金の3通りの購入方法とは【最新】金の購入方法のおすすめ!メリットや注意点を詳しく解説金の3通りの購入方法とは
最終更新日:2025/06/09


大嶋 雄介
2010年にゴールドプラザに入社し、千葉店の店長として3年間で月間売上の最高記録を達成。鑑定士としてのキャリアをしっかりと積み上げました。その後、集客の戦略構想やSNSを活用したPR活動をしながら、リサイクル業界への深い理解と経験を積みました。現在は貴金属の換金業務に従事し、金融相場や市場動向の分析を通して緻密な専門知識を深化させています。BSテレ東「なないろ日和」などに出演。
◾️ 目次
金の主な購入方法は3通り
一般的にはアクセサリーや調度品という形で購入する金ですが、投資や資産運用のためとしての購入方法もあります。そこで、これから金を自分の財産として活用したい、そのように考えたときに知っておきたい、現物として購入するときの「金の3通りの購入方法」について、詳しくご紹介します。
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1.金地金(インゴット)
金地金の特徴
金地金とは、精錬された純金をバーやインゴットの形状にしたものです。一般的には1g、10g、100g、500g、1kgなどのサイズがあり、いずれも99.99%など高純度で流通します。インゴットは流動性が高く、刻印やシリアルで品質保証されている点が特徴です。
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金地金購入のメリットとデメリット
メリット
- 資産価値の安定性:金相場に連動し、インフレや通貨下落のヘッジになる。
- 換金性の高さ:ブランド性があり、国内外で換金しやすい。
デメリット
- 保管コスト:家庭用金庫や貸金庫の費用がかかる。
- 盗難リスク:重量があるため、運搬・保管時にリスクあり。
- 購入時のプレミアム:小口購入だと手数料が割高になる。
2.金貨(地金型)
金貨の種類
代表的な金貨には、カナダのメイプルリーフ、アメリカのイーグル、南アのクルーガーランドなどがあります。いずれも各国政府が品質を保証しており、99.99%以上の純度が保証されています。これらは歴史的価値もあり、投資面・収集面でも評価されています。
金貨投資のメリットとデメリット
メリット
- プレミアム価値:ブランドや希少性によって地金より高く評価される場合あり。
- コレクション性:収集としての楽しみもあり、長期的な価値保持につながる。
デメリット
- 元本割れリスク:為替や流通プレミアムにより購入価格より下回る場合がある。
- 盗難リスク:小さくても金額が大きいので盗難対象となりやすい。
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3.純金積立(金の積立投資)
純金積立の仕組み
純金積立は、月々一定額を引き落とし、自動的に金を買い付け累積していく投資法です。一般的には数千円から始められ、証券会社や金属商が運営します。口座内で購入単位が積み立てられ、後から任意のタイミングで現物受取・売却が可能です。
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純金積立のメリットとデメリット
メリット
- ドルコスト平均法:価格変動リスクを抑えながら積立が可能。
- 手間が少ない:自動引落・保管も業者任せで簡単。
デメリット
- 手数料負担:管理費や購入時手数料が積み重なるとコスト増に。
- 換金制限:タイミングによっては現物受け取り・売却に一定の制約あり。
金はどこで購入するのがおすすめ?
購入方法 | 特徴 | 手数料 | サービス | メリット・注意点 |
---|---|---|---|---|
貴金属専門店 | 実物確認可能 | 中〜高 | 専門家相談・即時受渡し | 安心だがプレミアム高 |
証券会社 | ETF/株/積立 | 比較的低 | ネット取引、口座管理 | 流動性高く手軽 |
銀行・郵便局 | インゴット、積立 | 中 | 知名度高く安心 | 申込手続きが必要 |
オンライン | ネット注文可 | 店舗より安価 | 宅配・宅配保険 | 信頼性・配送リスクに注意 |
百貨店 | 対面+保証あり | 中 | アフターサービス充実 | キャンペーンなどあり |
1.貴金属専門店での購入方法
店舗で相談しながら金商品を選び、購入申込・決済後すぐ手に入ります。実物を確認でき、専門スタッフのアドバイスも得られるのが魅力です。ただし、プレミアム額や販売手数料が加算される点に留意。
2.証券会社での購入方法
金ETFや金関連株を証券口座で購入する方法です。リアルタイム取引が可能で、流動性に優れています。現物と違い保管不要で、少額から積立も可能。配当や利息はありませんが、証券会社の手数料だけで済むケースも多く、コスト面で有利です。
3.銀行や郵便局での購入方法
銀行や郵便局では金地金や純金積立を受け付けています。窓口で申し込み・振込後に金が口座に積立され、一定額貯まれば現物引取も可能。手数料は中程度ですが、信頼性が高く初心者にも安心です。
4.オンラインショップでの購入方法
ネット市場で金地金や金貨を購入できます。ネット注文→振込→宅配という流れです。価格優遇が受けられる場合が多いですが、配送中の紛失・偽物リスク、信頼性の確認が必須です。保険付き配送や大手ショップ選択をおすすめします。
5.百貨店での購入方法
百貨店の貴金属売場では実物確認・品質保証があり、キャンペーンやポイントバックもあります。接客が丁寧で、アフターサービス・保証制度が充実。手数料は中程度で、安心を重視する層に適しています。
金購入時にかかる費用と手数料の仕組み
- 本体価格:国際相場に連動
- プレミアム:流通コスト・ブランド料
- 販売手数料:店舗・重量によって変動
- 保管料:貸金庫・保険料など
- 換金時コスト:売却手数料・税金等
金購入時の価格構成要素とは?
