金の3通りの購入方法とは
2015/08/30
一般的にはアクセサリーや調度品という形で購入する金ですが、投資や資産運用のためとしての購入方法もあります。
そこで、これから金を自分の財産として活用したい、そのように考えたときに知っておきたい、現物として購入するときの「金の3通りの購入方法」について、詳しくご紹介します。
金の主な購入方法は3通り
金を現物購入する主な方法としては、以下の3通りの方法があります。
1.金地金を購入する
2.地金型金貨を購入する
3.純金積み立て
現物購入する方法とは、それぞれどんなもので、どうやって購入するのでしょうか。
今後の金の現物購入に参考となるよう、それぞれの購入方法や特徴について紹介します。
1.金地金
「金地金」という言葉、聴き慣れない方がいるかもしれませんが、俗にいう金の延べ棒のことで、金地金商や鉱山会社や商社、一部銀行などで買うこともできます。
大きさとしては5g~1㎏まで、数種類用意されているのが一般的です。
火事で燃えてしまうこともありませんので、何かあったときに使える財産として購入するのは、うってつけの方法です。
また「金を購入した!」という実感が一番あるのが金地金を購入する方法ではないでしょうか。
ただし、盗難などの被害にあってしまう可能性も考えると、保管時のセキュリティーには気を付けなければいけません。
そうすると購入した金地金を保管するコストもかさんでしまいます。
また500g未満の金地金の場合は「バーチャージ」という手数料がとられてしまうこと、売却するときなどの手数料も考えなくてはなりません。
また小売価格と買取価格の差「スプレッド」で損をしてしまうこともあるので気を付ける必要があります。
2.地金型金貨
次に地金型金貨の購入です。
金貨といってもオリンピックなどイベント時に発売されるような記念の金貨とは違い、世界の各国の造幣局で発売されていますので、貴金属ショップなどで購入する事ができます。
金額としては金地金の時価に少額ながら「プレミアム」上乗せ金をプラスして売買されます。
少額から購入でき、売買手数料もかからないのですが、為替変動によって元本割れする場合も。
また金貨も保管するときにはセキュリティーに気を付けましょう。
3.純金積立
自分自身の口座から一定額が引き落とされて、日々の変動に合わせて自動的に買い付けをし、保管もしてくれるという購入方法です。
貴金属やカード会社などでも扱われています。
手元に金があるわけではないので、金を保有しているという実感は少ないかもしれませんが、価格変動によるリスクを避けセキュリティー面でも安心できる購入方法です。
資金や目的に合わせたものを選ぶ
これら3通りの購入方法は、「購入時の資金に合ったもの」を基準にするのがおすすめです。
どの購入方法でも1gあたりの金の価格に変わりはありませんが、金地金の場合は5g以上、地金型金貨の場合はもう少し小さいものもあります。
純金積み立てなら月3、000円から購入可能です。
ただ、金地金の場合のバーチャージや手数料など、金の購入時にかかる手数料も加味して購入方法を選びましょう。
また、自分はどのぐらいの資金を金の購入に充てることができるのか、投資目的なのか、いざというために手元においておきたいのかなど、金の購入を行う目的も購入方法を選ぶポイントになります。
つまり、どの購入方法を選択するかというのは、あなた自身に合ったものを選べばいいということです。
まずは自分に合った購入方法を考えてみてはいかがでしょうか。