、「血塗られたダイヤモンド」と呼ぶこともあります。

紛争ダイヤモンドが市場に出回らないように国際社会も努力していますが、いまだ無くならないのが現状です。

今回は、ダイヤモンドの産出国についてご紹介しました。

ダイヤモンドの産出国の状況を知ることで、ダイヤモンドにまつわる歴史の奥深さを感じられるのではないでしょうか。

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