金価格は「地金価格+加工費+販売マージン」で構成されます。国際相場はリアルタイムで変動し、これに流通コスト・小売店の利幅が加算されます。そのため、実際の購入価格は国際相場より数%高くなるのが通常です。
購入手数料の相場と比較ポイント
- 専門店:重量が小さいほど手数料(数千円〜)
- 証券会社:ETFなら売買手数料数十〜数百円程度
- 銀行:積立/インゴットで中程度
- オンライン:ショップによって変動、送料無料・割引有
手数料重視なら証券会社やネットショップがおすすめ。
保管料や維持費用について知っておくべきこと
保管方法 | 年間費用 | 安全性 |
---|---|---|
家庭用金庫 | 数千〜1万円 | 自己管理だが盗難リスクあり |
貸金庫 | 年数千〜1万円 | 高セキュリティだが手続き必要 |
業者保管 | 管理料数% | 安心だがコスト高 |
比較ポイント:コストか安全性か、自分に合う方法を選びましょう。 |
将来の売却時にかかる費用と税金
金売却では売却手数料がかかり、さらに「譲渡所得税」の課税対象となります。短期売買より長期保有が税率優遇されるケースもあります。200万円以上の取引では申告が義務付けられ、未申告によるペナルティもあります。
関連記事:税金・申告方法
金購入時の5つの重要な注意点
- 信頼できる業者選び
- 金の真贋確認
- 適切な保管方法
- 購入タイミング
- 換金性への配慮
信頼できる業者を見分ける
協会加盟、実績、口コミ評価、高度な鑑定能力のある業者が安心です。逆に「価格が過度に安い」「保証なし」「店舗情報不透明」な業者は要注意。
関連記事:高額購入時のリスク
本物の金かどうか確認する
刻印チェック(純度・重量・シリアル)や比重計測は素人でもできる基本の真贋確認方法。専門的にはX線分析などがあります。疑いがある場合は鑑定書付き商品を選ぶとよいです。
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適切に保管し盗難対策を徹底する
推奨保管方法は、貸金庫・家庭用金庫・業者保管の3択。盗難防止には①頑丈な金庫設置②防犯カメラ設置③家族以外に購入を知らせない――などの対策が効果的です。
関連記事:保管方法
購入タイミングを見極める
金価格は経済指標・利上げ・地政学リスクなどに影響されます。過去のチャートを参考にすることで底値圏や上昇トレンドの見極めが可能です。
関連記事:相場動向
将来の換金性を考慮する
換金性が高いのはインゴットや主要金貨。限定コインや希少品は換金に時間や費用がかかる場合あり。将来の売却目的があるなら、流動性の高い商品を選びましょう。
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初心者におすすめの金購入方法と始め方
初心者には「小口金地金(5g~)」「純金積立」をおすすめします。まずは月1万円程度から始め、少額で継続して金に慣れることが大切です。よくある失敗は「価格変動への過剰反応」「保管費用の過小見積もり」「信頼業者未調査」。これらを避けるため、少額で継続投資→理解を深めながら段階的に拡大すると良いです。
初めての金購入に最適な商品とは?
初心者には、小口の金地金(5g~)や純金積立が適しています。少額で購入でき、価格変動を極端に影響しません。避けるべきはプレミアムが高い記念コインや希少コレクション品。まずは純粋な地金や積立で基礎を築きましょう。
少額から始める金投資の方法
1万円程度から始めるなら、証券会社の金ETFや積立口座がおすすめです。インゴットでは10g単位の購入も可能。少額投資のメリットはリスク分散と心の負担軽減。リスクは流動性・手数料に注意が必要です。
長期保有と短期売買どちらが向いている?
長期保有:インフレヘッジや危機対策に有効。税制面でも譲渡控除あり。
短期売買:金相場が急変する局面を狙えるがスプレッド・手数料負担が大きくなる傾向。
初心者には価格変動に振り回されにくい長期保有が向いています。
分散投資における金の位置づけ
資産ポートフォリオにおいて、金は株式や債券と逆相関傾向がある防御資産です。目安として全体資産の5〜10%程度を金に配分すると分散効果が期待できます。相関関係を理解し、バランスを取りながら投資しましょう。
金購入のメリットとデメリット
メリット・デメリット対比
項目 | メリット | デメリット |
---|---|---|
インフレヘッジ | 通貨価値下落に強く、歴史的にも有効 | 配当や利息がなくキャッシュフローゼロ |
世界共通価値 | どの国でも換金可能で流動性高い | 保管に手間や費用がかかる |
有事の資産防衛 | 経済危機時にも価格が下がりにくい | 購入に税務申告・200万円超は確認が必要 |
実物安心感 | 実物保有で心理的安全感あり | 税務署に把握されやすくなる(200万円以上) |
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資金や目的に合わせたものを選ぶ
上述の通り、自分の資金量・目的(資産防衛、インフレ対策、緊急時の換金可否など)に応じて最適な購入方法を選ぶことが大切です。最初は少額・簡便な手段から始め、理解が深まるにつれて選択肢を広げていきましょう。
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